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番号 1390014

呼称(ヨミ) オオアワビ
呼称(漢字) 大鮑

執筆者 東京学芸大学民俗学研究会

論文名 八、御宿町の伝説・民話

書名・誌名 海女部落と台地端の村と
巻・号/通巻・号 通巻3号通巻3号
発行所 東京学芸大学民俗学研究会
発行年月日 S42年3月25日
発行年(西暦) 1967年
開始頁 44
終了頁 46

掲載箇所・開始頁 44
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 千葉県
地域(市・郡名) 夷隅郡
地域(区町村名) 御宿町

要約 岸和田で美しい海女とねんごろになった若者がいたが、働き者で沖へばかり出ていた。海女は淋しくて、海がしけるのを望んでいた。触れると必ず海が荒れるという大鮑が浦の沖に住んでおり、海女は毎日海を荒らして若者と会った。ある日、あらしを一時におこそうとして、数日分の大しけがおそってきて、たくさんの船が難破した。海女は若者が心配になって沖へこぎ出したが、大鮑の附近に近づくと、そちらへ吸い込まれた。これをはるかに見た男は女の舟を追ったが、ついに海女は舟とともに沈んでしまった。
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