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検索対象事例

(ロクブガモウジャノコエヲキイタハナシ)
1986年 大分県
六部が村の墓地に野宿をしたところ,夜中に亡者達の話し声が聞こえた。

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シニン
1972年 三重県
夜、墓に行くと死人が話をしている。
類似事例

ロクブ
1916年 大阪府
ある夜、一夜の宿を求めた六部が会った。ところが翌日家を出る姿を見たものはおらず、六部はそのまま消えてしまった。その後、その家は急に金持ちになったが、そのうち一家は今、一人お迎えを待っている一人の老婆を除いて死に絶えた。
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ゴセンゾサマ
1982年 群馬県
六部が道に迷って老夫婦の家に泊めて貰った。お爺さんが「今日はお彼岸の中日だから若い衆がなにか持って来てくれるでしょう」と言ったので待っていたら、お爺さんが手ぶらで帰って来て、「腹が立ったから子供を火の中に突き落としてきたよ」と言った。変なことを言うなと思って寝たが、翌朝起きると六部は墓にいた。村へ行ってみると子供が大やけどをして騒いでいる家があった。ご先祖様を粗末にしてぼた餅をあげなかった罰があたった。
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ロクブノレイ
1998年 徳島県
母方の祖父が、道すがら突然睡魔に襲われ、道端の草むらで眠り込んでしまった。しばらくすると急に寒くなったので驚いて家に戻り、布団を何枚もかぶって寝込んでしまった。髪を振り乱した女が見ているなどと言うので祈祷師に見てもらうと、件の草むらで空腹のために行き倒れて死んだ六部が、誰にも祀ってもらえないために取り憑いたとわかった。
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ロクブノタタリ
1982年 宮城県
六部は1人では歩かない。小金を持っているので、できるだけ2人1組で歩く。2人組の六部が泊めてもらって翌朝出ようとしたら、連れの六部は先に行ったといわれた。不思議に思って鍋の表面の油で占ったら、連れの六部はこの世にいないと出た。そして竃の灰の中にその六部の鈴があった。六部を殺した家は祟られる。
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ロクブ,タタリ
1976年 宮城県
上久保は旧家。昼日中黒煙が上がるので村の人が駆けつけると何事もないということが何度かあり、石の雨が降ることもあった。六部を殺した祟りではないかという。
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キツネノキキリ
1939年 青森県
ある青年が野宿していると、夜中に大勢の人が木を切る音が聞こえた。しかし、夜が明けてそこへ行くと、そこは木のないところであった。
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オオカミ,タロウガハハ
1970年 滋賀県
六部が柳ヶ瀬の三昧の松の木の下に泊まっていると狼が出たので、木の上に逃げた。狼は梯子のように繋がって六部の元に登ってきたが、届かない。そのうち「太郎が母を呼んで来い」という声がして、大きな狼がやってきた。六部は手裏剣をぶつけて撃退した。翌日村を訪ね歩くと、頭に傷を負ったお婆さんがいた。その御婆さんは「シュンショウ寺に妹のショウリが母がいるから、こんなことはするな、太郎が母は死んだと伝えてくれ」と言って息を引き取った。お婆さんも子どもも妹も、人間に化けた狼だった。
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タタリ
1997年 長野県
中原の洞で旅の六十六部が行き倒れて亡くなったので、近くの人たちが葬った。しばらくして近くに災いが起こり、行者を頼んで調べてもらったところ、六十六部の墓を粗末にしている祟りだと教えられ、祀りなおした。
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カネノオト
1990年 長野県
チンチン屋敷とは、北埴原のいたちが城にある屋敷跡である。ある六十六部が村人の誤解で殺された。その墓から毎晩チンチンと鐘の音が聞こえてきたので、村人は丁寧に供養したという。
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ジヌシノナイトチ
1956年 宮城県
所有者が必ず死ぬと言う奇怪な土地がある。これは,昔旅に行き暮れた六部を泊め,その所持金に目がくらんでこれを殺害して屋敷の一隅に埋めてしまったためで,六部の怨霊がいつまでもその地の所有者に祟って夭折させたり作物を不毛にしたりしたのだと言う。その後六部の墓を建てて弔ったが,今日でもはっきりした所有者はなく荒れるに負かされている。
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ホトケサマ
1950年 山梨県
村人が湖水近くで草を刈っている時、仏様(死者)同士の会話を聞いた。
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ホネヲシャブルヒト
1986年 東京都
霊園の中に人が住んでいる。その人は夜中になると近くのお墓の中の骨をしゃぶっている。
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クビキリダ,モウジャ
1987年 長野県
石舟の下に首切り田という場所がある。夜中にそこを通ると,亡者がでたり,首を切り落とす音がするという。
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テングダオシ
1956年 茨城県
山小屋に泊まっていると、夜、「コンツ、コンツ」と木を伐る音がするが、木霊が返ってこず、なんとも不気味だ。
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ヤマナリ
1956年 福島県
月夜の真夜中、旅人が行き倒れて死んだ場所を通ると、山鳴りがするという。あるときはザイリョウ(木材や石)を転がす音がしたので、上がっていったらおさまった。
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カシャ
1938年 福島県
岩洞に泊まろうとすると、日暮れに2匹の犬が外から吠えながら入ってきた。気味悪くなって峰向こうの沢で過ごしたが、犬の声はそこまで聞こえてきた。火を焚く所を掘ると、一文銭が6つ出てきた。多分、カシャが死人をさらってきたものであろう。カシャは猫の古びたものである。
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ヨビゴエ
1915年 新潟県
段々畑の丘の頂上に2つの古塚が向き合って立っている。陣没者を葬ったものだと言い伝えられている。つい近年まで夜にさびしい喚き声がしたという。その声に応えると病気をすると言ったそうだが、その声を耳にした人は今でも生きている。
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タマシイ
1972年 千葉県
話者が戦争中、戸をドーンと叩く音を聞いた。その時間、話者のおばが亡くなっていた。魂が知らせに来たらしい。魂は死ぬ前には墓に、死んだ跡は生家に行くと言う。
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ムジナ
1933年 長野県
夜中、林で木を切る音がする。そのうち轟然と倒れる音がした。盗伐だろうと思って村の衆が行くと、伐木の跡はなかった。狢の話。
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