キツネ 1995年 滋賀県 魚を買った帰り、自転車が重くなったような気がした。家についてみると、魚は一匹もなかった。きつねが乗っていたのだ。
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キツネ 1993年 岩手県 きつねが魚を買った人を追いかけたが、その人は用心して家まで帰り、魚を取る事はできなかった。きつねは怒ってその人がトイレに行ったとき、トイレの中に落として転がした。
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キツネ 1940年 滋賀県 狐にだまされまいと飼ってきた魚を背中の高いところにかついで家路についたが、帰って見ると魚はきれいになくなっていた。
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キツネ 1995年 山形県 結婚式のお土産の魚を持って帰る途中、きつねが人間に化けて「休んでいきなさい」と誘った。家に帰ってみたら、魚はなくなっていた。
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キツネ 1995年 山形県 結婚式に出て酒を飲んでの帰り、魚を取られた。きつねのしわざ。
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カイガイ 1940年 新潟県 漁をしていると、貝が見つかった。市場に売りに行くと貝が突然話し出したので、それを川に投げ捨てることにした。
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キツネニバカサレナイヒト 1943年 三重県 ある男が婚礼の帰り、夜更けに御馳走を担いで帰ってくると、狐が前になり後になりついてくる。重箱を叩き「取れるだけ取れ」とからかいながら帰ったが、狐はついに何も取らなかった。男は気の毒に思い、魚を1匹投げてやったそうだ。
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キツネ 1995年 山形県 昔は、魚を持って帰ると、きつねが人間に化けて「風呂はいれ」と誘った。水に入っているうちに、魚はなくなっている。
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キツネノヨメイリ,キツネノチョウチン 1989年 長野県 きつねのちょうちんを持ち帰った老人の家に、きつねが訪ねてきてちょうちんを帰してくれと頼んだ。老人は拒んだが、「娘の嫁入りに困る」ときつねが訴えたのを哀れに思って返してやった。夜になると、素晴らしいちょうちんが並んでいる様を見ることができた。次の晩には、きつねがご馳走を持ってきたという。
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カッパ 1989年 長野県 川に馬が引き込まれようとしていたので尾を見るとかっぱが尻にぶら下がっていた。殺そうとすると命乞いをするので助けた。すると、欲しいときにはいつでもびく一杯の魚をくれるようになったが、その魚を売ると、それ以後貰えなくなったという。
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キツネ 1993年 岩手県 きつねはウサギを好む。あるお爺さんが山から薪とウサギを持って帰る途中、小川を越えたら川の水がドッと溢れ、追いかけてきた。逃げる途中でつまずいて転んだら、ウサギが持っていかれてしまった。ハッと見ると川の水も何もなかった。
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キツネ 1995年 山形県 酒を飲んでの帰り、目の前に提灯がサーッと灯った。見とれていたら、魚を取られた。きつねのしわざ。
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キツネ 1980年 青森県 キツネが10円札をくわえていたので「町で魚を買ってきてやる」と言って取り上げ、約束を守らなかった。キツネはあだ返しにその家の死んだ赤ちゃんの死体を掘り出して、魚に見せかけて食わせた。
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キツネ 1980年 青森県 八戸の帰り、キツネに荷から魚を抜かれる。
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エンコ 1976年 山口県 エンコが馬を川に引きずり込もうとして、川岸に引っぱられ、皿の水がなくなってぐったりしていた。皿に水が入ったとたん、力が出て馬を川に引きずり込んだ。
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キツネ 1995年 山形県 道の下の沢のおまんきつね、小学校の下のおしんきつね、西側のおよねきつね、という3匹のきつねがいた。おかんばあさんという人は気丈で「狐になんか化かされない」と言っていた。鮎貝に行くとき、道にあったゴミ袋を「騙されないぞ」と蹴っ飛ばしたら、袋が逃げ出した。橋の下の鴨の群れにも「騙されないぞ」と石を投げたら、鴨は一度に消えてしまった。買物して帰り道、橋の所でばあさんの家の人が提灯を持って迎えにきた。ところがこれがきつねで、ばあさんはとうとう騙されて、尻尾で顔を叩かれて、びっくりして気絶してしまった。
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キツネ 1943年 福島県 6月、サナブリのためエイを買っての帰り道、松魚原の狐塚の前で犬が大きなエイを引きずって行くのを見た。自分のよりもだいぶ大きいので、早速犬を追いかけて取り返し、喜んで帰宅したが、よく見ると魚ではなくて、棒に筵切れをつるしたものだった。
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オオダコ 1933年 神奈川県 昔、漁夫が磯へ出て大きな章魚を見つけたが、あまりに大きいので足一本だけ切って桶に入れて帰った。それから毎日、足を一本だけ切って帰った。8日目に最後の一本を切ろうとしたら、章魚は一本の足で漁夫をとらえ海へ引きずり込んだ。
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キツネ 1990年 福島県 魚を持って家に帰るとき、狐が人の姿に化けて話し掛けてくる。途中で別れて帰ってみると、魚がなくなっている。
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キツネ,タヌキ 1989年 長野県 下栗の人が和田の方へ行き、魚を背負って帰ってきた。帰り道にきれいな座敷があり、美人が食べ物を勧めてくれた。そうこうしているうちにだんだん気がついて、向こうですすきがゆれているのに気がついて不思議に思っていると、対岸の家の灯りか何かに気がついた。あっと思ったときには魚は消えていた。たぬきかきつねに化かされたのだという。
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