ワカガエリミズ 1939年 長崎県 婆さんが井戸の水を飲むと若返ったので、それを爺さんに教えた。爺さんは井戸に飛び込んだが、効果がありすぎて赤ん坊になってしまった。
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ワカガエリノミズ 1981年 鳥取県 爺さんが山へ行くと、小鳥が谷の水を飲めば若返ると鳴くので、飲んでみると若返った。それを知った婆さんも飲んでみるが、たくさん飲みすぎて赤子になった。
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キツネ 1993年 岩手県 夕方、抜けたお爺さんが山道を行くと、だんだん明るくなってきた。変だなと思いながら明るいところに出て、着物のまま川の中を歩いて、水浴びもした。人に声をかけられて戻った。狐に騙されていた。
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チョコ 1934年 大分県 昔、婆様が川で猪口を拾い、それで3杯水を飲むと17、8の立派な娘に若返った。爺様は婆様に猪口を借りて水を飲みに行ったが、欲張りすぎて赤子になってしまった。
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タヌキ 1972年 千葉県 あるお爺さんが使いに出た帰り、狸に呼ばれてお湯に入れられた。気がつくと肥溜めの中に浸かっていた。
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キツネ 1973年 岩手県 あるおじいさんが狐に化かされて、風呂に入ろうとして山中で裸になっていた。
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キツネ 1971年 岐阜県 あるお爺さんが町へ行った帰りに山道で狐に化かされた。侍が出てきてポンと足を上げ「あっちへ行け」と言うと、すくんで座り込んでしまった。村人が山の中で座り込んでいるお爺さんを見つけたが、なにも憶えていなかったと言う。
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キツネ 1980年 青森県 あるお爺さんが、キツネが湧き水でフキの葉で水をかけて女に化け、キジの死体を赤ん坊に見せて、ある家に入り、オサンガエリのご馳走を食べるのを見た。お爺さんは「そいつはキツネだ」と言って赤ん坊を釜に投げ入れた。家の人は怒ったが、赤ん坊は朝日があたるとキジの死体になった。
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キツネ 1979年 岐阜県 岩村の人が狐に化かされた。朝方出かけたおじいさんが道を間違えて山に登ってしまった。家に戻ったときには、行くときに着ていた新しい下駄も着物もぼろぼろになっていた。
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コウボウダイシ,カレミズ 1948年 兵庫県 昔、田植えの時期にみずぼらしい身なりのお爺さんがやってきて、井戸端で用事をしていた女の人に「水を一杯いただけませんか」と頼んだが、「水が飲みたければ川の水でも飲めばいいだろう」といって追い払ってしまった。それ以後、この村は水に不自由するようになった。お爺さんは弘法大師の仮の姿であったといわれている。
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キツネ 1938年 長野県 夜、赤ん坊を背負った老人が狐に化かされて自分の家の幻覚を見る。実はそこは裏山であった。
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キツネ 1980年 青森県 爺さんがキツネにだまされて、雪の中をあっちゃりこっちゃり歩かせ、高い山の上に連れて行った。酒を飲んでいたのでだまされた。
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ヤマノカミ,ユメ 1941年 朝鮮 大同郡秋乙美面美林里の病人の夢に、白い着物を着た山神が現れて、一里先の小高い山で最初に目に付いためずらしいものを、食べるものなら食い、飲めるものなら飲めと言った。そこで行ってみると清水があり飲んだ。数日続けると次第に快復した。世間にも官にも知らせ、大kの人がその薬水を汲んでいくようになった。
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キツネ 1971年 岐阜県 あるお爺さんが正月のお日待ちの酒と油揚げを買いに町へ行って酒を飲み、帰りに白い狐に化かされた。太鼓を叩いて探したら山の木の根元に座っていた。酒は無事だったが、油揚げは取られてしまっていた。
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ヤマウバ 1984年 岐阜県 雪の夕暮れ、50歳くらいの大食いで力持ちの女がやってきて滞在する。女は仕事を手伝ったがいくら苧績をしてもまったく苧環が大きくならない上に大食いなので家人はこれを疎んで茶碗の中が空洞になるように飯をよそってやっていた。春が来て女は「ひんぬりごきにごちそうさま」と飯の盛り付け方に皮肉をいって笹の葉にくるんだ薬を置いて出て行った。女の残した小さい苧環は紡いでみるといくら繰っても繰り切れなかった。繰っているうちに放置していた赤ん坊が泣き死んでしまったが、この薬を与えると生き返ったという。女は猪ノ洞谷の一の滝近くの岩穴に住む山姥だろうと言われた。
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クワズニョウボウ 1976年 長崎県 昔強欲な男が飯を食わない女房を貰った。ある時隠れて嫁を見ていると大量の米などを食べていた。男は見つかり樽に入れられ山に連れて行かれそうになった。途中で葉につかまりその葉に隠れていたので助かった。
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オトンキツネ 1935年 鳥取県 昔因幡国立見峠の古狐は里人を騙して頭をつるつる坊主にするというので恐れられていた。村の若い者がある日退治することとなり、2人で立見峠に出かけると黄金色の古狐がぶらぶら歩いていたが、やがて若い女に化けた。そして道端の石地蔵を抱き上げ川の水草をつけると赤子となった。それをおんぶして歩き出したので、後をつけると女は一軒の老夫婦を起こし、その子を抱かせた。老夫婦は孫だといって喜んでいたので、見てきた話を聞かせたが信じないので湯に赤子を投げ込んだが、赤子は死んでしまった。年寄り夫婦が怒っているところへ和尚が通りかかり、2人を剃髪して弟子とした。2人は一心に礼拝して木魚を鳴らした。夜が明けて村の人達が立見峠にくると、2人の若者が草野原に座り、竹櫛に馬糞を貫いたものを打ち振って騒いでいた。おとん狐のしわざである。
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アカゴノクビヲクウオンナ 1932年 愛知県 ある男が、夜明け前の峠で、青ざめた女が髪を振り乱して赤子の首を咥えているのを見た。近所で聞き込みしたところ、かつて、近くの家の嫁が、産後間もなく死んでしまった赤ん坊を抱いて失踪した事があったという。
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イタチ,オンナノスガタ 1952年 一人の若者が使いの帰り薄暗くなってから、隠里の道を通ったが、急に喉が渇いた。するときれいな女が大盃に満たした水を持ってきた後、姿を消した。イタチが女に化けたという。
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オニババ 1955年 新潟県 昔、爺さんが町へ物を売りに行く途中に、山で鬼婆に出会い、持っていた荷物を取られた。次の日、爺さんは鬼婆の餅を食べたり甘酒を飲んだりしたあと、鬼婆を熱湯で殺して仇を取った。
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