ムエンボトケ,マヨイボトケ,エンコ 1955年 高知県 16日には地獄のカマノフタが開くから、山へ行かない。正月と盆の16日に川へ行くと、無縁仏に川の中にさそいこまれる。エンコが角力をとろうと言ってくる。山の中にはコウノシバを持った者がいて、行き会うと二度と家に帰って来られない。コウノシバを持っているのは迷い仏である。
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エンコ 1967年 愛媛県 七夕以降に泳ぐと、エンコに足を引かれる。
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エンコ 1991年 愛媛県 あるおばあさんがエンコを助けたら、お礼に毎朝家の前の鉤に川魚が掛けられた。その鉤を鹿の角に変えたら、エンコが来なくなった。エンコは鹿の角が苦手。川に行くときは鹿の角を身につけると良い。
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エンコ 1991年 愛媛県 エンコが足を引張るので、お祇園様の日(8/1,2)には川や田に入ってはいけない。
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エンコ 1987年 山口県 エンコはカッパ。頭に皿があって、相撲をとろうと言ってくる。皿に水があるときはつよいが、無くなると弱くなる。
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エンコ 1967年 愛媛県 エンコは頭の皿に水があるうちは力が強い。相撲が好きである。
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エンコ 1975年 愛媛県 畑へ行っていたら、えんこが角力をとろうと言ってきた。よしと言ってすぐに頭をはり倒したら、海の中に飛び込んで逃げた。
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エンコ 1985年 愛媛県 エンコは冬になると山に入ってセコになる。
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エンコウ 1955年 高知県 エンコウは、キュウリが好物である。エンコウがいたずらに来るので、キュウリを作らないから来るなと言ったら来なくなった。エンコウは川のもので、角力をとろうと言ってやってくる。
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エンコ,(ゾクシン) 1968年 愛媛県 睦月では、12月1日の師走入りをエンコが出る日といって、水に入らないという。
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エンコ 1976年 山口県 エンコが馬を川に引きずり込もうとして、川岸に引っぱられ、皿の水がなくなってぐったりしていた。皿に水が入ったとたん、力が出て馬を川に引きずり込んだ。
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エンコ 1933年 山口県 エンコは川または海に住む。相撲を好み、人の尻を抜く。足跡は5・6歳の子供に似ており、雪の降った朝に山に行くとその足跡をよく見る。節句に生まれた子はエンコの餌食になりやすい。特に端午の節句に生まれた子は危ない。
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エンコ 1983年 愛媛県 七夕以降に泳ぐとエンコに足を引っ張られる。釣り舟に子供を乗せて寝かせているとエンコにさらわれる。
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カアランベー,(カッパ) 1990年 長野県 盆の16日に川へ行くと、カアランベーに引きずり込まれるといった。また、長時間泳いでいるとシンノコを抜かれるともいった。
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エンコ,セコ 1983年 愛媛県 エンコは冬になると山に入ってセコになる。セコは足が一本で雪の上に足跡を残しながらホイホイと叫びながら歩く。
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(ゾクシン),エンコ,カッパ 1935年 山口県 6月17日の宮島様の晩は、エンコ(カッパ)は宮島様に参っているので泳いでも引かれないという。またこの晩に泳ぐと夏病をしないという。
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エンコ 1991年 高知県 夜に行くとエンコが相撲とろう相撲とろうといったり、川に引っ張り込まれたりするという話を聞いた。エンコは上にミミワタがついている。見たことがないからわからないが、漫画に出てくるカッパと一緒ではないかと思う。
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(ゾクシン),エンコ 1935年 山口県 7月1日の牛の節句には牛に潮を浴びさせる。エンコが牛のダニを食べに集まっているので、この日水浴をするとエンコに引かれるという。
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タカボーズ 1985年 和歌山県 夜の鮎漁の時に、タカボーズが角力を取ろうと言って出て来る。角力を取っていると鮎をすっかり取られた。気がついてみると、木の切り株の流木と角力を取っていた。
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エンコウ 1975年 山口県 エンコウが、馬を川に引きずり込もうとしたが、馬の方が力が強くて逆に引き上げられてしまった。それから、その川には上がらないと言った。
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