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検索対象事例

カワウソノゴトキケダモノ,ライジュウ,カイジュウ
1922年 徳島県
文化の頃、航海中に落雷があって、その後獺のような獣が船中にいたので、雷獣として見世物にした。

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ライジュウ
1921年
雷獣とされるものはその正体は判然としない。雷神の手伝いをしているとも、雷が好きなのだとも、雷を恐れているともいわれている。
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ライジュウ,テンビ
1937年 秋田県
落雷した時、火柱が立ち、雷獣が木をかけ上る。この落雷を特に天火ともいう。
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オカンダチ
1958年 神奈川県
雷をオカンダチという。落雷で裂けた木の裂け目は雷獣が空に駆け上がった時の爪の跡だという。
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タクサンノカミサマ
1967年 千葉県
昔、たくさんの神様の乗っている舟が嵐にあって打ち上げられ、岩になった。以来そこを岩船という。
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イヌガミ,サルガミ,スイカズラ
1917年 徳島県
昔、怪しい獣が大空を飛んでくるのを、武士が弓矢で三段に射切った。その首は犬神になり、胴は猿神になり、尾は吸葛になったという。
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ケモノ,タヌキ
1978年 愛知県
三河国小坂井村の茶屋の井戸へ大雷の際に落ちた獣は狸に似ていた。これを捕えて食べ物を与えたが何も食べずについには死んだ。
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カミナリ
1960年
雷が落ちたところには必ず脱毛、爪痕がある。すなわち、雷は全体が火におおわれた獣の一種である。火の中を見ることはできないので、古今まったく雷の本当の形を見たものはいない。小猫のようなものであるという。また、雷は形の無いものではなく、六畜雄鶏のようなものでもない。雷を捕えたという者がいるが、それは本当の雷ではない。
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ライジュウ
1967年 福島県
享保年中、大聖寺の門内の小社で、天に登れなくなった雷獣を、院主が竿を地面に差してやり登らせた。建廟がこれを聞き、奇異のことだとして社領1石を与えた。
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ライジュウ
1974年 栃木県
下野国の烏山の辺に雷獣というものがいた。形は鼠に似てイタチより大きい。夏の頃はそのあたりの山に自然と穴が開き、その穴から雷獣が首を出し、夕立の雲の中から雷獣が乗るべき雲が来ると、それに乗って飛び去るという。またこの辺りでは春頃に雷獣狩りが行われるという。
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ライジュウ
1959年 島根県
雷が落ちると雷獣が木を引掻いていくという。木の皮がむけて爪あとがついているとも、雷が落ちた時に雷獣が、木に走り登るのを見たなどという話も聞いた。
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ライジュウ
1983年
加賀国の白山や信濃国の浅間山には雷獣がいるという。これは狐のような獣で、時々捕らえられて京都や大阪で見せ物にするという。鉄の網の中に入れ、何も食わず水も飲まない。夕立が降りそうな気配があると毛を逆立て、勢いが物凄いため、網の上に筵をかぶせるという。
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オニ
1970年
航海中、急に天気が悪くなり、青面鬼が船中に入ってきた。そこにいた婦人が船底の籠から髪を取って来ると鬼は去った。ゆえに船が災いにあった時は船人が髪を切って竜神にたむける。
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カミナリ
1921年 京都府
雷神は人間となったり鶏となったり、猿になったりさまざまな形で登場する。
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カミナリ
1987年
雷の姿について。『倭漢三才図会』の雷の所には、雷が落ちたのを見た人の言として「径5寸の火の塊であった」こと、落雷の地には脱毛、爪あとが残されているなどと記されている。『倭訓栞』には明和年間に相州に落ちた雷は猫より大きく鼬に似ていて黒く、爪が5つあったとか、三河小阪井の茶店の井戸に落ちたものは狸のようだったなどと書かれている。『本草綱目』には霹靂石が出ていて鐙・碪・丸・墨などの図が出ている。
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ライジュウ
1976年
僧玉屑の東行行脚記『あずま貝』に雷獣を捕ったことが記されており、図もあるが、狸の類であるだろう。
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カイジン,スイフ
1977年
海中にあしかという獣がいる。狗に似ていて駒ほどの大きさである。また海底に人の形のようなものを見ることがあり、見たら3、4日は海に入らない。水府や海神というのは、これらを結びつけたものだろう。
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リュウ
1970年 奈良県
池の竜を武士の姿になった春日明神が射落した。その竜を祀ったのが竜象寺だという。
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リュウグウサン
1976年 長崎県
海で四足の魚が何度も同じ船の網にかかった。その猟師が病気になったので四足の魚を祀ると治った。ゆえに竜宮さんとして崇める。
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ダイジャ
1956年 東京都
船頭が大路池に小石を投げ込んだら、大蛇の姿が池の上に現れた。今でもここにお参りするときは小石を投げ込むことになっている。
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カミナリ
1921年 広島県
河邊の臣が安芸国に造船のための材木をみつけ、切らそうとした。ある人がこれは霹靂の木なのでいけないといったがかまわずに切ると、俄に雷鳴がした。河鍋の臣が「雷よ人夫を殺すな、もし殺せば汝の身も危ないぞ」と叫ぶと、雷神は小魚となって木の枝にはさまったので、臣はこれを焼き殺してその木で大船をつくった。
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