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検索対象事例

ヘビ
1989年 長野県
じんがの下に住んでいた医者が、村人の栄養不良を憂えてねずみや蛙など捕って動物性たんぱく質をとるようにすすめた。するとその家の老爺の夢に蛇が現れて、「自分たちの餌がなくなって困っているのでそれを話せ」と言った。医者は一笑に付し、村ではそのまま蛙などを食べ続けた。

類似事例(機械学習検索)

ヘビ,カンノン
1989年 長野県
じんがの下に住んでいた医者が、村人の栄養不良を憂えてねずみなど捕って動物性たんぱく質をとるようにすすめた。するとその家の老爺の夢に蛇が現れ、自分たちの餌が無くなるから止めろと言った。しかし止めなかったところ、医者の息子が蛇に底なし沼に引きずられそうになった。助かったが、その日の夢に蛇が出て今度は「止めないと皆殺しにする」と言った。村人は蛇を退治することにして、護摩を焚き観音を頼むと、蛇が雲を引いて舞い上がったという。後に医者の老爺は亡くなったという。
類似事例

ヘビ
1989年 長野県
村には底なし沼があり、村人が捕って食べたので沼の辺りには蛙などがいなくなった。あるとき、医者の息子が何者かに引きずられていくのを見、村人たちは慌てて助けた。引きずっていった蛇は沼に飛び込んだ。その日の夢にまた蛇が出て、「底なし沼に引きずり込んで食おうとしたが失敗した。これ以上食い物を捕っていくようなら医者の家を皆殺しにする」と言った。
類似事例

ヘビムコ,カエルノオンガエシ
1968年 愛媛県
爺さんが山に行く途中で蛇から蛙を助ける。爺さんには美人の娘がおり、蛇が男に化けて娘のところへ来る。娘は男に惚れたが病気になった。遍路がきて、大杉の木のてっぺんにある鷲の卵を食べさせろと教える。娘が男に頼むと、男は蛇体で木に登ったが、巣にかかろうとするところで鷲に食い殺されたという。
類似事例

ヘビニョウボウ
1981年 鳥取県
蛇が蛙をのみかけているのを、長者の坊さんが見て、自分の嫁にしてやるから蛙を放せといって放させた。その後坊さんは女房になった蛇と暮したが、しだいに痩せていく。直すには松の上の鷹の卵がいいというので女房は蛇の姿になって待つにのぼっていくが、鷹がつかまえて取ってしまった。
類似事例

ムクイ,ヘビ
1974年 京都府
行いの良くなかった大福長者が、死後親類の夢に現れ、広沢池に来て欲しいと語った。池に行くと、水中から蛙がたくさん吸い付いた蛇が現れ涙を流した。
類似事例

ヘビトカエル
1956年 宮城県
薬売りがある晩、田んぼ道を急いでいると、1匹の大蛇がビッキ(蛙)を今にも呑もうとしていたので、「そのビッキを逃がしてやったら俺のオガダ(嫁)にしてやる」というと蛇はビッキを放した。3日ほどあと、17,8の美しい娘が薬売りの寝所に来て「あなたのオガダになるから側に寝させてくれ」と裸になって床に入ってきた。次の晩から毎晩同じ時間にやってきて、だんだん薬売りはやせていった。ご祈祷しても治らず困っていたところ、ある夜少し年取った女がきて、「わたしは助けてもらったビッキだが、今夜あの娘がきたら、今自分は病気で苦しい、それを治すために辰巳の方角の山にある大きな木のワシの卵をとってきてくれ、と言え」と話して去る。薬売りがそのとおりに言うと、娘は蛇となり木に登り卵をとろうとしたが、枝が折れて下に落ちていくところを大ワシが飛んできて蛇の目をついて殺した。それで薬売りの病気は治ったが、蛇は執念深いものだということだ。
類似事例

イイマケダヌキ
1973年 山梨県
山寺に住む医者の所に夜ごとに怪物がきて「医者どんの頭をステテンコテン」という。医者も負けずに「そんなこという者の頭をステテンコテン」と怒鳴り返す。しまいに怪物が負けて静かになった。翌朝1匹の古狸が自分の腹を食いきって死んでいたという。
類似事例

ヘビムスコ
1981年 鳥取県
爺さんと婆さんは子供がいなかったが、川のへりで小蛇に出会い、自分の子になってくれと言うと寄ってきたので家で育てた。しかし大きくなりすぎたため出て行ってくれと頼んだ。すると、蛇は育ててくれたお礼にとほうしの玉を置いていった。それをなめていれば腹がすかないものであったという。
類似事例

ダイジャ
1975年 埼玉県
昔、高坂(現東松山市)に大蛇がいて住民を苦しめたことがあった。退治しようとすると大蛇はこの地まで逃げてきて大いに暴れ回ったが、不思議なことに麦の団子を食べた村人だけにはその災いが少しも降りかかることはなかった。
類似事例

ダイジャ,カエル
1929年 長崎県
蛇にかまれようとしていた蛙を、庄屋は娘をやるといって助けた。蛇は娘を貰いに毎日やって来て、貰えないと村を大水で流すと言ってきた。庄屋は仕方なく娘を大蛇に嫁がせることにした。嫁入りのために池に行った娘が、大蛇に引き込まれそうになった時、周りから数多くの蛙が出てきて、大蛇に飛びついて食い殺し、娘は助かった。
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キツネ
1977年 大阪府
享保年中、浪速の医者が医学の知識のある真田山に住む老夫婦の家にいると、侍が現れ礼を老夫婦に述べた。食べ物を与えると獣のように食べたので怪しむと、老夫婦は、これは狐で人を誑かした為吉田家に咎められたのを詫びてやったから礼に来たのだといった。
類似事例

ヘビノコ,カミサマ
1928年 鹿児島県
ある夜、寂しい山間の年取った夫婦が神に子授けを願った。ある夜、妻が夢でうなされ、神に子供を授かる夢を見たといった。翌日から妻は身重になり、やがて子が生まれたがそれは蛇だったので畑に埋めた。神様に無理を言った罰が当たったのだろうとあきらめた。
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ダイジャ,イケノヌシ
1971年 福井県
ある爺さんが田が乾いて困り、蛇ヶ池の主に、雨を降らせてくれたら3人の娘のうち1人を嫁に差し上げると約束した。はたして雨が降り、主は娘を迎えに来た。末の娘が嫁入りすることになり、針の袋を持って出た。男が池に入ろうとしたところを突き落とし、針の袋を投げ入れたら水が騒ぎ出した。数日して爺さんの家が火事になった。すると2匹の大蛇が出て来て家に巻きつき、水をくれと言ったが、村人は驚いて逃げてしまったので、蛇は焼け死んでしまった。
類似事例

ジャー,ナガモノ
1968年 奈良県
昔、ある医者が、子供たちになぶられている蛇を助けてやった。翌日、綺麗な娘が医者の家に来て、嫁になった。男の子も生まれたが、ある時医者が家に帰ると、嫁がジャーになっていた。正体を見られたジャーは家を去った。
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タヌキ
1940年 大阪府
村のある家の嫁が婦人病で悩まされた。巫女が占うと、村の油屋に棲む狸の仕業だという。そのため、家人は狸を家に祀り、供物を与えた。すると、嫁に憑いた狸が家人の前に現れ、しきりに食物をねだる。あまりにも大食のために、家人が狸に食って掛かった。
類似事例

オニ
1934年 熊本県
昔、貧乏な年寄りがいた。見知らん婆さんがきて1杯しか飯を食わないので嫁にしてくれと言った。その婆さんは1表の握り飯を食べていた。口は耳まで裂け、頭には角の生えた鬼だった。爺さんは天から降りてきた縄をつかんで助かり、鬼が掴んだときには縄が切れ、玉蜀黍の畑の上に落ちた。その血がかかったために、玉蜀黍の根は赤い。
類似事例

ウシオニ
1933年 島根県
ある夜、漁師たちが鰯の群れを見定めて網を入れたのに、一尾も取れなかった。気を腐らせた一同は家に帰ったが、一人の老人が煙草入れを忘れたので戻った。家内は何か胸騒ぎがしたので仏飯を食べさせて行かせた。老人が海に戻ると牛鬼が現れ、万事休すと観念したが仏飯を食べていたため泳ぎ去った。
類似事例

ヘビ
1981年 和歌山県
目の見えない姑をいびって嫁がうどんだといって蚯蚓を食わせたら、嫁の首に蛇がまきついてとれなくなった。あちこちで懺悔して廻って、蛇は離れた。
類似事例

ヘビ,カエル
1937年 兵庫県
蛇が蛙を飲み込もうとしているのを見て、お爺さんが3人娘のひとりを嫁にやるので逃がすように言う。末の娘が嫁に行くことになるが、蛇聟のせいで、だんだん病身になる。そこへ六部が来て拝んで助ける。六部は助けられた蛙の化身であった。
類似事例

ヘビ,カニ
1976年 京都府
昔、綺田に美しい女がいた。ある時、村人が蟹を食べようと沢山取っていたのを、女は魚と交換して助けてやった。次の日、女の父が蛇が蟇を呑んでいるところを見つけ、蟇を逃がしたら娘をやると言った。蛇はすぐに蟇を放して去った。その夜、どこからか男が現れ、昼の約束の通り来たという。まだ娘に話していないというと去った。娘はそのことを聞いて仏前で読経をはじめた。蛇が現れ閨に入った。村人が戸を開いて中を見ると、女は無事で、蛇が数万の蟹に挟まれて死んでいた。村人はその所に寺を建立し蟹満寺と号した。
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