ジゾウ 1986年 滋賀県 地蔵は子供に関する頼み事は何でもきいてくれる。お供えとしては少しお金をあげたりする。
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ドロカケジゾウ 1922年 宮城県 5、60年前、田植えのときに人手不足で困っていると、一人の童子が来て手伝った。見ると、地蔵堂の御本尊が泥まみれになっていた。
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ジゾウサマ 1982年 宮城県 地蔵様の別当をしている家で、田植え時に家中が病人になって困っていたら、知らない人が来て別当の家の田植えをしてくれた。不審に思っていたら、地蔵の足に泥がついていた。地蔵様が田植えをしてくれた。
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ミガワリジゾウ 1956年 宮城県 ある農家の2人の子は、兄は先妻の子、弟は後妻の子だった。後妻は先妻の子を憎んで虐待し、何度も食物に毒を入れたが、地蔵が身代りになって助かる。
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オウテクレジゾウ 1954年 奈良県 昔、3人の若衆が酒を呑んで夜に帰ってくると、女の人がおうてくれと言うので、言われるままにおうて帰った。そして家へ帰っておろすと地蔵だった。そこでこの青年は怒って地蔵を責めたところ、堪忍してくれと行った。狸がそばでふるえていたから、狸の仕業と言っている。
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ミガワリジゾウ 1940年 神奈川県 後鳥羽院代、刀で切られたり首を落とされた者の身代わりとなって地蔵が傷ついた。身代わりになってもらった人は無傷で助かった。
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ハナトリジゾウ 1967年 福島県 ある農夫が代掻きの時、鼻取りの子供をひどく叱っていると、どこからか別の子が現れ代わりに代掻きをしてくれた。お礼をしようと探したが見つからない。お寺の地蔵堂の板に小さな泥足が付いていたので、地蔵様が手伝ってくれたとわかり、ありがたがった。
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ジゾウ 1958年 三重県 4、5歳の子が高熱に苦しんでいた。ある夜父親の夢枕に新道の地蔵様が立ち、早速お参りに行くとその日の夕方から熱が下がったので立派なお堂を建てた。この話が広まり、地蔵様は付近の村々から参拝者が集まる流行神になった。流行は4、5年続いた。
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ヒトリノコモチノコジキ,コドモヲマツッタジゾウ 1969年 福島県 子連れの乞食が、一日で田の草取りを終えたら一人前の村づきあいをしてやると言われ、子供を背負って仕事をしていたところ、気づくと背中の子供は死んでその首が腐れ落ちていた。田圃の真ん中にその子供を祀った地蔵さまがある。
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ジゾウ 1964年 福島県 若い衆が集まってひとりに南天の葉を持たせ、中に座らせて人々がそれをとりまき、地蔵様、地蔵様、と呼んで祈る。すると南天の葉がかさかさと動いて地蔵が出て、どこの地蔵かと聞くとどこそこの地蔵だと答えるという。
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ヒケシジゾウ 1936年 島根県 火事になったとき、見知らぬ坊さんが鎮火の手伝いをした。村人は喜んで何方様かと尋ねると、火消し地蔵であると答えた。
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ジゾウ 1967年 福島県 鍋山の地蔵はよく農業の手伝いをしてくれたという。
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(ウエテシンダコジキ),(ダル) 1977年 和歌山県 昔、乞食が飢えて死んだ。それが取り憑くという。悪魔除けの地蔵さんを建てたという。
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コゾウ,ジゾウ 1981年 福島県 苗代作りの時、馬の鼻取りをする子がおらず困っていると、どこからか小僧が出てきて1日中手伝ってくれた。夕方、飯でも食べさせようと探したが姿が見えず、泥の足跡をたどってみると、近くの地蔵堂に足を泥だらけにした地蔵様が座っていた。
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ミガワリジゾウ 1936年 島根県 大喧嘩の末、妻を切り殺した夫が翌朝起きると、妻は何事もなかったかのようにしている。地蔵堂へ行ってみると、地蔵尊が袈裟掛けに切られて血を流していた。身代わり地蔵が妻の身代わりになってくれたのであった。
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オジゾウサン,キツネ 1938年 長野県 お爺さんが遅くまで山で働いていると、突然お地蔵さんが現われて手招きし、連れて行ってくれと頼む。お地蔵さんをおんぶして行ったが、畑の中へ入ったり出たりして家に着かない。お爺さんがたばこに火を付けるとお地蔵さんはどこかへ行った。
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カマジゾウ 2001年 愛知県 昔根高に安兵衛と妻のおそで、子の安丸がいた。安丸は病身のおそでのため地蔵菩薩に毎日お参りしていたがおそでは死んでしまう。安丸は親なし子といじめられるが、ある日通りかかった旅の僧が子供達を叱り、安丸に木作りの地蔵を与える。安兵衛は再婚し、ある日安丸は継母に釜で煮殺されそうになるが、地蔵尊が身代りとなる。継母は改心し、以後地蔵を祀った。
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ジゾウサマ 1970年 京都府 代官が比治山街道の童道で休憩の際、美しい少女が茶を献じて消えた。地蔵の化身と言うことになり、田を寄進した。それが今の地蔵田。
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チャガマ,ヤマノヨモノ 1970年 鳥取県 池谷の近くの大きな木には、よく山のヨモノが茶かがまになって下がった。それを供養するためにお地蔵さんを作った。
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ジゾウマツリ 1973年 富山県 地蔵まつりは八月二十四日前後が県下で一番多い。地蔵は子どもを守ってくれるので、地蔵まつりは子どもたちの管理であった。
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