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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アマゴイ
1935年 熊本県
山田村では、大分県玖珠郡の八大龍神まで、はるばる代表2人が出かける。御神酒を持参し、龍神の和泉に注ぎ、代わりに泉の水を汲んで帰るが、途中どんなに重くても、それを地に下ろしてはならない、験が無くなるという。

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リュウトウカンノン,ゴシンスイ
1976年 愛知県
奥田字日沢の地、1アール程の林に囲まれた静かな田んぼのほとりに粗末な社と小屋があってのぼりが多くたっている。その小屋に竜頭観音の額と由来をしるしたものがある。神代国造りの時、美津波能女之命が竜に乗って天より下り少彦名命の病気を治した。その場所に水が湧き、後に病で苦しむ人皇20代允恭天にもその御神水は効果があり病気が全快された。今も万病に効くが特に婦人病によいとされ水を瓶につめて持ち帰る信者が多い。
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ダイジャ
1955年 岡山県
雨乞いには山に登って火を焚き唱えごとをする。どうしても雨が降らないときは5升樽に酒を入れて大山赤松池に投げ込む。すると大蛇がこの酒を飲むので空樽になる。それに池の水を入れて村に担いで帰ると必ず大雨が降る。
類似事例

ヤマノカミ
2003年 愛知県
中洲に、山神祭の神酒を醸造する家が六戸あった。ある年、中洲に大火があって村のほとんどが焼けた。しかし、村の中央にあった神酒倉は火災を免れたという。山神祭の火柱は、火を消さずに区民が帰っても火事になったことがないという。また、近くの道や枯れ葉・落ち葉などの上に火の粉が飛んでも燃えないという。山上の山の神の前で神酒や餅を食べると、夏病をしないという。伊勢の神島から山の神の炎がよく見えると、その年は豊漁だという。
類似事例

アマゴイ
1935年 熊本県
産山付近では、雨乞いのことを「潤ひ祭り」をするという。村内の淵に御神酒を持って行き、祈願する。また、奥まった所の水源地では、大分から人が来て、水をかき混ぜたり、地蔵様を叩いて、神や地蔵の勘気にふれて雨を降らそうとする。村内のある地では水を貰うのに途中で休むのを禁じている。
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ヤッツノアタマノヘビ
1979年 茨城県
八瓶山の主は8つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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ドクジャ
1976年 静岡県
桜村に池の社という方5町程の2つの池がある。毎年8月彼岸の中の午の刻に半切り桶に赤飯を盛って水泳が達者なものが池の半ばまで押し行き池の真中で手放す。池の水が渦巻いて桶は水中に沈む。伝えによると昔、国主が入国した頃、妾とこの池辺りに遊興した。すると俄かに池に波が立ち妾が池に引き込まれてしまった。国主は怒って池に焼いた石を投げ入れさせ続けた。7日7夜続けたところ毒蛇が死んで浮かんできた。頭は牛のようで、背に黒い鱗があり、白い角が生えていた。また肥後の阿闍梨皇円の霊魂がこの池に入ったとも言われる。
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ホウドウセンニン
1931年 兵庫県
法道仙人が清水山から法花山から馬に乗ってきたとき、松の木をひき抜いて投げたのが今だに横たわっている。法花山の西の口から入山したとき、鞭の先で岩を突くとそこから水が出て、今はそれが泉になっている。どんな旱魃でも枯れないのだという。また、玄米を積む船の船頭が、鉄鉢が米を乞いにきたときに米を入れずにいたら、米俵がすべて法花山に飛んで行った。船頭が謝ると仙人は米俵を船に戻したが、一俵だけ途中で落ちた。そこを米田村というようになった。
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ダイジャ
1994年 愛知県
鵜がたくさんいる鵜の山のふもとには大きな池があり、この池の水を抜くと鵜が逃げてしまうので水を無くしたことはなかった。上野間の人が池の水を抜きにいったが、池に大きな大蛇がいたので驚いて帰った。しかし別の人が池のいりを抜き、その人は祟りで病気になって死んだ。以来、いりを抜くときは必ず御神酒を供えるという。
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オオボウズ,ダイジャ
1968年 奈良県
ハラマキの滝にいる大蛇に小便を入れた一升瓶を、お神酒として供えようとしたら、その晩大坊主にうなされて、寝られなかった。
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(キンキ)
1978年 広島県
荒神神楽の綱入神事は苗代田で行われるが、ここは馬鍬ですかず、えぶりで突くことも忌む。この禁忌を犯すと聟がもてない。
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ダイジャ
1983年 岡山県
雨乞いは、1度行えば十分というものではなく、降るまで何回も方法を変えたりして試みられなければならないものであった。勝田郡奈義町那岐山中の蛇淵では、雨乞いをするには、五升樽をこの淵に投げ込めば、その酒への返礼に、大蛇が雨を降らせるのだといった。或いは、この淵に鉄物を投げ込むと、大蛇が怒って雨を降らせるのだとも言う。
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リュウジン
1977年 神奈川県
雨乞いは、以下のようにして行われる。法印を先頭に鉦や太鼓鳴らしながら雨乞岳へ登り、山頂で祈願した後山を下りる。その途上、四十八瀬川の上流付近にある黒竜の滝へ六根清浄を唱えながら木の枝を投げ込むのだ。すると、竜神が怒って雨を降らせるのだという。
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リュウノヒモノ,リュウ
1983年 岡山県
どうしても降らないときには、出雲からもらってきた竜の干物を使って雨乞いをする。新しいたらいに神社の井戸の水を汲んで竜の干物を入れると、それはどんどん大きくなってたらいの中を回り始める。そうして、雨が降ったら、お祭をしてその竜を水からあげ、しまっておくのだ。これによって雨が降らなかったことはないという。
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ヤマガミ
1973年 富山県
山神祭の日は山神が酒盛しているので邪魔になると言って、皆山に入らない。
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ゴンゲンサマ,アマゴイ
1929年 岩手県
二戸郡福岡では、権現様にお神酒を奉って、雨乞いのお祈りをする。その後、権現様を池に入れ、別当も池に入れ、溺れさせて、苦しくなった別当をようやく引き上げるのだと言う。
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コアラシイナリ
1989年 長野県
小嵐稲荷にお参りに来た若者たちがお神酒を一杯飲んで酔っぱらい、供えてあった刀で木を伐っては山を下りた。迷うような道ではなかったのに道に迷ったので、神様の物を持ち出したせいだと刀を置くとぱっと降りてきた。後から山を登った神主は道の途中に落ちている刀を不審に思いながら、元のところに置きに行ったという。
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エンコウ
1982年 広島県
ある日海岸近くの田に行ったら猿猴が現れ相撲を挑んできた。家に帰り仏前の飯を食ったら、今日はお前に勝てないといって去った。猿猴は頭に皿があり、その中の水がなければ力が出ない。人の肝を竜宮に持って行くと位があがるのでそれをとる。
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サツキヒメ,リュウジン
2003年 山梨県
六人の供に担がれた駕籠に乗って訪ねてきたさつき姫が、万沢郷の横沢の清水を味わってから池の山の大池に入水して龍神になった。そして大水が流れた。その後、六人の供が小久保に住み着いたので、いまでもそこには六軒しかないといわれる。
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ヤマノカミコウ
1964年 福島県
山の神講には18、9歳から30歳ぐらいまでの男は全員加入する。春秋2回やる。村長の家などはおもに宿になり、食べ物は持ち寄り、山の神の掛け軸をかけ、終夜お灯明をあげて、ばんでい餅をつき、酒を飲んで踊る。膳の席は年齢順であるが、宵と朝に2度代参者が2名鎮守の山の神社に立つので、この代参者は最上座につく。山の神はけがれを忌むので、未婚の生娘だけがおしゃくにでる。
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