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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1938年 長野県
お爺さんが宴会の帰りにご馳走を持って歩いていると、狐が美しい娘に化けて「もってあげます」と声をかけた。お爺さんはそのまま自分の家を通り越し、隣村まで行って気付いたが、ご馳走は食べられてしまった。

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キツネ
1979年 岐阜県
近所の嫁がすねて出て行き、仲人が迎えに行ったら、狐がその嫁に化けて先頭を歩いて帰ってきた。
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キツネ
1999年 宮崎県
酒好きの住職が法要の帰り、りっぱな娘に化けて出た狐にだまされてご馳走をとられた。
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キツネ
1998年 福島県
狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
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キツネ
1984年 山梨県
結婚式の帰りの夜道をご馳走を持って歩いていたら、狐に「こっちだこっちだ」と声をかけられて連れ回され、おみやげを取られた。
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キツネ
1998年 奈良県
お爺ちゃんが他家でおよばれして、ご馳走を持って帰っていた。そうしたら、風もないのに提灯の火がパッと消えた。帰ってみたら、ご馳走がなくなっていた。狐が騙したのだった。
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キツネ
1936年 新潟県
穴に住んでいた狐が居なくなった。ある日婆さんが寺の嫁さんに会って砂糖をもらった。しかし本当の嫁さんは、その日全く違った所にいた。おそらく狐が嫁さんに化けて婆さんに昔の恩返しをしにきたのだろう。
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キツネ
1995年 愛知県
ご馳走を持って峠を歩いていたら、狐が飛び越えて中身を取った。
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キツネ
1979年 鳥取県
罠にかかった狐を百姓が助ける。狐は恩返しにときれいな女の人に化けて百姓の嫁になり、豊作をもたらす。百姓は村一番の長者になった。すると嫁はこれで恩返しができた、と狐の姿に戻って山に帰ってしまった。
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キツネ
1938年 青森県
嫁に化けた狐が爺様をだまそうとするが、正体を見破られて逃げた。狐が人まねをして喋るときは、ほがほがと鼻にかかる。
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キツネ
1998年 奈良県
婚礼のご馳走を重箱に入れてもって帰る途中、狐に騙されて、畦道に座って芝居見物をした。気がつくとご馳走はすっかりなくなっている。そういう話が昔はよくあった。
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キツネ
1971年 長野県
狐が女性に化けようとしたが口元に髭が残ったままである。可笑しいので化かされた振りをして、「嫁に来ないか」と家で祝言を挙げることにした。その杯に髭が映り、気づいた狐は逃げ出して、翌晩、再度やってきて「夕べはおかしかったなぁ」と言った。
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キツネ
1989年 鳥取県
祝い事の帰りの夜道にはワラスボに入れたご馳走を狐が取ったり、娘の姿になって出たりした。そんな時遠くの方では他の狐が冷やかしたり、子供になって相撲をとったりしていた。
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キツネ
1965年 兵庫県
ある男が帰り道、狐が頭や背にアオミドをつけて美人に化け、牛馬の糞を牡丹餅に変えて、ある家に入っていくのを見た。障子の穴から覗いて見ると、重箱から牡丹餅を出して家人に勧めるので、「それは牛の糞だぞー」と叫んでも気づかない。叫び続けたが、突然背中をどやされた。気が付くと、木の股から首を出して、山のほうを覗いていた。
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ホシノタマ
1956年 宮城県
元気な爺さまがいて、「俺は絶対に騙されない」といばっていた。あるとき山に木を切りに行くと、林の中にいた狐が爺を見て逃げていった。なおもそれを気をつけて見ていると、美しい娘になって爺をだまそうとするので、「化かすのもたいがいにしろ」と怒ると、狐の娘は涙を流しながら「言うことは何でも聞く」と許しを請うた。爺は「狐が持っているというさまざまなホシ(宝珠)の玉のうち、金の出るホシの玉をくれたら許す」というと狐は口の中から玉を出し、「3べん撫でると小判が一枚ずつ出る」と言った。試すとやっぱり出たのでのこぎりをしょって山を駆け下り、村の酒屋に行って五升も飲んだ。「今までの分もとっとけ」とホシの玉から小判を出して番頭に渡すと、ナラの葉っぱであり、ホシの玉もよく見るとナラの葉をまるめたものだった。いくらいばってもこの爺もうまく騙されたということだ。
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キツネ
1972年 千葉県
昔、狐がご馳走をするといってお婆さんを誘い出し、おいしいソバをご馳走してくれた。お婆さんがよく見ると、ソバはみみずだった。
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キツネ
1977年 青森県
近所に遊びに行ったお婆さんの帰りが遅いので家人が噂をしていると、狐が「帰ったぞ」と言って驚かした。
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キツネ
1961年 岩手県
ある爺さまが狐を化かしてやると言って出かけた。爺さまは3匹の狐を美しい娘に化けさせ、茶屋に高く売って帰った。狐は1週間後に落ち合う約束をしたがその場所には行かず、まんまと狐を化かし、ひとり得をした。
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キツネ,フルッコ
1995年 愛知県
狐に化かされて、車で送ってもらったつもりにさせられた。お礼を言ったら窓から顔を出したが、近所にないえらいいい男だった。古い狐を古っ狐といい、とても力がある。
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キツネ
1993年 岩手県 
夕方、抜けたお爺さんが山道を行くと、だんだん明るくなってきた。変だなと思いながら明るいところに出て、着物のまま川の中を歩いて、水浴びもした。人に声をかけられて戻った。狐に騙されていた。
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キツネ
1938年 青森県
爺に化けた狐を婆が機転を利かせて捕らえ、村人皆で殺してしまった。
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