国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

サル
1969年 山梨県
昔、ある人が山に入ってなにとはなしに「さる」の悪口を言っていたとき、その人の上に石が落ちてきて死んでしまったので、「さる」という言葉は使わない。山の神ののりうつりであると考えていた。

類似事例(機械学習検索)

ヤマノカミサマ
1985年 福島県
山に入って災難に遭うと「山の神様」にとがめられたという。
類似事例

カンギ
1989年 鹿児島県
きこりが木を切るとき、立派な木であれば「かんぎ(神木)やらせんとか」と声をかけてまさかりを立てかけておき、翌朝それが倒れていたら神の木であるしるしとして切らなかった。
類似事例

ヤマイリノキンキ
1956年 宮城県
旧二月十二日は山の神の祭日で山入りできない。ある時、若者が木を伐りに山に入ると、谷川の巨岩の上に黒髪で半裸の女がおり、声をかけると恐ろしい形相の女で若者を睨み付けた。若者は逃げ帰ったがその後病気になり死亡した。その女は山の神であった。
類似事例

ヤマノカミ
1975年 福島県
石川村から炭焼きに来ていた人が山の中で謡を歌っていたら、「そこ間違ってる」と山の神に指摘された。山の神は謡が大好きなので、山中で謡を歌うなと言う。
類似事例

ヤマノカミ
1970年 福島県
山に関する俗信。山の神様が宴会をやっていると思って下りてきてしまい獲物がとれなくなるので、山に入ったら歌を歌ってはいけない。
類似事例

ヤマノカミサマ
1985年 福島県
山の中で石が落ちそうなところを通るときには、山の神様にお願いすると神様が石を抱いてくれるという。
類似事例

ヤマノカミ
1941年 徳島県
木地屋が山の神を祀っている場所に、一般人が手を出したり、火をかけたりすると若死するという。しかも、山の神は猿田彦なので、山にいくと「サル」という言葉をいってはならないという。
類似事例

ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
昔、イノシシを射ろうとしてあやまって山の神を射てしまった人が病気になって死んでしまったという。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛知県
山の神に関する俗信。カシの木の古いカブタには、山の神がいるといわれている。山の神は春には田に降りてきて田の神になり、冬には山に登るといわれている。山の神は女神であり、怒りやすくてけちだといわれている、など。
類似事例

カミサマ,ダイジャ
1980年 青森県
ある人が神様を馬鹿にしていた。あるときワラビトリに行ったら、樽のような大蛇に息を吹きかけられて具合が悪くなり、家に帰って死んだ。触らぬ神に祟りなしで、余計な事は言わないほうがいい。
類似事例

ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
類似事例

テング
1986年 愛媛県
用の山の山の神の祠の左に大きな石がある。その石を足なし天狗の足休めの岩というが、杣が山で木を切っていると、何かが頭を何度もフンバッタ(踏んだ)ので、ナゾッタ(払いのけた)。まだフンバルので、あつかましいと、斧を頭上で振ったところ、天狗の足を切ってしまった。天狗は人の心はだいたい読めるが、杣は無心でやったので、天狗にも分からなかったのである。それ以来足なし天狗と祀りしている。天狗は風の神様だという。
類似事例

(タヌキ)
1986年 愛媛県
ある人は山で葬式にあったという。鉦をカランカランカランとならしていたそうだ。
類似事例

テング,ヤマノカミ
1984年 愛知県
天狗(山の神の説も)が、大きな岩の上に立って山の講の日に山へ入った樵を睨みながらその名を呼ぶ。それ以来、山の講の日には山へ入らないようになった。
類似事例

(ゾクシン)
1980年 岐阜県
山の神に関する俗信。旧1月20日に山へ行くと山の神の祟りがあって木に押しつぶされたりして死ぬので、行ってはいけないという。鉈を山に忘れたりしたとき、男根を振り回すと所在が判るという、など。
類似事例

ゴゼ,タタリ
1985年 愛媛県
昔一人の瞽女が道に迷って村に来たが、村人が親切に遇さなかったため石の近くで餓死した。その石を瞽女石と呼んでいる。瞽女死後祟ったので、村人は修験者に頼み鎮めてもらった。
類似事例

ヤマノカミノケヤキノキ
1973年 福井県
現在山の神を祀ったところに、昔ケヤキの木があった。それをある人が切ろうとすると大きな音がして「切ってはいけない」といった。さらに「切るとおまえの妻がケガをする」ともいった。かまわず切るとその人の女房がケガをした。
類似事例

ベンザイテン,ヤマノカミ
1970年 鳥取県
旧暦10月9日に谷山の山の神(弁才天)に行くと神様の機嫌が悪い。この日に山に行って松を切り、木の下敷きになって死んだ人がいる。
類似事例

カシノキ,ヤマノカミ
1993年 静岡県
山の神が宿るといわれていたカシの木を切ったら罰が当り、死人や怪我人が出た。
類似事例

タタリ
1977年 三重県
己亥の年の4月に、城北の瀬古村の女が伊勢神宮に詣でたが、障りがあって帰った。しかしまた思い立って参ろうとしたが、豊宮川の岸で自分の耳が長くなるように思えて心が乱れ、他の人には角があるように見えたという。その女は川を渡らずに一緒に行った者が宿に連れて帰ったが、宿から走り出て五里ばかり西に行った川に入って死んだという。その夕方は風が強く吹いて氷が降って雷鳴が聞こえたが、日頃から悪心だけであって、人もあざるような女だったという。これらは神の祟りといわれる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内