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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カッパ
1936年 岩手県
昔、矢川という川のほとりで馬を川に入れていると、急に馬が驚いて厩に逃げ込んだ。見に行くと手綱に河童がからみついていた。河童は自分の宝物のサラをやるから許してくれといった。これを削って飲めば打ち身やくじきが治る整骨の薬になるという。その功能は高く、名薬といわれた。

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カッパ
1967年 福島県
草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらい、家伝薬とし、今でも販売している。
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カッパ
1967年 長野県
川で馬を洗っていると、下から河童が引き込もうとした。しかし馬の手綱に絡まった河童は陸に上がった。人々が手打ちにしようとすると命乞いをする。代わりに薬の調合を教えてもらう。その薬は評判となり後々まで財をもたらした。
類似事例

カッパ
1967年 福島県
ある夏のこと、草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらった。
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カッパ,カワビソ
1982年 石川県
夕方、馬を川へ入れて足を洗っていると、河童(カワビソ)が馬の後足を引っ張った。馬が足で蹴ったところ、カワビソの手が外れた。それを返してやると、良薬の元となる玉をくれた。
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カッパ
1931年 岩手県
馬の手綱に河童がつかまっていたので、亭主が殺そうとしたら、河童は助命を願い代償として内傷の妙薬を教えた。その後一子相伝としてこの家に薬が伝わっているのだという。
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メーシリ,ミズシ
1958年 石川県
馬が川で水を飲んでいると河童(メーシリ、ミズシ)に引き込まれそうになった。驚いた馬は手綱にメーシリを巻きつけたまま主人のところへ帰っていった。主人はメーシリを生け捕ろうとしたが、癇の妙薬の処方を教えるという条件で助けた。
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カッパ,ジュウイチニノショウニ
1991年 山梨県
下條村に切疵の薬を売る農家があった。その父が師走の末に釜無河原を通ると11、2なる子が馬の尾に縋っているのでそこをどけというが、聞かないので山刀を抜いて切るまねをするとたちまち消えてしまった。宿へ帰って馬を洗おうとすると、尾房を猿の腕のようなものが掴んであった。その翌朝戸外に小供の声がして、主人を呼ぶ。戸を開けると112の小児がいて平伏し、私は釜無川の河童だが、腕を接ぐ妙薬があるから腕を返して欲しいという。河童はその薬方と腕を交換して帰った。これが国中に名高い下條の切疵の薬である。
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カッパ,カッパノアイス
1982年 新潟県
金助という家で、河童のアイスという打ち身に効く妙薬を売っていた。これは夏の夕方川で馬を洗っていたとき、河童が馬の尻尾につかまって馬屋までぶら下がってきて、馬屋の桶に隠れていたのを家人に見つけられ命乞いをしてこの薬を授けたという。
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カッパ
1935年 新潟県
馬が鳴くので見ると、河童の目であった。尻子を抜き損じてしまったのでついて来たらしい。捕らえられた河童は妙薬の調法を教えるので、命を助けてもらったという。
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カッパ,クスリ
1953年 群馬県
医者が往診の帰り、山道の途中の川橋で馬が動かなくなり、暗闇の中で医者は刀を振り、切り落としたものを家で見ると河童の腕だった。夜河童が訪れ、腕を返すとお礼に膏薬の作り方を教えてくれた。
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カッパ
1933年 山口県
河童が馬を川に引きこもうとしたが失敗した。馬と共に厩の草の下の隠れていたが、馬の主に見つかった。河童が薬の作り方を教えることを交換条件に、命を助けてやった。
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カッパ
1974年 茨城県
寛文6年、ある人が馬を連れ柳橋を渡っていると馬が進まなくなった。見てみると馬の尾を河童が掴んでいたのでその手を切って持ち帰った。夜河童が手を取り返しに来て手接の妙薬の仕法を伝えた。
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カッパ
1964年 福島県
河童が馬に食いついたので引き上げいけどりにした。河童はそこいの薬(魚の目の薬)を教えるから助けると言うので、教えてもらって助けた。
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カッパ
1935年 新潟県
馬の脚を引く河童の腕を切り落とした。その夜、河童がやってきて手を返して欲しいと言う。手を返す代わりに妙薬の調合法を教わった。
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カッパ
1968年 群馬県
昔、矢陸の人が川に馬を入れて洗っていたところ、河童が馬を引き込もうとして尾につかまったので、馬が驚いて河童を引きずって村に帰って来た。村人は河童を殺そうとしたが、河童が「人寄せの時に膳椀を用意してやるから」と命乞いするので、逃がしてやった。その後、人寄せの前の晩には、膳棚岩の上に膳椀が用意してあったという。
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カッパ
1977年 青森県
河童はうまの腸が大好物。ある人が川で馬を洗っていたら、馬が興奮しはじめた。河童が馬を川の中に引こうとしていたのだが、馬が暴れて手綱に絡まり、家まで引きずられていってしまった。
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カッパ
1928年 福岡県
老人が馬鍬で水田をかきならしているのを見て、河童が隙を見て馬の手綱を取って走り出した。馬が狂ったように暴れて河童を綱でぐるぐる巻き込んだ。老人が助けてやると、河童は接骨法を教えてくれた。
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(カッパ),トウ
1982年 神奈川県
相州大川道西久保という所に小さい川があり、その川で河童が馬を引き込もうとしたところ、大勢で河童を打ち殺そうとした。その時にある百姓が河童を貰い助けたところ、夜に河童が礼にやってきて、陶器に酒を入れ、鱸を2匹持ってきた。鎌倉時代のことだという。この河童は雌雄いて、一匹は鎌倉に住み、一匹はこの角村に住んで文通をしているという。この陶の酒を呑む時、少しだけ酒を残しておくとまた酒が増えて、万年も絶える事がないと河童は言った。ある時酒を飲み干したので、それからは一滴も出なくなった。
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カッパ
1980年 秋田県
カッパが馬の尻尾に絡み付いて捕まり、よい薬を教える約束で許してもらった。河童の薬はとてもよく効く。
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カッパ
1931年 岩手県
昔、川のあたりに馬を繋いでおいたら、河童が馬を引こうとしていた。主人が河童を生け捕ったが、この部落には絶対に禍をしない条件で助命したという。
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