ヌシ 1956年 長野県 雨乞いのために馬の骨を瀧に投げ込んだ。しかし、すぐに降り出したので怖くなって雨宿りをした。この滝壷は主の大なまずが、いじめるために石灰を流し込んだり焼き石を投げ込んだりもしたという。
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ハクバ 1933年 大阪府 茨木町の東、戸伏という村の墓所に、雨の夜に必ず白馬が出るという。
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クビナシウマ 1968年 愛媛県 梅の子付近で源氏と平氏が戦った時、馬が首を切られたため、その付近では毎晩首なし馬が出るといわれている。
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クビキレウマ 1922年 徳島県 那賀郡にある津乃峰山の麓を切り開いて道路にしたところが馬の首を切った切り口のようであった。ここが水分を持つと夜更けに六部の乗った首切れ馬が出る。昔、六部の乗った馬を切った祟りであると伝えられている。
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クビナシウマ 1974年 愛媛県 首なし馬が祖母井(うばがい)城からの小道を駆け抜ける。祖母井城は築城のとき、水に困っていたら、老婆が現れいい水の出るところを教えてくれたが、三代目のときの戦で馬が首を切り落とされた。この首なし馬が駆け抜けたところは水路であるという。
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クビナシウマ 1974年 愛媛県 がき塚に昔、首なし馬が出た。今は手がいくつもあるお地蔵さんがあるが、馬が転んでお地蔵さんができたともいう。実川にも首なし馬が出るというところがあり、そこは昔死んだ馬を埋めた馬捨場だったという。
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クビキリダ,モウジャ 1987年 長野県 石舟の下に首切り田という場所がある。夜中にそこを通ると,亡者がでたり,首を切り落とす音がするという。
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クビキレウマ 1933年 徳島県 首切れ馬は首の無い胴体だけの馬である。丑満時に山陰や川岸をシャンラ、シャンラと鈴の音をさせながら通る。首切れ馬の伝説は阿波国以外ではほとんどないらしい。
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ヌシ 1969年 秋田県 雨が降らないときには、仁鮒集落では田代潟、藤里町のすばり、八森神社の滝に、切石集落ではそれに加えて能代のモウヤサンに、それぞれお参りした。馬の骨を水中になげて、主を怒らせて雨乞いした。大雨が降るので、田代では馬の骨を投げられることを警戒していたという。
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ウマノクラ 1996年 石川県 今は埋められてしまったが、昔、戦に負けた侍が飛び込んだと言われる小さな池があり、馬の鞍が浮かんでくると言われていた。
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アメ,ウマ 1975年 岡山県 作州のある村に陰々とした所に小さな池がある。日照りが続いた時は村人が馬の頭骨や骨、また馬の屎や履などを池に入れ、大勢が水面を撃って雨降るか降らないかなどと様々な祝言をいう。すると大雨が降るという。
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ウマコロバシ 1990年 山梨県 釜口の向かいに、丁度一の釜を望む辺りに、馬ころばしという淵がある。ここは昔馬を捨てた場所。ここは少し怪しい場所で、今までも3人ぐらいの人が迷って笛吹川の淵に消えていったという。その内の1人は親と釣りに来ていた小学生で、この場所に踏み入って淵に落ちてしまった、というように、何か呼び寄せる場所であるらしい。
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(ウマノアシ) 1939年 福岡県 夜になると、古塀から枝を差し出している木の枝に、馬の片足が下がってぶらぶらしている。気づかずにその下を通ると、それに蹴飛ばされるという。
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カンノン,アタマヲダスモノ 1939年 京都府 馬方が観音堂の傍らの石に座って一服していると、頭を出してくるものがある。これが毎日続くので不思議に思った馬方が馬の轡を頭の上にのせるともう出なくなった。
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ウマイシ 1974年 岐阜県 美濃国の郡上の西に穴馬村の山に穴があり、その中に馬石がある。日照りの時にはこの洞窟に入って馬石に鞭を打つと、必ず雨が降るという。しかし鞭を打った者は3年以内に死んだという。
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クビキレウマ 1942年 高知県 首のない馬が走ってきたり歩いてきたりする。
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アカゴ 1996年 香川県 あかごの足あとが残る大きな岩がある。昔、山のてっぺんから、一頭の馬とあかごが飛び降りた。馬は死んだが、あかごは岩の上に立っていた。足あとはそのときのものである。
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サガリ 1938年 岡山県 道端の古い榎の木から、馬の首がぶら下がるという話はよくある。備前邑久郡にも2つあり、片方は地名を「サガリ」という。
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クビキレウマ 1985年 香川県 昔、村の人が古大川村まで来ると、お経を唱える声がした。不思議に思い探してみたら、地蔵様の声だった。我を降ろしてくれと言うので、四つ足堂まで降ろした。その四つ足堂には大晦日になると阿波の山から首切れ馬が降りてくる。
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フダンドブ,ウマノクラ 1996年 石川県 ふだんどぶという水溜りには、お盆になると馬の鞍が浮く。昔この澱みにはまって死んだ武士がいて、その馬の鞍が浮くのだという。
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