ユキオンナ 1928年 雪道で死んだ女性の霊が雪女になり、人間に呼びかけるという。また子を連れた雪女は通る人を呼び止め、その子を抱かせて雪の中に埋めてしまうという。
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ユキオンナ 1928年 雪道などから現れる雪女は人間に呼びかける。雪道に迷った女性が、谷間に落ちて雪の中で死んだ為に出現する。この女性が妊娠していたり、子連れだったりすると、人間に子供を抱いてほしいと呼びかけることもある。
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ユキオンナ 1956年 小正月(旧正十五夜)または冬の満月の夜、雪女が多くの童子をつれて雪の上で遊ぶといわれ、子供らはこの夜は外で遊ぶことを禁じられた。
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ユキオンナ,コドモ 1928年 雪女に頼まれて子供を背負ったりすると、その人が雪の中に埋められてしまう。
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ユキンバ 1928年 愛媛県 雪塊の跡がひとつポコッと凹んでいるのは、一本足の雪婆の足跡である。雪婆は夜に幼児を呪うという。
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ユウレイ 1990年 長野県 恨みを晴らすために、幽霊になって出てくるという。白い着物を着て、音もなく現れるという。恨めしい人の枕元に出るという。
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ユキンボ 1974年 京都府 淋しい山中の家で大雪の夜に婆さまと孫が留守番をしていると、雪んぼがきた。婆さまは孫を背負って村里へ下り、そのままそこに移り住んだ。雪んぼは松やにと雪でできていて、火にあててとろけた乳を人に投げて焼き殺してから食うという。
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ショウヅガババア 1985年 茨城県 昔雪の降った翌朝一人の女が寒さで行倒れになって凍死していた。この田の所を夜になって通ると、お化が出ると言って、子供は夕方になると通らなかった。又遅くまで遊んでいると、しよおづかばばあにつれて行かれると子供を驚ろかした。
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シボウシタニュウジノユメ 1985年 鹿児島県 乳児や幼児の洗濯物は月夜に外へ干してはならない。あ る時、乳児が死亡した。悲しみにくれる母親が、その子の夢を見た。その子が言うには、月夜晒しの着物を着させられたため、私は夜神の共をすることになった、と。夜干しの着物は不吉とされている。
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キツネ,キツネノタタリ 1988年 茨城県 赤ん坊が泣くのは狐の祟りだという。ある人が雪の日、狐の足跡を追って狐の巣に行って「今度子どもを泣かせに来たら巣を壊すぞ」と脅したら、翌日から狐はこなくなったという。
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モウジャ 1986年 三重県 夜、山仕事をしている男たちのために女たちが飯場から弁当を持っていこうとしたら、上から小さな子供が真っ白い着物を着て駆け下りてきた。女たちは気味悪がって飯場に引き返した。しばらくすると電報が来て、女のうちの一人の子供が急死したことがわかった。
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ザシキオボコ 1982年 宮城県 人の家に泊まったとき、夜中に廊下を掃く音がしたのでのぞくと、白い着物を着た子どもがいた。座敷オボコだった。子どもがいたずらをしたときなどは「座敷オボコが来る」と戒められる。
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ニワトリノエ,ジゾウサマ,アカイズキン 2001年 青森県 子供の夜泣きには、枕元に鶏の絵を置いたり、地蔵様拝んで赤い頭巾をかぶせたりした。
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ユキオンナ 1976年 宮城県 若侍が赤ん坊を抱いた雪女に子供を抱くよう頼まれた。抱いていたら女は消え、氷のように冷たい赤ん坊は腕から離れず気を失った。その後のっぺら坊の女が出たり、一尺ほどの小坊主が二丈にも伸びたと思ったら砕けて雪に変わったりということがあった。
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キツネ 1991年 静岡県 夜泣きは狐が子どもを泣かせている。あるとき、お爺さんが狐を殴ると、その夜から孫が夜泣きを始めた。外に出てみると、狐が雨戸に手をかけていた。狐を追うと孫は泣き止んだ。しばらくの間、狐と爺さんの知恵比べが続いた。実話だという。
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キモノ 1956年 宮城県 子供を丈夫に育てるために麻の葉模様の着物を着せたり、男児には女児の着物、女児には男児の着物を着せるなどする。
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ユキオンナ,ユキノセイレイ 1928年 新潟県 宗祇が越後国で見た雪女は、肌が透き通るようで白い単衣を着ていた。よく見ようとすると姿が消えた。翌日になって土地の人に聞くと、これが雪女で、大雪の年には稀に出現することがあると言う。
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ヤマンバ,ヤマンボウ 1941年 鳥取県 ある老婆が山に小屋を立て、蛇や蛙を食べているという。白髪を藁で束ねてぼろの着物を着、春先になると茸や蕨などを持って町にくる。醤油や味噌を買っていくというが、定かではない。子供たちから非常に恐ろしがられており、何かすると「山姥が来るぞ」と言われる。
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ショウガツノカミサマ 1982年 鹿児島県 12月29日、30日に子供が泣き騒ぐと、「正月の神様があそこまで来ている。静かにしないと神様はお前に年をやらないぞ」と、親が子供をおどかすという。
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ユウレイ 1990年 長野県 この世に恨みがあるとき、あるいは子供を残して死んだときは、幽霊になって出てくるという。白い着物を着て、足がなく下げ髪で出るという。お墓や柳の木の下、井戸に出るという。
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