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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1942年 新潟県
村人が寝ていると天狗が現れた。別の天狗が空から飛んできて、お互い角力を取りあった。大きな土俵を作り人間離れした相撲を盗っていた。その後、剣術の稽古をして夜が明けると方々に去っていった。

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テング
1931年 兵庫県
博奕打が負けて帰る途中の峠で独り言を言っていると天狗が来て、さいと羽扇を交換した。天狗は博奕の稽古をしていたところを村人に見つかり、逃げようとしたが扇がないので逃げることができず、とうとう捕らえられてしまった。
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オニ,ホウキ
1941年 朝鮮
村人で四方山話をしている中で、鬼は強くて負け嫌いという話になった。すると鬼が現れて相撲をとろうと言った。相手になった村人は力持ちで、鬼を倒すことができた。何度も負けた鬼は姿を消した。翌日その場所を見ると箒が転がっていて、鬼は箒が化けたに違いないということになった。それ以来、頭の近くに箒を置いて寝ると、恐ろしい鬼の夢を見ると言われている。
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テング
1938年 福井県
武士が夜通ると、天狗に呼び止められた。毎晩邪魔をするといって天狗が刀を振り回したので、武士も勝負をした。武士が勝ち、天狗の刀を取ったという。その刀は今でも家の家宝になっている。
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テング
1980年 和歌山県
柏の木のある家で働いていた男衆が夜寝ていると、天狗がやって来て柏の木をゆするので怖がったという。
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テング
1933年 長野県
ある日、婆が山で薪をとっていたら、天狗が現れ手紙を頼まれた。天狗の言うとおり目を瞑ると、体が浮き上がるようになり、目を開けると別の天狗がいた。手紙を渡してから同じようにして戻った。手紙を渡したお礼に天狗は村の火事から婆の家を守ってくれた。
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カッパ
1992年 熊本県
相撲好きの河童が、ほろ酔い気分の男に、試合を挑んだ。夜通しの相撲になったが、光がさして、夜が明けると河童が逃げ出し、男は助かった。
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テング
1986年 石川県
山中の炭焼き小屋にある晩天狗が来て、屋根を取り払ってしまった。寝ていて星空が見えた。翌朝、元通りになっていた。
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テング
1963年 栃木県
昔、猿のように木に登るのが上手な子がいた。ある朝、その子が母親に今日は笠間の祭日なので今から行って朝飯までには戻ってくると言った。そして朝飯までに戻り、寝てしまった。母親は心配になり部屋に行ってみると、天狗が寝ていた。正体がばれた天狗は家から出て行ったが、長いあいだお世話になったお礼に、雹が降らないようにすることを約束した。
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テング
1956年
木樵の妻が赤ん坊と2人、夜の山小屋で夫の帰りを待っていた。突然、眠っていた赤ん坊が目をあけ「パアー、パアー」と異様な声をあげた。天井を見上げると、山小屋の屋根裏を貫いて天狗が手を伸ばしていた。
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テング,テングトビキリノマジュツ
1932年 奈良県
この村に他惣治という男がおり、ある夜天狗にさらわれて天狗飛切の魔術を修行した。それ以来他惣治は空を飛んで奈良へ行ったり、隠れ蓑を使って伊賀上野へ行き買い物をしてきては村人を驚かせた。また、他惣治の娘は雀の子を笊に2杯半も産み落とした。他惣治は3年後に行方をくらませた。
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テング
1973年 福井県
天狗が木の又に座っているのが水鏡に映った。猟師が鉄砲で打ったところ、ゴオーッと逃げて行った。その夜には「こんなことをしてどうなるのか」と夢枕に立った。
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テング,ヤマオトコ,マツ
1914年 静岡県
下川根村の南方にある官林に天狗が住むという松があった。林を伐採したとき、その松を最後まで残しておいたがついに斬り倒した。その夜、小屋に寝ていた若者が眼を覚ましてみると、小屋の入口に大きな男が立っていた。
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テング,ヒノタマ
1956年 群馬県
川にも天狗がいる。川で漁をしている男がいて、ある日、ばかに魚がとれる日があった。男が薄気味悪くなって来た時、ゴロゴロッと石の落ちる音がして火の玉が転げてきた。それと同時に網が急に重くなり持ち上げられなくなった。男は「天狗が出た」と叫んで逃げ帰り、2,3日寝込んだという。
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スモウヲトルオトコ
1987年 富山県
酔った人が帰り道に男と相撲を取った。一晩中していたが、決着がつかないので朝になって見てみると、相手は木の切り株であった。
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テング
1995年 群馬県
夜狩りにいったら天狗が太鼓を叩いてやってきて、足くらべしろと言う声がして大きな足が出てきた。度胸試しにきたと思ったその人は、「何これっぽっちの足」と言って煙管で足をぽんとたたくと、天狗はたちまちいなくなった。
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デング
1957年 和歌山県
村から4,5里離れた宿屋に大男を連れた徳蔵が泊まった。朝になると大男は消えていた。天狗だったのだろう。
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テング
1970年 滋賀県
ある人が晩に竹の棒をつかんで「誰か来おった」と叫んで駆け出して行き、そのまま見つからなくなった。父親が跡を追っても姿が見えず、玄関には草履が揃えて脱いであった。村中の人が天狗に向かって返せと叫びながら提灯を持って探したが、見つからなかった。一週間たっても帰らないので、親類が天狗の好物のうどんを屋根の上にお供えしたら、うどんは食べられていて、男はいなくなった場所にその時刻に帰ってきた。天狗がごきげんを直したのだろうと言われた。
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テング
1951年 埼玉県
名栗村の楢ノ木山のコウモリ穴付近で寝鳥打ちをしていた狩人が、穴の中からホホホという笑い声がして逃げ帰ったが、腰にした獲物の鳥は皮と羽根ばかりになっていた。穴には天狗がいたのだ。
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キツネ
1955年 山形県
男が法事の帰り、餅を持って高登楼という所に来たら、狐が知人に化けて相撲を挑んだ。男が重箱を置いて相撲を取ろうとしたら、狐は重箱を持って逃げた。
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バケモノ,フルダヌキ
1975年 東京都
兵法の達人が榎坂の借家に住んでいたが、夜になると何者かが現れた。寛永11年正月15日の夜寝床を調え隠れていると、両眼星のようなすさまじい形相のものが現れた。仕留めると古狸だった。その後、騒がしい市中に狸が住むのはおかしい、自作自演だろうと噂が立ち、その人は行方知らずになった。
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