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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例


1934年 長野県
興禅寺にある杉戸の内側に、嫗が臼を引き。その傍らに翁が立っている絵が描かれていた。夜になると嫗と翁が喋った。2人の眼を抉ったら音はやんだ。また、書院の壁には筝や琵琶・鼓などの楽器の絵が描かれており、鳴り響いて気味が悪かったので、墨で塗りつぶした。

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ヒャクキヤギョウ,バケモノ,キギョウ
1976年
「百鬼夜行の図」という古い絵を見たことがある。様々な道具類が化物になったのを巧みに描いたもので、朝日とともにそれらが消えうせるように描かれている。古法眼の絵だという人もいる。
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ウシ
1979年
ある絵の上手な人が牛を描こうと、その事ばかりを考えて寝たら、その姿が牛に見えたと言う。その人はそれ以来仏画しか描かなくなった。
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ヘビ,ネコ
1982年 新潟県
頭の重いとき、これは蛇の祟りだといって紙に蛇の絵を描いて鎮守の長床の壁に貼った。猫の祟りだといって猫を描いて貼る人もあった。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
鶏の絵を描いてコウジンサンに供えると、夜泣きによいといわれている。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
鶏の絵を描いて布団の下に敷いて寝ると、夜泣きが治るといわれている。
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テング,オニ
1977年
天狗を絵に描くときに立附と言うものを着た姿で描くが、これは東都の大工、大隈という人の祖父が始めたものである。また鬼の絵の虎皮の褌は古法眼元信が始めたものである。
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テング
1967年 福島県
団子山に天狗が出て、頭をひねられたが助かった人がいる。その人は絵描きだったので天狗の絵を描いたという。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
夜泣きのまじないで、「鳥の絵を描いて、逆にはっておくと良い」という。
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ビョウブ
1974年 京都府
勧修寺家に古い屏風があり、そこには女の子を抱いて立っている人の絵が描かれていた。これを立てておいておくと、時々その女の形が影のように外に出てくるのを見る者がいたという。
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タヌキ
1996年 山梨県
鎌倉の建長寺の狸が坊さんに化けて駕籠に乗って柳沢に来た。食事をした家では「決して覗かないでくれ」と言ったが、こっそり見てみると狸の姿になってお膳をひっくり返して食べていたという。またある家では狸の絵を描いていったという。話者が若いころ、その絵を見せてもらったことがあったが、狸といえば狸に見えるという程度の絵だったらしい。
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サギ
2001年 青森県
弘前城の、狩野法眼が描いた襖絵の鷲が飛び回ったので、眼を潰した。
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ヘビ
1982年 新潟県
蛇の夢をみると怖いからそれを避けるために半紙に蛇の絵を描いて神社に奉納した。
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キンガ
1976年 岡山県
芹沢仁右衛門という、幼少時よりたいへん猟を好む男がいた。その息子は容姿が異様で、3歳になったころから絵を描くのを好んだ。やがてその子は病気になったが、絵を指して、「ぼうはいまに死ぬ。この魚は何日に殺しなされた。この鳥はどこそこで殺しなされた。」と、まるで殺された鳥のような目で語り、やがて死んだ。その絵は、すべて父が殺した、しかも殺すのに時間がかかった魚や鳥を描いたものであった。芹沢はそれから猟をやめた。
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オニノエ
1976年
鬼の絵に虎の皮の腰当を描くようになったのは、古法眼元信からであるという。
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ネコ
1934年 京都府
書聖兆殿司が大涅槃像を描いていると、1匹の猫が絵の具をくわえてやって来るのを憐み、絵に描き加えた。
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オヤクシサン,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
お薬師さんはイボを除いてくれたり、乳を出してくれたりするといわれている。願掛けをして病気が治ったら、タコの絵を描いて供えるといわれている。
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リュウ
1988年 奈良県
江戸時代、百拙和尚が竜象寺を再考したとき、本堂の天井に狩野春甫が竜の絵を描いた。その竜が夜中、広大寺の池に水を飲みに抜け出すので、竜の目に釘を打ち、ウロコを3枚墨で塗りつぶしたら、抜け出なくなった。
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ヨナキ,マモノ
1933年 鹿児島県
赤ん坊が夜泣きをして困る時は、枕元に刃物を置いておくという。何か魔物が憑いて赤ん坊をいじめるから、それを祓うという意味だという。これをしても泣きやまない時は、竈の後ろの壁板に鶏の絵を描いて貼り付けるといいという。
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ウマ
2001年 埼玉県
湯本家の、狩野山楽が描いた屏風絵の馬が田畑を荒らした。
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ヘビノノロイ
1984年 新潟県
占ってもらうと昔苦しめた動物の祟りだと言われた。そのため、苦しめた動物の絵を描いて貼っていた。
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ウマ
2001年 山梨県
神社の狩野派の画家の絵の馬が田畑を荒らしたので、杭を描き添えた。
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