ムジナ 1992年 茨城県 むじなは、大男、傘、提灯などに化けて人をたぶらかすという。むかし木の上に、「むじな」月に化けて出たという話にはこと欠かない。
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ムジナ 1974年 茨城県 むじなの化けたお月様はぼんやりしていて後光がない。本物より大きく、夕方に出る。木に登って月を上げるのだから、木には必ずむじなの爪跡がついている。
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ムジナ,オツキサマ 1974年 茨城県 山でガチャガチャ捕りに行った時、むじながお月様に化けて出た。そのうちに急に消えてなくなった。気味悪くなり急いで帰った。むじなの化けた月は、必ず東からではなく西か北から出る。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 むじなが提灯をつけるのはよく見るが、いずれも木の間に現れるので高くはない。その色は提灯のようだが、いずれも光はぼんやりしていた。
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ムジナ 1974年 茨城県 仲間と帰っていると、木の辺りでむじなが化けて赤っぽい色をしたぼんやりしたお月様が出ていた。連れが戻ろうとしたが、月が出ている方向が北だったので月がどっちに出るかと連れに尋ねてからかってやった。化けた月は家に帰るまで消えなかった。
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ムジナ 1974年 茨城県 むじなはお月様に化けるが、畜生なので間違って西から出てしまうので、すぐにばれてしまう。人に知らせに行っても、帰ってくる間にむじなは気付きお月様は消えてしまっている。
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ムジナ 1974年 茨城県 むじなの化けたお月様はぼんやりしていて、本物より大きくほんのりしていて化けているとすぐわかる。地上に落ちることもある。化けた月を見たら下に傘を開いておくと、小便をして落ちるむじなは傘に小便が落ちる音で人間だと思い降りてこない。翌朝捕まえられる。
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ムジナ 1974年 茨城県 化けたお月様が出るのは、旧暦の16日以後が多い。これは毎日出ることもあり、そのうち怖くも何ともなくなった。この月が出ると、父親が「お月様が2つになるから見ていろ」と言った。むじなは尻尾で光を出してお月様に化けている。
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ムジナ 1977年 神奈川県 麦まきの時期に、山の1、2間のところに、光のない十五夜様のような月が昇る。これはむじなのいたずらである。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 むじなの提灯は、赤くて春先によく見られた。お諏訪様の上には、毎晩出ることもあった。日暮れから8時から9時までが多かった。
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ムジナノチョウチン 1989年 茨城県 暖かい晩に黄色い光を放つ2つの月が出た。爺さん達は、むじなが月夜に出て来たと言っていた。むじなの尻尾がふさふさしていて黄色く光っているので、月に見えると言う。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 大きなもみの木の下では、よくむじなが提灯を灯す。低いところに出て、徐々に上がっていった。赤い光でぼんやりとしていた。むじなが息をすると光るものがむじなの提灯だろう。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 お諏訪様の所では、むじながよく提灯を下げる。毎晩のこともあり、見に行くと、その光は長く続くことはなく、フッと突然消える。
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ムジナ,オツキサマ 1974年 茨城県 むじながお月様に化けるときは尻尾でやるとおじいさんが言っていた。尻尾を丸くしてお月様になり、そこにぶら下がっている。鉄砲ぶちがお月様を撃ったが落ちなかったので、今度は下を狙うと大きなむじなが落ちてきてお月様が消えた。
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ムジナ 1971年 茨城県 ムジナは木に登って赤い提灯をつけたり、月を出して人を化かしたりする。ムジナの毛は裏から見ると玉のように光るので、毛を逆立てたら月の光を受けて光ることができる。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 夜歩いていると、木がたくさんある所でむじなの提灯をよく見た。木と木の間を横に動き、一本杉のような場所では、上下に動く。ぼんやりした光なのですぐにわかる。
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ムジナ,ツキ 1974年 茨城県 弁天池の森にある木の先に、むじなが化けた月があった。ぼんやりとして赤かった。西の方角に見えた。そうしているうちに、本当の月が森から上がってきた。
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ムジナ 1974年 茨城県 むじながお月様を上げるのは、人間を脅かすためではなく、むじな夫婦がはぐれたときの目印だ。はぐれたむじなが木に登って腹を擦ると、お月様のように光る。人間にさとられるとすぐに消える。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 大きな杉の木があり、暗くなった頃にその上に赤い提灯のような火がついた。それは見ているとすぐに消えてしまったが、これを人はむじなの提灯と呼んでいた。
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ムジナ 1974年 茨城県 宿の柏屋には昔大きな杉の木があって、ここにはよくむじなが化けてお月様を上げていた。ある夜この杉の木にがさがさと何かが登った物音がしたと思ったら、その木の上にお月様が上った。
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