キツネ 1991年 奈良県 3年生か4年生くらいの近所の子が狐に騙されて山に連れて行かれた。夜になっても帰ってこない。夜になっても帰ってこないので村中で大騒ぎをした。そうしたらずぶ濡れになって帰ってきた。
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キツネ 1982年 宮城県 話者が田仕事に行って狐に化かされ、田圃の中で知人と話しているつもりでいた。姉に連れ戻される途中で狐が離れて、体がゾーッと寒くなった。
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キツネ(ゾクシン) 1923年 千葉県 狐に騙された時には、地面に座って何でも良いので地面に押し付ける。
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キツネ 1982年 宮城県 話者が若い頃の話。あるお爺さんがいつも狐に化かされて魚を取られていたので、長い棒に魚を吊るして短い棒で狐がいると思しき場所を叩いて廻ったが、それでも狐に魚を取られてしまった。
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キツネ 1956年 宮城県 狐に化かされる話は現在でも年寄からしばしば聞かされるが,直接本人が体験した話は現在では余り聞かれない。騙される話の例としては,親戚の婚礼振舞の帰途,狐に付けねらわれて道を誤り,泥まみれになりつつ田や水溜りを歩き回る。明方ようやく帰宅すると土産の折詰等が皆奪われていた,などというものである。
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キツネ 1989年 山梨県 昔はよく狐に騙されて、吊り橋があって、そこを道だと思って、とんでもねえ山の中に連れられてしまっておっかないというようなことがあった。
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キツネ 1971年 福島県 きつねに騙された話であるが、ある人が山へ行って、お婆さんに化けた狐に山中ひっぱりまわされたことがある。
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キツネ 1995年 愛知県 悪いことをしたり、夜遅くまで遊んでいたりすると狐に騙される、化かされる、と子どもを脅した。
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キツネ 1967年 石川県 狐の足を鎌で切ってたたられて、狐憑きになった人がいる。
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キツネ 1970年 新潟県 子供が帰宅しないので探しているとようやく見つかった。子供は狐にさらわれ、馬の糞をぼた餅だと言われて食べさせられたと話した。
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キツネ 1984年 山梨県 狐に化かされて、馬糞をぼた餅だといって食べさせられたりした。
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キツネ 1987年 山形県 話者が本家から帰る最中に狐に会い、深い霧のようなおならをかけられた。するとなにもわからなくなり、足にひどい怪我をしていた。狐の仕業。
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キツネノギョウレツ 1972年 千葉県 話者が10歳位の時の話。天王橋の近くにあるヤツベタというところを、狐の行列が通って行った。
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キツネ 1972年 千葉県 体の調子がおかしくなる、気がおかしくなるなどの症状が出たとき、狐につかれたなどという。
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キツネ 1984年 山梨県 子どものころ、家に泊まったコビキさんから聴いた話。同職のコビキが狐に憑かれて暴れるので大黒柱に縛ったら、縄をねけて「食ってやる」といいながらつかみかかってきたという。
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キツネ 1971年 岐阜県 話者が小学生のときのこと。明智にお使いに行くとき、杉林に入る田んぼ道から狐が飛び出てきた。しばらく歩いていると、目がつってお下げが引っ張られる感じがした。狐は人を化かすと大人から聞いていたので「チョウラカサレルものか」と独り言を言って2間(6m)ほど歩いたら治った。
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キツネ 1967年 石川県 山で仕事をしていると友人の声で呼ぶ。呼ばれた者は道のないところを歩かされてしまう。狐に化かされた。
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キツネ 1936年 新潟県 縁の下に住んでいた狐が、物欲しそうにしていたので、寺子屋の子供達が食べ物をやった。1人の子供が、狐にあげるご馳走を少し食べた。この子供はうわ言を言うなど、狐に憑かれた。親が狐の穴で謝ると、子供は元に戻った。
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キツネ 1938年 長野県 田で人が踊っていたが、知人に声をかけられると疲れで倒れた。狐に化かされていて一晩中踊っていたのだった。
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キツネ 1989年 山梨県 狐に騙されると人間が馬鹿みたいになり、こちらで言ういろいろなことがよく分かる。相手がずっと向こうにいても誰が何を言ったのかわかる。それは、狐に乗り移られたということである。
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