ガラッパ 1982年 鹿児島県 昔ある人が田からの帰り、淋しい川辺でたくさんの河童が相撲をしているのを見た。見つかって相撲を挑まれたので、倒立できたら相撲をしようといった。河童は倒立して頭の水を失い力がなくなったので相撲に勝てた。
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カッパ 1976年 大分県 河童は、よく人を相撲に誘う。皿に水があるときは人間の何十倍という力があるので、「逆とんぼりしよう」とか「逆相撲をとろう」というと逃げていく。仏様を拝んでから行くと、河童は「お前の目は光るからやめた」と言って姿を消したという。相撲を取ろうと迎えに来る河童もいる。酒に酔ったときに呼びに来るという。海に投げ込まれたり、朝まで相撲を取り続けて死んでしまう人もいたという。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 八間川の堤防である人が河童が相撲をしているのを見た。1匹の強い河童に次々交代して河童がかかっていった。負けたら皿の水がなくなるので川に飛び込んではかかっていっていた。
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カッパ 1935年 新潟県 河童は沈めにくい大人を騙すときには、通行者を不意に襲って引き込む。相撲を好み、頑強な男でも、後ろから河童に取りつかれて餌食になりかけたことがある。
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カッパ 1999年 佐賀県 河童と遭ったら相撲を取るとよい。河童のお皿の水がこぼれて力がなくなるので、いたずらされない。
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カッパ 1929年 大分県 子供が川へ水泳に行くと、河童が来た。相撲をとると河童が尻へ手をまわすので、その日は中止して帰った。翌日親父の言うとおりにして茶釜の蓋を尻にあてて相撲をとった。河童は再び尻に手をまわしたが、固かったので、川に逃げた。
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カッパ 1991年 山梨県 河童に河童相撲を挑まれたが、頭の皿を割ってそれを打ち負かした。
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スモウヲトルオトコ 1987年 富山県 酔った人が帰り道に男と相撲を取った。一晩中していたが、決着がつかないので朝になって見てみると、相手は木の切り株であった。
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カッパ 1930年 宮崎県 ある時相撲取りが河童に相撲を申し込まれ、河原でとったら負けてしまった。その話を聞いた山伏が河原に行き経を読むと何十となく河童が集まってきた。
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オボウリキ 1934年 秋田県 あまり古くないころ、相撲の強い小男がいた。おぼう力を授かった者であった。江戸の相撲取りもこの男には勝てなかった。
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ゴーゴ,ゴンゴ 1928年 岡山県 河童はゴーゴまたはゴンゴという。夏の日に子供たちが水遊びをしていたら、見慣れぬ小児がきて相撲を取ろうと言った。よく見たらゴーゴだった。
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カッパ 1930年 宮崎県 ある兄弟がいて、9つになる弟が夏の日に水泳ぎに行ったまま帰ってこないので、兄が探しに行ったら、弟は、10人余りの河童とかわるがわる相撲をとっていた。
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(カワタロウ) 1980年 川太郎は相撲好きで、人を見ると招いて相撲をとろうとする。ただし頭に水がなくなると力尽きて倒れてしまうが、水があると力は勇士の何倍にもなり、相手の腕を上手にすりぬけて勝つという。
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カッパ 1985年 熊本県 河童が人に相撲を挑む話では、何度も繰り返すものが多い。人が河童に挑む話では、力をもらうために挑むものが多い。河童の頭の皿の水がたまっているときは神通力を発揮するので、相撲を取る時にはおじぎをして取るとよい。
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カッパ,ガワッパ 1913年 熊本県 河童は水を出る時は必ず皿の水を満たしてから出る。もし河童に遭遇して相撲を取ろうと言われたら、直ぐに頭を殴って水をこぼせばよい。河童は刃物を恐れるともいう。
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テング 1942年 新潟県 村人が寝ていると天狗が現れた。別の天狗が空から飛んできて、お互い角力を取りあった。大きな土俵を作り人間離れした相撲を盗っていた。その後、剣術の稽古をして夜が明けると方々に去っていった。
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カッパ 1975年 長崎県 寛永の頃、肥前の有馬である侍が昼寝している河童を抜き打ちにしたが、死体を見失った。数年後その河童が侍のもとに現れ勝負を挑んできた。お互いに勝負したのだが、河童の姿は侍以外には見えなかった。
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カッパ 1930年 宮崎県 男が、ある時、大淀川を小船で渡り岸にあがると、桑畑の中から河童が出てきて角力をとろうと言った。角力をとったところその男の方が強く、河童は逃げてしまった。
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カッパ 1931年 広島県 大坊主が相撲を取ろうという。仏壇のご飯を食べてから相撲を取ると、その功徳で大坊主を見事に投げることができ、河童の正体を現した。それから後、川で出来岸する人がいなくなっということである。
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ガアタロ 1975年 岡山県 集落からはずれたユミノハマというところで、ガアタロ(河童)が相撲を取ろうと言ってくる。
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