(シノヨチョウ),ツキカゲ 1956年 宮城県 旧正月14日の夜、月影に身を映したとき、身体の影だけ映って頭の影が映らないと、その人は年内に命をおとす。
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バケモノ 1953年 新潟県 1月24日の夜に屋根に登ると化物の姿が見え、逆さに見ると1年以内に死人が出るといわれて、外出が禁止されている。化物の進入を防ぐためにとうしを戸口に下げる家もある。明かりを漏らさないように窓に莚をかける。
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ヒトツメコゾウ 1928年 東京都 2月と12月の8日の夜に一つ目小僧が横行して、外出するものを襲うので、戸口に笊を被らせて、早く寝なければならないと言われている。
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オニ 1929年 朝鮮 朝鮮では、正月16日の夜に門戸に篩(ふるい)を掛けて置くと、鬼が来てその篩の目を数えているうちに夜が明けてしまうので、鬼は家に入らずに帰ってしまう。
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ヒコロクノオオヤママイリ 1955年 岡山県 大谷には部落持ちの山があって、毎月24日にはこの山には女も牛馬も入れない。この日には彦六という者が昔、ここから大山に空を飛んで参った所だからという。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 柊のことを「鬼の目さし」という。節分の日は、鬼門の窓から鬼がのぞくといってこれを窓にさしておくという。
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カゲ 1990年 山形県 1回だけ影を踏まれた女が、月を恐れ家に閉じこもるようになった。無理やり外に出したところ、女の影が骸骨になっていた。
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ヒトツメコゾウ,オニ 1978年 秋田県 2月8日には一つ目小僧が来ると言って、入り口に目の多い目籠類や籾とおし等を下げておく。これは、人家に入ろうとした鬼がこれを見つけ、目を数えているうちに夜が明けて入れなくなって逃げてしまうという俗信からきているものである。
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トリノアシアト 1975年 香川県 6日の夜に死霊が訪れてくると考えられており、仏壇の横に小さな膳を置き灰をならしておくと鳥の足跡がついているという。
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バケモノ,ユウレイ 1954年 和歌山県 深夜の四ッ辻には化け物や幽霊が出ると言い、子供が夜に外出しようとすると年寄りが止める。
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ウシオニ 1985年 和歌山県 2月の節分のヒヤクの晩に牛鬼を見た。牛鬼に見られたら死ぬと言っているので、節分の晩は皆早くから戸を閉めて寝たらしい。
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オニ 1964年 青森県 1月14日の夜には鬼が来る。目籠を棒の先につけて高く掲げておけば逃げていく。
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オニ,セツブン 1915年 大阪府 2月の節分には鰯の頭を柊の小枝につけて、門の入り口と裏口の左右の柱に挿す。柊を俗に鬼の目突きといい、この日鬼が家に入ろうとすると、これを恐れて立ち去るという。
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ツキ,(ゾクシン) 1937年 秋田県 正月15日の晩、雲上に映る自分の影に首が無ければその年中に死ぬ。正月15日の日に手首をかざしてそれが細く見えると危ない。
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ジャタイ 1985年 和歌山県 池に蛇体が住んでいた。池の水に映った人影を飲まれると、その人は死ぬという話だった。影が映るときは通ることができないと言う。
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ムジナ 1923年 茨城県 ある人が雨の日の夜に月を見て、それが狢の化けているものだと知り、油断をさせて火縄銃でその月を打ち落とした。狢は月に化けることがある。
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キツネ 1979年 岐阜県 夜、狐が睨んできたときに、睨まれた者が目を閉じてしまったら化かされるという。
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オニ,ホウキ 1941年 朝鮮 村人で四方山話をしている中で、鬼は強くて負け嫌いという話になった。すると鬼が現れて相撲をとろうと言った。相手になった村人は力持ちで、鬼を倒すことができた。何度も負けた鬼は姿を消した。翌日その場所を見ると箒が転がっていて、鬼は箒が化けたに違いないということになった。それ以来、頭の近くに箒を置いて寝ると、恐ろしい鬼の夢を見ると言われている。
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ゴライゴウサマ,ゴトウミョウ(ゾクシン) 青森県 7月26日の夜、下弦の月が舟の様に平になり、両端が光って見えると、阿弥陀三尊のお姿が現れるという。これを拝もうと、人々は梵珠山の寺に籠もる。
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ヘビ,ツキ 1968年 佐賀県 旧暦7月26日には、青年会の行事として二十六夜待ちをする。この日はお月さんが年に1回蛇から逃げる日で、それを応援するために笛や太鼓を演奏して賑やかに月の出を待つ。月が3体出る、月が3つに分かれて出る、という。
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