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検索対象事例

ヘイケガニ
1961年 全国
源平合戦で藻屑となった平家の人々が蟹となった。これが平家蟹である。

類似事例(機械学習検索)

オニガニ,キメンガニ,ヘイケガニ
1993年
赤間の関の合戦で敗れ入水した平家の兵たちが蟹となった。摂州では武文蟹、島村蟹ともいわれている。
類似事例

ヘイケガニ
1929年 山口県
昔平家の武者達は、戦い敗れたと見てみんな海に飛び込んで死に、怨念化して平家蟹となった。
類似事例

ヘイケガニ
1976年 香川県
讃岐国八島の浦の蟹を平家蟹と言い、平家一族の怨霊が蟹になったという。
類似事例

ヘイケカニ
1975年
寿永の乱で平氏の人間が屋島や壇ノ浦で死んだのだが、彼らが寃魂化して怪しい蟹となった。今になってその蟹の背中は、怒った人の顔面のような模様になっているという。
類似事例

レイ,ヘイケガニ
1975年 山口県
長門国赤間関の辺りに、怒った顔をしたような甲の蟹がいるが、これは元暦二年戦に負けて入水した平家の霊であるという。
類似事例

オサダガニ
1923年 愛知県
長田忠致が源頼朝に誅され、その怨霊が長田蟹になったと伝えられている。蟹の甲文に人の面に似たものがあるので付会されたもの。
類似事例

シマムラガニ
1972年 兵庫県
細川高国が野里川に敗れた時、浦上村宗の家臣、島村弥正エ門ただ一人踏止まって斬死して、川に投身してはてた。それが蟹になったので島村蟹という。
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ナガタガニ
1961年
建久2年に天下を握った頼朝は、源義朝を射殺した長田親子を、大御堂近くの山上で磔にした。その松の下から出た蟹が長田蟹で、魔除けとして吊られる。
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タケブンガニ
1961年 兵庫県
武文蟹は兵庫明石の浦で取れる。元弘の乱(1331)で戦死した秦武文が蟹になったものである。
類似事例

タケブンカニ
1975年 兵庫県
摂州大物浦に海人が武文蟹と呼ぶ蟹がいる。これは尊良親王の随身であった秦武文が、松浦の枝に謀られて御息所を奪われる。武文はこれを追って大物浦で自殺し、その寃鬼が風濤を起こして主を救い、ついに蟹に変化したという。
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タケブンガニ
1976年 兵庫県
元弘の乱の時、摂津国兵庫の海で死んだ秦武文という男の怨霊が蟹になった。ゆえに兵庫と明石の蟹を武文蟹という。大きさは1尺程もあり、はさみは赤く白い斑がある。
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オサダガニ,オサダガイ
1991年 愛知県
甲羅の模様が人の顔に似ている蟹が野間の海岸で取れる。「長田蟹」と呼ばれており、頼朝に殺された長田父子の恨みが蟹に宿ったものだという。また、長田父子の死体を埋めた長田山から出る貝の化石も、長田父子の化身と言われ「長田貝」という。
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シマムラカニ
1975年 大阪府
摂州安里河に島村蟹と呼ばれる蟹がいる。これは享禄4年に三好海雲と戦って敗走した細川高国の家臣・島村貴則が、苦戦して主を救い、ついに安里河で没したところ蟹に化したことから名付けられたという。
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カニノアダウチ
1981年 鳥取県
親蟹は猿に柿をぶつけられて殺されたが、蜂・どんぐり・臼の協力を得た子蟹がその仇を討つ。
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ヘイケノボウレイ
1979年 香川県
讃岐の屋島の東も壇之浦といって、ここの蟹も平家蟹という。歌人である岩田凉菟が、この屋島に宿して、平家蟹と呼ばれる甲羅に人面の模様がある蟹を見て、「なまじひに海鼠にもならで平家蟹」と詠んだところ、その夜に平家の亡霊の祟りだろうか怯えて寝られなかった。そこで「海鼠ともならでさすがに平家なり」と詠み直したという。
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シマムラガニ
1961年 兵庫県
島村蟹は尼崎で取れる。享禄(1528)年間、摂津の三好細川の戦いで、細川の家臣島村氏が敵2人を両脇に抱えたまま入水し、蟹になったものである。
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シシャノユウレイ
1983年 岡山県
源平の水島合戦のときに死んだ者たちが幽霊になって出てくる。
類似事例

コタケブンガニ,シマムラガニ
1976年 兵庫県
享禄4年に細川高国が摂津国で三好と戦った。家臣の島村某がそこで死んだので、尼崎の浦の小鬼蟹を俗に島村蟹という。大きさは1,2寸程で丸く、腹に鬼の顔のような紋がある。
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リュウ
1982年 群馬県
木部様の娘は戦いに敗れたとき、榛名の沼に入って竜になり、家来は蟹になった。木部の人は以来蟹を食べない。木部の人が榛名の沼に雨乞いに行くと、必ず雨が降る。そのときお供えを流すと、渦を巻いて沈んでいく。
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レイ,トウソンガニ,ブモンガニ,ヘイケガニ
1975年 兵庫県
摂津国尼崎兵庫の浦に、怒った顔をしたような甲の蟹がいるが、これは松浦五郎の為に殺された秦武文の霊であるという。
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