カシャ 1968年 佐賀県 野辺送りのとき、天蓋をガンの上に載せないで行くと、火車に死人をとられるという。
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キツネ 1977年 狐は霊天蓋を拾って北斗を数年拝して人の形に変化する。
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ダイバ,アカイヌノ,クツワ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 葬式の天蓋に使った赤い布を馬の轡に結んでおくとダイバ除けになるといわれている。
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キツネ 1983年 狐は野原に落ちていた霊天蓋(髑髏・しゃれこうべ)を拾って頭の上に戴き、北斗星を仰ぎ見て拝するに、霊天蓋は忽ち落ちる。しかし数年鍛錬を続けると、仰ぎ見ても落ちなくなる。そうして北斗星を100回拝すると初めて人の形に化ける事ができるという。
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カシャ 1978年 宮崎県 死体をカシャから守るため、棺の上に竹と紙で作ったタツガシラのついた天蓋をさしかける。
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リュウ 2001年 埼玉県 比企家の位牌の、狩野法眼の天井画の竜が田畑を荒らしたので、喉を切り、天蓋をとりつけた。
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クルソンザン,ヒカリ,カンノンサマ 1975年 山口県 九州の信心深い人が、毎晩山に光が見えるので来てみた。すると木が立っており、その傍から観音様が現れて祀ってくれと言うので祀りはじめたという。
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ドウソジン(ゾクシン) 1964年 群馬県 道祖神の見えるところでは子どもは育たないといわれている。
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(ゾクシン) 1972年 沖縄県 ダビ(野辺送り)の際の葬列の並び方は沖縄各所で異なるが、ティンゲー(天蓋)を先頭にする葬列は死者を奪いに来る鷲のような魔物を防ぐためである。
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シンケイ 1940年 大分県 寺の近くの藪では、2人の武士が死んでいる。この藪に入るとシンケイになる。
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メヒトツコゾウ 1933年 静岡県 田方郡では12月の八日節供に目一ツ小僧が来て、家の者の運を帳面につけ、それを道祖神に預けていくといわれている。2月8日に再びやってきて、道祖神に「あの帳面はどうした」と聞くが、道祖神は「子供が焼いてしまった」と答えることになっている。
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キツネビ 2003年 長野県 宵の始め、通りを灯火が幾つも続いて行く。途中藪で見えなくなり、藪から出てくるだろうと見ているが一向に出てこない。幾夜もこれを見たが必ず藪で消えてしまう。大人はこれを狐火だと言い、狐が足下まで来て化かしているからそういう時は下駄で蹴り上げて退散させるのが良いとされた。
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ヤクビョウガミ 2002年 神奈川県 一つ目小僧が帳面を道祖神に預ける。厄神が取りに来ると、道祖神は1月14日の火事で焼けた、と詫びる。
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ドコモジゾウ 1975年 ある地蔵堂の堂守をしていた老僧が、参詣人もないのでどこかへ移ろうとしたところ、その夜の夢に地蔵が現れ、「どこもどこも」と告げた。これは「どこへ行っても同じ事」というお告げだと考えた老僧は、生涯をこの堂で終えたという。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 道祖神をなめると、百日咳に良いといわれている。
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ドウソシン 1961年 千葉県 道祖神はしわい(けちな)神様だ。だから道祖神の境内にある木は、枝1本たりとも折ってはいけない。
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ドウソジン,シンタイ 2003年 山梨県 道祖神の神体とされている真っ黒な自然石は常に暖かいといわれる。
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ロクスケイナリ 1990年 長野県 六助池わきの新道を通るとお稲荷様に化かされるといい、おじっさまは池のすぐ上にあるヨシの生えた藪で実際に化かされた。家に行くような気がして歩いていると、いつの間にかその藪の中に入っていたという。村人に話すと、「熱心にお祭りしているから案内してくれた」と言われ、以後はますます熱心になった。夜中に女性が道案内をしてくれたら、伊深に行っていたともいう。
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コエ,ブツゾウ 1953年 仏様が藪の中から背負って行けといわれたので、負うて帰り、愛宕山に祀ったらそれ以降その家は金持ちになった。
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ドウソジン 1990年 長野県 明治初期、周辺には12軒の家があったが、そのうち10軒には男の跡取りがなく、養子だった。そこで道祖神碑を建てたところ、どこの家でも男の子が産まれた。しかし100年ほど経つとまた女の子ばかり生まれて8割ほどが養子になった。そこで次は道祖神祭りをするようになったという。
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ヒトツメコゾウ 2002年 神奈川県 一つ目小僧は帳面を持っていることがわかると殺されるので、道祖神に預ける。
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