ホーソージサン 1992年 福井県 節分の夜、床の間に2膳を用意して灯りを消し、ホーソージさんの訪れを待つ。2膳なのは疱瘡神が老翁と老婆だからで、しばらくするとカタリと音がして、疱瘡神がきたことが分かる。この家では戸口にヤブサメ(カヤ)もささず、福豆も作らない。
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マクラガエシ 1935年 新潟県 寝るときには、床の間を頭のほうにしていたのに、起きると足元に床の間がある。これを枕がへしと呼ぶ。ある決まった家で起きるとされている。
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オボノカミサン 1982年 神奈川県 オボノカミサンは「なんとはなしにそこにいらっしゃる」と言われている。それで床の間や戸棚に飯を供えている。
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ホウソウガミ 1992年 福井県 本家の子が死んだので疱瘡神を祀らなくなった。ある夜、囲炉裏の上に神が現れ、「死んだ子は貰い子だったのだろう」という。それで改めて祀ることになった。節分の夜、木製の赤い食器で2膳を供え、家人は台所で疱瘡神がお帰りになるのを待つ。
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ザシキワラシ 1958年 岩手県 座敷童子は床の間のある座敷に出る。床柱を下りてくる。床の間の前の畳に布団が触らないようにして寝れば出ない。2人で胸の上で相撲をとったり、鼠のような声を出したりする。座敷童子が来ると体が動かなくなる。
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ホウソウカミサマ 1955年 静岡県 疱瘡が流行ると疱瘡棚を作って疱瘡神を祀り、川に流す。
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ハクタクシン 2000年 岡山県 正月に白澤神のエサンを床の間に掛ける。
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オニ 1981年 和歌山県 鬼が悪戯をして困るので、人間たちが「節分は一番静かな夜なので来てください」と言った。節分の日に鬼が来たら、軒下にジャコをハゼの木の割ったものが刺してあったり、戸口から石を投げる大きな音がしたりしたので、一番静かな日がこれでは普段はどんなに恐ろしいだろうと思い、鬼はこなくなった。
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ホウソウガミ 1952年 山梨県 隣の爺さんが病気になり、いくら暖めても寒気がする。床に入って寝ていたら疱瘡神が組んで出てきた。「疱瘡神だぞ」と注意したが、爺さんも子供も死んだ。隣家なので夫もお通夜に行ったが、疱瘡神を背負ってきて死んだ。
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シロネズミ 1975年 愛知県 田代に、50年ほど前、八卦見でネズミ使いのばあさんがいた。永太郎のある女性が病気になった際、祈祷師に見てもらうと、白ねずみが床の間から出て行った。しかし、女性は死んでしまった。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 床の間に笹餅をつるし、これを持って公事に行くと勝つという。
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オニ 1981年 東京都 節分の夜、小川家では他家から逃げ出してきた鬼を迎え入れ、赤飯を炊き、酒を供えて静かにもてなす。
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オダイシサマ 1985年 愛媛県 年に一回、床の間に臼を置いておくと、夜、お大師さまが来て、臼の目切りをしてくれる。
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マメ 1940年 福島県 節分の豆の燃え具合を見て占いをする。一年の月数、12個の炒豆を炉灰に並べて静かに焼く。白く灰化するとその月は晴天が多く、黒こげになると雨が降り、半ば黒化すると風になるという。
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オカイコガミ 1982年 埼玉県 お正月の松などを燃やすと、その煙にお蚕神が乗って降りてくるとも言う。
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トリノトブヨウナオト 1995年 福島県 仲人の家では、妻が死んで1ヵ月ほど毎日のように、床の間で何か大きな鳥が飛ぶような音がしたが、行ってみると何もいなかったという。このような日々が続いた。
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ビョウシン 1937年 (小島)汚いばあさんが来て子供にうつった。すると熱が出た。また、ばあさんが便所へ行くと汚いばあさんがやってきたので押さえつけてにげた。はしかのときはこのばあさんが出るという。(宮本)子供のとき病気すると黒い何かが襲いかかる夢を見た。祖母は病神を信じていた。昔赤痢が流行ったとき病気になったものは病神の襲いかかる夢を見た。
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ジイサン,シラガノバアサン,オトヒメサン 1936年 鳥取県 因幡の人が入ることのできない淵に入った。入るとじいさんとばあさんがいて、白髪のばあさんが綿をひいていた。そしてオトヒメさんという嬢さんがいた。その淵に石を投げ込むと雨が降り、雨が降り止まぬ時はサンショを持ってまいると天気になる。
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メシワン,ガキ,(ゾクシン) 1916年 岐阜県 飯椀を叩くと餓鬼が覗くという。
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シオガマサマ 1957年 東京都 6月1日は塩釜様の縁日だからと、塩と洗米を供物として床の間にあげる家がある。こうするとお産が軽いという。
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ホウソウガミ,ヤクビョウガミ 1991年 静岡県 夜泣き、疳の虫、はしか、疱瘡は疫病神(疱瘡神)の仕業。
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