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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オスギオタマノヒ
1957年 長野県
遊芸人のお杉お玉が妻にするとだまされて連れて来られた。その男には妻子がいたので、2人は殺されてしまい、怨霊となってお杉お玉の火となっている。2つ一緒に、夏の宵のうちに見られる。狐火も見られる。

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オスギオタマノヒ
1957年 長野県
10代の時に旧道で2つの火の玉を見た。近寄っては離れて浮遊していた。後でこれはお杉お玉の火ということを知った。芸人が思った人と連れ添う事ができず、殺されてしまった亡霊であるという。近寄ると遠くに見える。
類似事例

オスギオタマノヒ
1957年 長野県
ある日母と夜道を歩いていると、2つの火の玉に出会った。それがお杉お玉の火であった。この火の玉は、杉という男性とお玉という女性が恋仲になったが結ばれず、川に身を投げた亡霊だという。
類似事例

イニンビー,ボウレイ
1975年 沖縄県
昔、村の若者が所用で那覇に行ったまま帰ってこないので、新妻が心配して迎えに行った。夫はすでに死んでいて、新妻は後を追って自殺した。この若い夫婦の亡霊が遺念火となって、夜な夜な火の玉が浮遊すると言われている。
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キツネ,オンナ
1937年 京都府
火無お龍と呼ばれる雌狐はよくお龍という女に化けた。よく嫁入りし、そのときに必ず火をともした。他に、筧の小女郎、山坊甚五郎という名の狐もいた。
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ボウコン,ヒノタマ
1984年 長野県
おかやという女中が、主人の子供を妊娠した。主人はおかやを殺して井戸に投げ入れた。女中は亡霊となって、毎年旧暦の7月頃に出てくる。明るい火の玉が漂う姿が見られた。
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ユウレイ
1990年 長野県
この世に恨みがあるときには、幽霊になって出てくるという。火の玉の姿で、お墓や森に出るという。
類似事例

キツネ
1977年 東京都
夜、江戸の護持院の原を大工が通っていると、女の骸を借り遊女と化した狐が言い寄ってきたので恐ろしくなり逃げ帰った。その後大工は結婚して独立し、裕福になった。しかし狐は妻となった女にのり移っていた。離縁しようとしたら正体を現し、責められた大工は狂死した。
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ヒノタマ
1973年 岩手県
和尚がこっそり妻帯していたのがばれて役人に生き埋めにされ、その場所から火の玉が飛んだ。それでその場所を「火の沢」と呼ぶようになった。
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アオイヒノタマ
1989年 長野県
ある家にお玉という女中がいたが、その家の秘宝の皿を割ってしまい、主人に叱られて淵に身を投げて死んだ。それ以来、淵から青い火の玉が2つ現れ、1つはその家に、もう1つは天竜川の川下にゆらりゆらりと飛んでいく。見た人もいる。
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ボウズビ
1939年 石川県
坊主火という火の玉が飛び歩くという。昔、油を売る男が悪巧みをして鬢付け油を桝の隅に塗って桝目を盗んだ。その罰で、男は死んでからこの坊主火になったといわれている。
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キツネ
1938年 青森県
人間に化けた狐が物持の娘を嫁にもらおうとするが、正体が露見して皆殺しにされた。逃げた狐が仇討ちのために屋根の上で橇乗りしようとするが、杵に油を塗って焼いたもので尻を疲れて殺された。
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キツネ
1985年 愛媛県
殿様の奥方が突然二人になってしまった。見分けがつかなくて困っているところを、殿様は一方が狐であることを見破った。火炙りにしようとすると、大小三千もの狐が集まり、命乞いをした。殿様は許して、四国から出て行くよう命じた。狐たちは船に乗って中国地方へ渡っていったという。
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キツネ
1973年 岩手県
猟師が火を焚いていたら、女が来て火のそばで寝た。火が女の着物に燃え移り、狐の正体がばれた。
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タヌキ
1973年 岩手県
昔、ある人が山仕事で火を焚いていたら、狸が化けた女が来て火に当たった。狸は気持ちがよくなって正体を現してしまい、殺された。
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キツネノヒ
1963年 岡山県
狐の火がともるのは狐が嫁入りしているからだと言う。ある人が親類の法事に行くのに山道を通っていると、道が分からなくなり、散々迷った。跡からの話では狐に騙されたのではないかということである。
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キツネ
1975年 宮城県
夜水引きに行って焚き火をしていると、むこうにきれいな女が座っていて尻を出して気をひいていた。狐に違いないと思い、杖で女の頭を叩いた。狐が二匹、肩車をして女に化けていたのであった。二匹とも一目散に逃げた。
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キツネ,ヒノタマ
1982年 東京都
シボウという場所を通ると火の玉がころがってきて、2人はかぜをひき1人は死んでしまった。火の玉は狐の火の玉であったという。
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バケモノ
1975年 東京都
法眼坂に住む小十人組の家の下女が雨の日暮に火の玉を見たというが誰も信じない。次の日の雨の日暮に同家の二男が長1丈程で白髪、金のような眼をして手に火の玉を持ち腰切の衣を着た化物と格闘した。家を建てた時に埋めた狐の仕業だろう。
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タヌキ
1998年 奈良県
男が3・4人で晩に歩いていたら、向こうで狸が娘さんに化けて、糸をつむぐ格好をしており、火の玉が赤く灯っていた。男たちは相談してから、娘に化けた狸を撃ったが、効き目はなかった。そこで火の玉を打ったら、いっぺんに消えた。狸は火の玉に変わっているのだという。翌朝行ってみたら、狸が死んでいた。
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ヒノタマ
1967年 新潟県
男の家のイチョウの木の股から、火の玉が出ると噂になった。それが目撃された翌朝、その男が死んだ。
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