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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シクビ
1920年 徳島県
芝山は4と9の日に火が出る。これを四九火という。この火は手招きすると必ずそこへ飛んでくる。もし招いて飛んできたときは、雪隠の中へ入り下草履を頭に頂いていると、3回雪隠の上を舞って飛び去るという。

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シクビ
1958年 徳島県
4と9のつく日には怪火が出る。これを四九火という。この火は手招きすると必ず飛んで来る。その時に雪隠に入って下草履を頭上に置くと、3回雪陰上を舞って飛去ると伝えられている。
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ノビ
1936年 高知県
傘程度の大きさの火が砕けて数十になり、地上から4、5尺あたりのところを数百間走る。草履に唾をつけて招くと頭上にきて、煌々と空中を舞うという。
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カイカ
1920年 徳島県
夜中怪火を見た時、袖に手を入れ招くと必ずその方に来る。また、怪火に追われた時は穿った履物を頭に載せるとその火は去る。
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ノビ
1936年 高知県
野火は怪しい火のことで、傘ほどの大きさの火が砕けて数十の星になり、時には地上4、5尺の高さを数百間も走る。草履に唾を吐いたもので招くと、いきなり頭上にきて煌煌と空中を舞う。
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ヒノタマ,コキュウカ
1975年 大阪府
摂津国島下郡別府村の虎の宮跡というところから火が出て、片山村の樹の上にとどまる。雨夜に必ず出る。火縄などに火をつけて近づけば消える。
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テングノヒ
1919年 愛知県
天狗の火を見たら下駄や草履を揚げれば去るという。
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ホトケサマ
1963年 福島県
7月13日の夜は木戸口にて麦藁で迎え火をたく。この煙に乗って仏様が降りてくるといわれる。
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キツネノヨメイリ
1998年 奈良県
正月の晦か大晦かの夜、香具山の麓の辺りで狐の嫁入りがあるというので、村人たち4・5人で見に行ったことがある。丑三つ時の頃になったら、パッとついた火が3分か4分ぐらい飛び、パッと消えた。
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シラヌイ
1975年 大分県
豊後国宮古郡甲浦の後の森から挑火のようなものが現れる。松山の方からも一つの火が出て空中で戦っているように見える。やがて海中に落ち、出てきた山や森に入ってゆく。4、5,8,9月の夜に必ずある。
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ミヤマノマツアカリ
1981年 広島県
弥山から松明のような火が燃えることがあり、これを俗に弥山の松明、天狗の松明ともいう。
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ホトケサマノアシアト
1971年 福島県
迎え火と送り火をたく。焚いた後の灰に「足跡がついた」といって仏様が帰ったといった。
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ケチビ
1925年 高知県
法華経堂の辺りには、ケチビがよく出るという。ケチビとはケチビは、だいたい人の怨霊が変化したものだと思われているという。昔、藩主から託された手紙を持った飛脚が殺され、その亡霊が火玉になったと言われる。ある日、若者がいくつかの松明をもって怪火を挑発しようとしたら、数千百個の遊火が出て、松明を集めたり、離れたりすると、その動作を真似たという。ケチビは草履の裏に唾を吐いて招くと、来るといわれている。
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ダイジャ
1955年 岡山県
雨乞いには山に登って火を焚き唱えごとをする。どうしても雨が降らないときは5升樽に酒を入れて大山赤松池に投げ込む。すると大蛇がこの酒を飲むので空樽になる。それに池の水を入れて村に担いで帰ると必ず大雨が降る。
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ノウシンマツリ
1965年 岩手県
三月十六日、山の神様が山に帰り、代わりに農神様が里に降り、農業を保護してくださるので、各戸が朝早く起床して火をたく。煙を空高くあげると吉事がおこるという。
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ケチビ
1931年 高知県
怪火は草履の裏に唾をつけて招けば捕らえることができる。その火と人間が作った火を区別するには、薄目にして見る。後光がささずほの明るいだけなのが怪火である。
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ヤマノカミ,テンゴサン
1971年 福井県
山の神様は1月9日と12月9日に祭る。山の神は天狗だといい、この日は10時までに山に行くと必ず怪我をするので、行ってはいけない。山の神が来年の種をまくからとか、山の木の種を拾っているからとか、山の木をどれだけ切ったか調べるからだとか、山に入った者を騙すからだとかいう。
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キツネビ
1971年 福島県
狐火がカドク寺の方へ行ってからまた西へ戻ってきて、人の足が見えるようにチラチラチラチラはねる。そうしてこんどは提灯を上げて手まりがとぶようにしたり、上がったり下がったりする。これは狐に違いない。たいてい夜10時頃にやるものである。
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カンタロウビ
1939年 愛知県
2つの火が一緒に出るという。勘太郎火といわれていて、その婆との二人連れなのだという。
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テンジンサマ
1984年 福井県
神様が去来されるときには火をたくことが多い。正月は25日で終わるといわれており、天神様は天神講のオショウジコの煙に乗って、天上へ帰られる。
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キツネッピ
1990年 福島県
狐っ火は山の峰等に出る。狐が魔力か呪力で、人の目を紛らわすために火を出す。
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