ゴマ,シンカイジンジャノカミ,サイノカミ 1987年 長野県 昔,新海神社の神様とサイノカミの神様とがばくちを打った。新海神社の神様が負けてごま畑へ逃げ込んでごまで目を突き、眼をつぶしてしまった。以後,田ノ口の村ではごまを作らない。
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ゴマ,スワノミョウジン 1987年 長野県 昔,佐口の氏神様である諏訪の明神様がごま畑で転び,ごまのさやで目を突いて難儀した。そのためここではごまを作ってはいけない。
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ゴマ,シンカイサマ 1987年 長野県 新海神社の祭神である新海様がごま畑で転んでごまの木で目を突いた。そのため,今でも新海神社の氏子はごまを作ってはいけない。
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ゴマ,アズマヤサンノカミ 1987年 長野県 四阿山の神様が神川流域を見て回った時,ごまの実のからで目を突いて痛めた。そのため,神川の川下ではごまを作らない。
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サンノウサマ 1982年 新潟県 氏神である、日吉神社の山王様はよく夜水を引きに出たり、瓜をもぎに出たりしていたが、ある晩、犬にほえられて逃げ、牛の糞にすべって転び、ゴマガラで目をつき、片目になったので村ではゴマを作らないという。
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ゴマ,ワタ,ハクサンサマ 1987年 長野県 夫神様から逃れてきた白山さまがごまとわたの畑で目を突いてしまった。白山さまは腹を立ててごまとわたを全部抜き取ってしまった。以来,山家神社のある神川の左岸ではごまとわたができず,また作ってもいけない。右岸では作ってもよいとされる。
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カッパ 1934年 高知県 百姓が馬を川端につないでおいたら、カッパが出て、引きずり込もうとして、かえって馬に引きずられた。打ち殺されかけたが、村の男女牛馬鶏犬のすべてに害をくわえないという条件で許された。以後6月15日に、村で河童祭を営む。
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サクモツキンキ,ゴマ,カミ,(ゾクシン) 1916年 長野県 昔、鎮守の神様が京都からこの地に入る時、胡瓜の蔓に引っ掛かって倒れ、胡麻で目を突いてしまったので、それ以降胡麻を作ることが禁止された。もし禁を犯して胡麻を作れば、必ず目の病気を患うという。
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カミサマ,キンキ 1937年 福島県 昔、神様が芋穀ですべり、胡麻で目を突き、石竃に入って怪我をしたので、草のでは里芋、胡麻は作らす、石竃も築かない。
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ヤマイヌ 1943年 長野県 山犬を拾って育てていたが、猟に出た夜にその山犬食われそうになり射殺して難を逃れた。その後3年、村では悪い病と凶事が続いたので、犬の祟りということになり、祖先が頭蓋を拾ってきて犬山之神として祀る事にした。
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ゴマ,カミサマ 1987年 長野県 神様がごまの木で目を突いたので,のぼり立てから上ではごまは作ってはいけない。
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ウシクラミョウジン 1956年 神奈川県 祭神が牛に跨り田の側を通っている時に、稲のために目を怪我した。以来牛を飼うことと田を作ることができなくなった。また開田を計画したら、祟りで狂人が出ると噂される。
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ミョウケンサマ 1968年 愛媛県 妙見様は元は二神で一番高い山の上に祭られていたが、沖の船を転覆させるので、沖が見えない少し下の谷間に移動して、庄屋の二神氏のまつり神と合祀した。霊験あらたかだが、女人禁制である。妙見様は犬とキジが大嫌いなので、二神には今でもそれがいないという。
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ゴマ,ムギ,ハチマンサマ 1964年 福島県 若宮八幡宮には植栽禁忌がある。昔八幡様が麦の幹にすべってころび、ごまの幹で目をついたので、今も麦とごまを作らないという。戦時中にねぎ様に拝んでもらってごまはつくってもよいことになった。
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チンジュ,カンノンサマ 1977年 福島県 小土山の鎮守が、ゴマ殻で屋根を葺いた木小屋で寝ていたが、サイノカミの火勢に驚いて、すべって井戸に落ちた。あるいは、観音様が木小屋から滑り落ちてゴマ殻で目をついて目が見えなくなった。それ以来、ゴマを作らず、木小屋も井戸も造らず、サイノカミもやらないという。
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ゴマ,リュウジン 1987年 長野県 昔,小沼の真楽寺の池の竜神が諏訪湖へ行く途中,小田井でささぎに引っかかって転び,横根のごまの実で目を突いて痛めた。そのため小田井ではささぎを,横根ではごまを作らない。作れば祟りがあるという。
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アマノマヒトツノカミ 1947年 島根県 昔、天目一箇神がなぶれてきたが、人相が悪かったので犬が吠え掛かった。この際、天目一箇神が蜜柑の木に登って助かったため、祭りのときに蜜柑を備えるのだという。
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(シアサンジンジャノカミサマ) 1986年 埼玉県 下阿久原の四阿山神社の神様が白い神馬で出征した時、神馬が稲株につまずき、神様が落馬した。それ以来下阿久原では米を作らない。
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(イヌガミ) 1980年 岡山県 備前児島郡の農民は昔犬神を祀ろうと思ったが、犬を殺した場所のわずか数間離れたところには、五穀は実ることなく、また家を建てるとその家に怪事が絶えないという。
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ゴマ,スワミョウジン 1987年 長野県 諏訪明神がごまの葉で目を突いたので,八千穂村崎田ではごまを作らず,ごまの畑にも入らない。
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