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番号 C4510204-000

呼称(ヨミ) ヒノタマ
呼称(漢字) 火の玉

執筆者 矢口裕康

論文名 第二章 第二節 民俗表現の形態:一 音声表現

書名・誌名 宮崎県史 別編 民俗
巻・号/通巻・号
発行所 宮崎県
発行年月日 H11年3月31日
発行年(西暦) 1999年
開始頁 669
終了頁 793

掲載箇所・開始頁 697
掲載箇所・終了頁 698

話者(引用文献) 後藤ミドリ

地域(都道府県名) 宮崎県
地域(市・郡名) 児湯郡
地域(区町村名) 高鍋町

要約 1918年の夏のこと。大変な旱魃でみな困っていた。ある晩9時くらいのこと。山がパーッと明るくなったと思うと、お盆程度の大きさのオレンジ色の火の玉が現れ、真っ赤な火の粉を撒き散らしながら西へと飛んでいった。この火の玉は自分の田に水盗みをしていた男を脅かし、雲雀山地区を一周して熊野神社のごまさんの森に消えた。集落中の人がこの火の玉を目撃し、大評判になった。それから数日後、恵みの雨が降り、田植えも無事行われた。
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