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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハブ
1943年 鹿児島県
波布は山の神の使いで、神事やアソビ日、斎いを怠ると必ず顕れるという。ある大工が正月二日の大工斎いを怠ったところ、大工道具の上に二匹の波布がとぐろを巻いていたという。

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オシラボトケ
1965年 岩手県
ある家で祀っている一対のオシラボトケは、旧正月と3月16日に布をかぶせる。三陸津波の時に家が流れてもオシラボトケは流れなかった。
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シシ
1959年 長野県
麻布様という神様の使いはシシである。ヒョウが山から木を出すのに失敗してシシの上に落としたので、片耳が裂けている。身内が死んだのに猟を続けたら、何も取れず怪我をしてしまった。この山が麻布山であった。
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タノカミ
1971年 福島県
2月10日は田の神おろしである。10日にから臼を杵で3回たたき、正月の内飾りの松を燃やして臼のまわりをまわす。田の神おろしが遅れるとその年の仕事が遅れるという。
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ヤマノカミ
1977年 山形県
2月16日、山の神が木を数えながら山から下りてくる。この日は、団子を供えるが、忙しいときは臼を杵でたたいて音を出す。
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ヤマノカミ,テング
1937年 石川県
山の神はすなわち天狗のことである。山へ入ってはならないとされる日には、一切の作業を休むことになっており、これを無視すれば必ず怪我をするなどよくないことが起こる。
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サンバイサン,タノカミサマ,サクノカミサマ
1984年 島根県
大向では7月2日はサンバイサンアガリの日で、サンバイサンという田の神さまが田から畑へ上がられる日だという。この日は畑に入らない。サンバイさんはおそろしい作の神様でこの日が過ぎるまで田で小便をしてはならない。この日は田の仕事をしてはならないので餅をついて休みの日とする。
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ヤマノカミサマ,テング
1987年 岐阜県
炭焼きをやっている人たちが、山の神様を祀っているらしい。山の神様は女性をけがれたものとして嫌うので女性は山に入らない。山の神のことを天狗ともいった。2月の初寅には山仕事をしている人は山には行かない。この日に山に入ると木と一緒に天狗に数えられてしまうという。
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ヤマノカミノショウガツ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
1月9日は山の神の正月なので、山仕事をすると罰が当たるといい、この日は仕事を休むという。その日の朝は山に行って御幣・祝い餅・にぼしを供える。ちなみに毎月9日には木を切らない風習があるという。
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オテングサマ
1953年 埼玉県
山でサルスベリを切ろうとしたらホイホイと声がした。翌日切ろうとしたら鋸が折れた。別の木を切ろうとしたら鉈が外れた。お日待ちを知らないで山に入ったので、お天狗様がこういうことをした。
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ヤマノカミサマ
1988年 岩手県
旧暦2月9日は山の神様が1年間に切られた木の数を数える日で、この日に山へ入ると山の神様が計算を間違えて悪さをするので山仕事を休む。昔、この日に木を切って堂を建てようとした人がいたが、その最中に木のきれが飛んできて目に当たったという。
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ドウイチボウテング
1933年 山口県
石工が天狗に誘われて諸国の神社参詣に旅立った。道一坊天狗は、立ち去る時杖と笠を与えて、一度だけ望みをかなえると言った。正気に戻った石工は杖と笠を祠に祀った。
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ヘビ,ベンテンサマ
1959年 福井県
弁天様の祠の下が崩れかかったので、石屋を頼んで石積みをすることにした。石屋が石を動かすと下に蛇がいる。次の石を動かすとまたいる。動かすごとに蛇がいるので仕事を止め、弁天様に石積みをする次第を申しあげたら、次の日からは何ごともおこらなくなった。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン,タノカミ,サンバイサン
1970年 岡山県
正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。このトシトコさんが、田植えのときに田の神(サンバイさん)になる。
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テング
1986年 愛媛県
用の山の山の神の祠の左に大きな石がある。その石を足なし天狗の足休めの岩というが、杣が山で木を切っていると、何かが頭を何度もフンバッタ(踏んだ)ので、ナゾッタ(払いのけた)。まだフンバルので、あつかましいと、斧を頭上で振ったところ、天狗の足を切ってしまった。天狗は人の心はだいたい読めるが、杣は無心でやったので、天狗にも分からなかったのである。それ以来足なし天狗と祀りしている。天狗は風の神様だという。
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ヤオヨロズノカミ,トシガミサマ,ショウガツサマ
1970年 福島県
12月8日はオノボリヨウカ。この日は八百萬の神が、トシガミ様(正月様)だけを残して天にのぼる日で、スンブルイをつけた竹竿を軒にかけておくと、神様がここからおのぼりになる。
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ヤマノカミ
1963年 大分県
旧暦12月16日または20日を山の神のミソつき日、1月16日または20日を山の神が木を勘定する日と言って山仕事を休む。この日に山へ仕事に行くと山の神の害を受けると言う。
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ヤマガミサマ
1973年 富山県
二月九日は山の神の日なので仕事を休む。やむを得ぬ理由で山仕事に出掛ける時は、紙に包んだ米を木の枝につりさげてから仕事をすると山神様もお許しくださるという。
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オテングサマ
1954年 栃木県
山に木を切りに行ってパンカパンカとかバリバリとか音のする時は、山にお天狗様が来ているから、仕事をせずに帰る。
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ヤマノカミ,テング
1978年 広島県
正月六日は門松をとる。この日は山の神が雑炊を食べる日であるとか、天狗の燗始と呼び、山仕事は休んだ。
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テング
1937年 京都府
篠村の長尾というところにいる天狗は、1月9日の山の神の日に山に来た者に藤の実を当てる。当てられた者には悪事災難がやってくる。
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