キツネ 1980年 秋田県 話者が28歳のとき、寄合いの帰りに草むらから行列が出てくるのに出会った。川のほうに回って、途中で消えてしまったので、狐だとわかった。
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キツネ 1980年 秋田県 話者が12歳のとき、4人一緒に歩いていたら、突然一人いなくなって、帰ってこなかった。狐の仕業。
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キツネ 1994年 三重県 昔ある人が小学校6年生のころ、6月の末、午前2時か3時ごろにやぶの近くで嫁入り行列が何組も通ったのを見た。たぶん狐が化けたのではないかということである。
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キツネッピ(キツネビ) 2003年 山梨県 夜に出た時、又は田の水を見に行った時に提灯をつけた狐の行列(キツネッピ)に逢う事があった。
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キツネツキ,キツネ 1972年 千葉県 話者が子どもの頃の話。友達が狐につかれて、逆立ちをさせられた。
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キツネノチョウチン 1985年 山梨県 Aさんの実家の方では、キツネの提灯で、山道に狐がいっぱい提灯をつけて行列したなんていう話をよくした。
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キツネ 1983年 岩手県 1930年前後のこと。話者の父は山で狐が酒盛りしているのを見たという。
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キツネ 1989年 山梨県 昔はよく狐に騙されて、吊り橋があって、そこを道だと思って、とんでもねえ山の中に連れられてしまっておっかないというようなことがあった。
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キツネ 1974年 栃木県 1910年ごろのこと。話者の母が実家からサツマイモを担いで帰る途中、道が幾つも分かれている場所に出た。どちらに行ったものか考えていたら、手拭を被ったいい娘が歩いてゆくのでついて行くと、森の中に入っていってしまった。「助けてくれー」と声がしたので振り返ると、実家の方角に戻っていた。子どもが疱瘡で熱を出していたので、狐が化かした。
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キツネ 1973年 岩手県 橋を渡ろうとしてもどうしてもだめで考え込んでいた。通りがかりの知人に声をかけられて、やっと気がついた。狐の仕業。
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キツネ 1941年 秋田県 狐を見たことがないと言うと、狐は一本橋の上で行きあってくれるから、そう言ってはいけないという。
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キツネノヨメイリ 1985年 和歌山県 話者が子供のころのこと。大久保集落から中畑集落のほうを見たら、道のない所にキツネが提燈行列をして、5つ6つ並べてテッテッと歩いていた。キツネの嫁入りだという。
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キツネノチョウチンギョウレツ 1991年 奈良県 昭和23・4年の頃、狐の提灯行列があったので、家族全部で外に出て見た。大きい提灯から小さい提灯まで続いていた。
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キツネ 1995年 宮城県 お祭りの帰りなど、魚などの「臭せ物」のお土産を持っていると、狐が馬鹿にしてとる、などということがあった。話者が15,16歳くらいまで。
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キツネ 1971年 岐阜県 話者が小学生のときのこと。明智にお使いに行くとき、杉林に入る田んぼ道から狐が飛び出てきた。しばらく歩いていると、目がつってお下げが引っ張られる感じがした。狐は人を化かすと大人から聞いていたので「チョウラカサレルものか」と独り言を言って2間(6m)ほど歩いたら治った。
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キツネ 1972年 千葉県 1960年ごろのこと。話者が夜の7時30分に家を出たら、近くの坂で狐に化かされ、グルグル歩かされた。星を見て位置を知り、家に帰り着いた。
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トウゴロウキツネ 1956年 宮城県 八景橋の辺りに藤五郎と呼ばれる老狐がおり,よく通行人を騙した。太田部落の人が夕方八景橋を渡ると,知り合いの男が麹を入れた箱を数枚路傍に並べ,まるで客がいるかのような動作で独り言を言っていた。声をかけても気付かず,大声で肩を叩いて初めて正気付き,狐に騙されていたことがわかった。
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キツネノヨメイリ 1979年 岐阜県 馬に荷をつけて八幡町に通っていたときに、狐が山の頂上で提燈を灯してずっと通っていくのを見た。
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キツネ 1983年 山梨県 梅を買いにいって狐にだまされておおきな川を渡った。
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キツネ 1973年 岩手県 話者が木伐りをしていたころのこと。他に誰もいないのにパカリパカリと木伐りをする音がする。不思議に思って音のほうに行って見ると、狐が木の枝を咥えて木を叩いて、木伐りの音を出していた。
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