国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ジュソ
1915年 熊本県
果樹などが荒らされないように、板に手を書いて釘を打ち、逆さに枝に吊るしておく呪詛をする。もし果物を盗んだら、その者の手が腐るという。また立ち木を削り逆さに人形を描いて釘を打っておく呪詛をすると、呪詛を向けた相手の体の釘を打った所が腐るという。

類似事例(機械学習検索)

ニンギョウ,ジュソ,クギ,(ゾクシン)
1915年 熊本県
立木を削って人形を描き、それに釘を打っておくと、呪詛する相手の体の、釘を打った場所が腐るといわれている。
類似事例

クダモノ,(テガクサル),(ゾクシン)
1915年 熊本県
人吉地方では、果樹などを荒らされないように、板に手を書いたものにくぎを打ち、逆さに枝に吊るしておく。もし果物を盗めば、盗んだ者の手が腐るといわれている。
類似事例

ジュソ
1976年
人を呪詛して婦人などが神木などに釘を打つことがあり、その効果も見聞することがあるが、それは呪詛する人の強気、邪気の成せる業である。呪詛される側にも、思い至るところがあるために呪詛が効くのである。
類似事例

ゴコクノノライ,ノライクギ
1933年 山口県
五穀の呪いとは、水中に五穀を浸して腐らして、それによって人の身も腐らせる呪いである。呪釘は、神の森の木に釘を打ちつけ、その木が枯れるにつれて人も衰え死に至らしめるのろいである。呪いをすると自らも半分呪いがかかるという。
類似事例

ワラニンギョウ,(ゾクシン)
2001年 福島県
柿畑などに入り柿を盗み去った者がいるときは、その足跡に杭を打ち遺棄物を釘づけにし、藁人形を作って盗人になぞらえて、これを逆さに木に吊して置くという。
類似事例

ノロイクギ,(ゾクシン)
1965年 愛媛県
樹齢200年を越えるといわれているもみじの木に直径40cmと50cmの2つに分かれて幹が伸びていて、その下には数十の穴があいている。これはのろい釘を打ったあとである。憎い人を呪うとき、藁人形を作って人に知られないように頭の無い4寸ほどの釘を49本打ち終えると呪えるという。ただし、途中で人に発見されると逆に自分が呪われるという。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 群馬県
植物に関する俗信一束。生木に釘を打つと釘の方向の家のものが死ぬ、など。
類似事例

ヒトヲノロウホウ(ゾクシン)
1923年 秋田県
呪いたい人の名前を心に唱えながら、家の柱に釘を打つと、その人は災難にあう。
類似事例

シリョウ,イキリョウ
1984年 新潟県
憎んでいる人がわらで人形を作り、神社の木に釘で打ちつける例がある。死霊を落とすことは容易だが、生霊を落とすことはむつかしい。人間の怨念が深く憎まれた方が死ぬことがあるが、憎んだ人もいずれそういうふうに死ぬ。自分が強ければ近親者に災がおよぶという。
類似事例

ノロイ
1919年 徳島県
日吉神社に丑の時詣でとして深夜人知れず訪れ、皮の釘を竹柏の木に打ち、呪おうとする人の居所に向かった枝を折れば功があらわれるという。
類似事例

(ノロイ)
1968年 佐賀県
結婚を嫌って逃げようとしている女の人を止めるには、足止めの釘を打つ。人に見られないように大きな杉の木に、草鞋の片方を五寸釘で、その年の月の数だけ打ち込むという。
類似事例

ウシノコクマイリ
1972年 滋賀県
子供の頃、夜中にごつい桧の木に釘を打っている音を聞いた。親は「嫁さんが人形に五寸釘を打って、妾を呪い殺しているのだ。うっかり途中で会うと追いかけられるぞ。何日も通うと、しまいに牛が見えてきて邪魔をする」といっていた。
類似事例

ヒトヲノロウノロイ
1933年 神奈川県
咒は、人を詛う。人の名前を言いながら青竹の割れるまで道祖神の頭を叩く。呪われた人はその年に病気になる。
類似事例

〔ニンギョウ,ヒトガタ〕
1999年 佐賀県
昔は呪いの人形を作って夜中にカミ山に五寸釘で打ち付ける、というようなこともあったらしい。
類似事例

カセブラ
1956年 広島県
因島にはカセブラという憑きものがあるように言われる。栽培している蜜柑や柿を盗む人がいるので、それを防ぐために、祈願してカセブラサンを憑かせるのだという。祈願した樹の実を盗むと、カセブラが祟ってその人の尻から血が出るという。
類似事例

ジガミ,カラスナキ
1984年 新潟県
屋敷内の大きな松には地神がいるということで、年に一度神主にお祓いしてもらっていたが、事情があってその木を伐ってしまったところ、それからはいろいろ悪いことがあり、お祓いも効果がない。また、この木は死に知らせの「カラス鳴き」の木にもなっていたが、ここにはのろいの釘が打ってあった。
類似事例

ウシノコクマイリ
1992年 茨城県
恨みを持った女が、真夜中に白装束で髪を振り乱して、頭にはろうそくを立て、口には剃刀をくわえながら、藁人形に五寸釘を打って呪いをかけるという。この様子を人に見られると願かけが失敗に終わるので、夜は外に出るなといわれていた。
類似事例

ヘビ,コウモリ,(ゾクシン)
1935年
蛇や蝙蝠の所在を指さすと、その指が腐るという。その際に唾をつけた手を帯に挟むとその難を逃れられる。
類似事例

ムギカラニンギョウ
1937年 岐阜県
2人の人が田の境をあらそった時に、麦稈人形を作って田の中に埋めておくと無理を行った人が滅びるという。某氏が田を買って土を起こすと麦稈人形が出たことがあった。また悪い人がいれば、その人の人形を作り1週間程も灸をすえて土中に埋めることがある。
類似事例

ヤマノカミノタタリ
1934年 兵庫県
山にある松の木を伐採すると、山の神が祟りを起こす。打首があったり鑿が切れなくなる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内