国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ユウレイ
1933年 京都府
妹と夫の仲に嫉妬し、自死した先妻が幽霊となって現れ、夫と妹の首を絞めた。

類似事例(機械学習検索)

ヨメノボウレイ,ボウビ
1941年 兵庫県
仲の良い若夫婦を姑が妬み、嫁を池に突き落として殺した。その後、嫁の霊魂によって姑も悩み死んだ。嫁の死んだ池では、度々亡火が目撃されるという。
類似事例

シリョウ
1932年 京都府
夫の不倫を知った正妻は嫉妬の余り怨死を遂げ、その死霊が夫とその相手に様々な害をもたらしたという伝説がある。
類似事例

イチジャマ(イキリョウ),オンナ
1996年 沖縄県
八重山島の女が生霊を用いて男を殺害し、男の弟も同様に殺した。女は過去に三人も同様に殺しており、引き回しの上死罪に処せられた。
類似事例

シラガ,ユウレイ
1953年 宮崎県
山里の豪家に住む当主は夫婦とも養子で、勝気な妻は気弱な夫ばかりか、養家の老母を虐待し、老母は先祖の墓前で首を吊って自殺した。以来家の中に白髪の幽霊が出て妻は発狂して死んだ。
類似事例

ヌマノヌシ
1928年 福岡県
昔、姑が嫁の虐待に耐えかねて、嫁を憎んで沼に身を投げて死んだ。その怨霊が嫁を取り殺し、沼の主になって道行く人にまで祟るようになった。
類似事例

(ユウレイ)
1943年 高知県
近所の爺さんが若い頃棄てた女が訪ねてきて、どうにもならず首を吊って死んだ。それ以来その女の霊が妙齢の娘に憑く。
類似事例

ユウレイ,ロウフウフ
1933年 大阪府
子のいない老夫婦が養子を貰うことになった。しかし、この養子が放蕩者であったために結局離縁した。これを恨んだ養子は、家に押し入って二人を惨殺し、自らも磔に処せられた。以来、この家には老夫婦の亡霊が現れ、長らく借り手もなかったという。
類似事例

ヒノタマ,レイ
1977年 千葉県
上総国望陀郡青柳村で、正徳初年の頃、ある男が妻を失い後妻を貰ったところ、後妻は大変嫉妬深い女で先妻を忌み嫌った。ある時男の知り合いが寺で先妻の亡霊と会った。先妻は毎夜後妻の生霊が来て戦っているので助けて欲しいと語った。男が夜助太刀すると後妻は死んだ。
類似事例

ユウレイ
1933年 岩手県
あるところに夫婦がいた。お互いに死んでも再婚せず、死んでも葬らずに身体に漆を塗ってお堂に供えるように約束していた。そのうち、妻が死んだ。夫はしばらくして後妻をもらった。夫が旅に出たとき、前妻の幽霊が後妻の咽に喰らいついて殺してしまった。夫が帰ってみると漆を塗った前妻の口が血みどろになっていた。
類似事例

イキリョウ,ウラミ
1974年
ある人の妻が病気の為その母が巫女に口寄せさせたところ生霊が現れ、約束を破り他の女と結婚したので取り殺すと語った。生霊の素性を問い詰めたら生霊は答えに困り離れた。
類似事例

ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
類似事例

シリョウノタタリ
1956年 宮城県
昔,仙台本柳町の某という束巻師の一家には三人の娘がいたが,上の二人が同じような死に方をした。通夜の夜更けに呻き声が聞こえるので覗くと,娘の死顔が赤黒い鬼のようになって睨んでいる。その変化は,「我はこの家の7代前の先祖に殺された山伏の霊である。公金を携えて上方に旅した時先祖の男と道連れになったが,男は山中で私を殺して大金を奪った。先祖の男はその大金を元手に分限者となったが一片の供養の心もない。無念であったが,代々運勢が盛んで祟る事もできなかった。しかしようやく恨みを晴らすべき時がきた。偽りと思うなら箪笥の奥に自分の刺した刀がある」と申し述べた上,残った娘の命を助けたければ昔自分が望んでいた位官相応の葬列を出せと言う。夫婦が承諾すると面相は元に戻った。さて夫婦は一旦承諾したものの仰々しい葬礼を出すことができない。すると,また山伏の霊が末娘に憑いて現れ,こんな粗略な仕方では駄目だと言う。夫婦は今度こそ約束通りの葬儀を行ったが,結局末娘は数日後に憔悴して死んだ。使用人や婿養子も気味悪がって去り,家の中は荒れ果てて夫婦は行方が知れなくなった。なお只野真葛の附言として,家の下婢の実家でこの話を聞き,当時死霊に憑かれた娘の泣き狂う声が近所にまで聞こえたというので書き留めた旨を記す。
類似事例

オンリョウ,レイ
1974年 群馬県
元禄10年頃、江戸での新妻との子が皆早世なのは、国元に残して疎遠になった後嫉妬で死んだ妻の祟りかと墓参りに行った男に、その妻の幽霊が憑き、男は狂い死にした。
類似事例

キジョ
1933年 大阪府
貧しい夫婦の女房が奉公へ出ることになった。浮気をせぬよう夫と約束するが破られてしまう。遣り切れない女房は夫と女の咽喉笛を噛み切って殺した。奉公先には血だらけの口をした女房の遺体が残され、生霊が窓から飛ぶのを見た者もいたという。
類似事例

ミサキ
1969年 岡山県
戦後引き続いて首吊り人が2人でた。誰にも思い当たる理由は無かった。こういう死に方を世間ではミサキがとりついたといった。死者は50回忌の法事が終わるとミサキになるともいい、ミサキが先祖霊なのか、とりついて人を殺す怨霊、悪霊なのかは分からない。
類似事例

ユウレイ
1974年 東京都
江戸で妻が死んで30日程後に新しい妻を迎えた男のもとに、その夜から先妻の幽霊が現れ、手や足を縮め悩ました。生国伊予に帰りたいと船に乗ったら明石辺りで先妻の霊が船中に現れた。郷里に着いてから取り殺された。
類似事例

ユウレイ
1936年 兵庫県
土木工事師の妾が本妻を苦しめていると、本妻が恨んで井戸の上で自殺して井戸へ落ちた。借家人が井戸を見ると女の首がおぼろげにういているのが見えたという。
類似事例

ウラミ
1985年 青森県
実家の母と長兄の嫁が不仲でそのうえ嫁は頭がおかしくなった。祈祷師に相談したら、祖父の先妻の子が曾祖母と後妻にいじめられ自殺した怨みがかかっているという。自分は今「行」を積んで神様に許してもらうようにしている。
類似事例

トリ
1977年 福島県
ある家に先妻の子と後妻の子がいた。後妻は夫が留守の間に先妻の子を殺したが、後妻の子もその後を追った。後妻は2人の死体を流しの外に埋めた。夫が帰ってきて娘たちの行方を尋ねていると、美しい鳥が二羽出てきて鳴いた。不思議に思った夫が地面を掘ると、2人の遺体が出てきた。
類似事例

ヨメノタタリ
1970年 静岡県
姑が嫁に2反余の田を一日で植えよと命じた。植え終わった嫁はその場で死んでしまった。その後田を植えるものに祟りがあり、その家に死者を出す。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内