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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1936年 新潟県
稚児舞の時、それぞれの稚児に御太刀持がつくのは、昔、稚児が天狗にさらわれたことがあり、その番をしていると伝えている。

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テング
1922年 富山県
明治14,5年ごろ、1人か2人は天狗に連れ去られた。いなくなった子供を捜すときには、天狗が棲むという火の宮や愛宕の大杉の下で名前を呼び、太鼓と一升枡の底を叩いた。枡の底を叩くと天狗の耳が破れそうになり、捕えた子供を樹の上から放すのだという。
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テング
1978年 広島県
3月3日の八講会での舞が終わると、舞手は楽所に入り神酒をいただいて退出する。この時稚児かけ松という所まで送りの太鼓を叩き、ここを通り過ぎるまではものを言ってはいけない。この稚児かけ松は昔ものを言った稚児を天狗がつかんでここにかけたのでその名がある。
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テングサマ
1978年 石川県
子供などが急に行方不明になると、天狗様にさらわれたという。「さばくった息子」などと呼びながら探す。
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テング
1983年 東京都
7つくらいの子が人のいない所に行っていた。ぞうりか何かがぬいでそろえてあったので、いるのがわかった。その子は天狗にさらわれたと言った。
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テング
1973年 富山県
ここに一本の天狗松があり、子供が悪戯をすると天狗さんに攫われると言われた。
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テング
1958年 岐阜県
昔、天狗が男の子を連れ去るという事件があった。
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テング
1989年 静岡県
ヨシロウという子どもが天狗にさらわれて、三嶋大社の祭りに飛んで連れて行かれた。祭りに行っていた近所の人が、箱根山の方から飛んでくるのを見た。
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テング
1988年 富山県
天狗が子供をさらっていった。後に平村の松尾にある大木にその着物だけがひっかかっていた。
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オニオドリ,フルダヌキ
1916年 静岡県
昔、毎年祭りの夜に1人の処女を人身御供として白木の櫃に入れて神前に供えた。供えた娘は神の生贄になって帰ってこなかった。ある時、訪れた六部が怪物の仕業だろうと怪しみ、白木の櫃の中に犬を入れて供えた。果たして、古狸の仕業であり、古狸は犬に噛み殺されてしまったという。
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グヒンサマ,テング
1989年 長野県
4月8日のお薬師の祭には稚児舞があり、この稚児に選ばれることは名誉であるが、踊りの調子を間違えると不吉なことがあるとも言われていた。ある年、稚児が足を踏み損なうと、どこからか狗賓様(天狗)が飛来して稚児をくわえて飛び去った。狗賓様は千早原上空で一回りし、小田沢川がけの上にある大岩で稚児をつついて食べ、残りを片桐松川の有平の岩の上で食べてしまった。この年限りで稚児舞は中止になった。
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テング
1937年
子供が急に姿を消すことがある。昔はこれを天狗がさらって行ったためだと考えた。また、山奥で、大木の枝に人間が引っ掛かっているのを発見した時は、悪人が天狗にさらわれて成敗されたという説明を付けた。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
高城家の領主の稚児が高城川で河童に引き込まれたという伝説から、馬に乗った稚児の木像をご神体としている。
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テング,カミカクシ,ジュウニイロノタマ,オオニュウドウ
1982年 東京都
オボスナサマで毎年9月15日に獅子舞があり、その度に7つ8つの子がさらわれる。お母さんと手をつないでお獅子を見ていると、ひとりでに手が離れて、天へあがって、ふわりふわりと飛んで行く。おろされると十二イロの玉がいっぱいあって、棍棒を持った大入道がいるという。神隠しか天狗がさらうのかわからない。
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テング,カミガクシ
1922年 神奈川県
天狗にさらわれて途中で空腹になると、天狗はどこか饗応のある家のご馳走の膳をそっくり持ってきて食わせるが、とられた家では膳の不足したことに気付かない。また天狗にさらわれたことを「神かくしに遇った」といって、鉦や太鼓で「おだしゃれおだしゃれ」と言って歩く。さらわれた人が木の上等から落ちてきた時には大抵馬鹿のようになっている。
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チゴイシ,グヒンサマ,テング
1989年 長野県
小田沢川に稚児石と呼ばれる石があり、雨の降る日に大根を擦りつけると血がしみ出るという。4月8日のお薬師祭りの稚児舞の稚児に選ばれることは、名誉であると共に踊りを間違えると不吉があると言われた。ある年、稚児が足を踏み損なうと狗賓様がその子をくわえて飛び去った。そして小田沢川のがけの上の大岩で稚児を食い、残りを片桐松川で食べた。以後、稚児舞はなくなった。
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テング
1940年 神奈川県
文化3年の4月、天狗が大鳥の寺で11歳の子をさらった。8月には9歳の弟もさらったが、大山で兄に会わせるとその日のうちに帰した。
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カッパ
1987年 埼玉県
曼荼羅池の河童が生き胆を取る理由は、仲間の「袈裟坊」と「竹坊」という河童に、中元の進物として贈らなければならないからだと言われている。
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テング
1975年 山形県
向川寺に昔天狗が遊んだという天狗の手まり石がある。天狗は昼は姿を隠して夜は空を飛び、子どもをさらった。姿を見た人は気を失い、翌朝体に爪の跡がついていた。ある年の祭りのときにも子供がさらわれ、次の朝杉の大木に天狗の爪跡が一面についていた。
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タチ
1977年 高知県
天の神の祭のときに太刀の舞をして臼に太刀を当てると、火が出て火事になったことがある。またこの太刀を盗んで行ったところ、その家のいろりのズサイのコザルに火が移って燃えたので、恐れて返したという。
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テング
1982年 群馬県
昔、子之作という作男が天狗を信仰して歌い踊っていたが、子供を食わせる事ができなくなって渕に放り込んで殺した。そこを子之作渕という。
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