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番号 0060032

呼称(ヨミ) マツタブ
呼称(漢字) マツダブ

執筆者 叶みち子ほか

論文名 竜郷村川内

書名・誌名 奄美民俗
巻・号/通巻・号 9号
発行所 鹿児島県立大島高等学校郷土研究部
発行年月日 S43年3月
発行年(西暦) 1968年
開始頁 10
終了頁 12

掲載箇所・開始頁 11
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 鹿児島県
地域(市・郡名) 大島郡
地域(区町村名) 竜郷町

要約 昔、マツタブが男に化け、ある女を妊娠させた。その男は毎夜通い朝になると帰っていった。不審に思った女は男の後をつけた。すると男はマツタブとなり洞穴に入っていき、そこで仲間のハブにその女のことを自慢していた。ハブが言うには、もしその女が4月初午にビラゾネ(ニラの煮物)を食べたら子供はおりてしまう、とのことであった。女はその通りにし、多くのマツタブの仔をおろしたという。それからというもの、4月初午には必ずビラゾネを食べるようになった。
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