ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある家にはザシキワラシが出る。ザシキワラシは腕の良い大工が人形を柱に刻み込んだものが化けて出るという。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある家にはザシキワラシが出た。江刺から来た馬喰たちが柱を叩いて寝たら、一晩中ザシキワラシが臼をつく音を出したので眠れなかった。ザシキワラシは腕の良い大工が人形を柱に刻み込んだものが化けて出るという。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 ザシキワラシは人が死ぬときに出る。死ぬ本人にしか見えぬという。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 ザシキワラシは身長70㎝くらいの6~7歳の男の子の姿。暗くなると出て、睡眠を妨げる。1本の柱に4つの敷居のある大きな家に出る。ザシキワラシが出るとその家には災いが続く。
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ザシキワラシ,オネキ 1924年 青森県 ザシキワラシは死人のオネキ(怨念が凝結して声や形に変じたもの。怨みでなく愛着恋慕や生霊の場合もある)だろうという。形は小さく頭と胸だけで脚はない。音も無く座敷の中を歩いている。それが出た家では無縁仏の供養をしてやるという。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある旧家にはザシキワラシが出る。年に一度旦那様にだけ見えた。ザシキワラシは戸を足蹴にしたりすると、一晩中音を出してねかしてくれなくしたりする。腕の良い大工が柱に細工したものが化けて出るという。
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ザシキワラシ 1924年 岩手県 ザシキワラシには男女の区別があり、夫婦でいる家もあるという。外へ出るときは馬になっていくこともある。福神の一種だとおもわれている。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシの影が障子に映るのを見たことがあるという。それは、三、四歳くらいの姿をしており、短い着物を着ていた。動くのがとても速く、影ばかりでなく実際の姿を見てやろうと思って突然障子を開けたりもしてみたが、いつもひらりと見えなくなってしまった。ザシキワラシは、家の主人になる者には常に見えるのだという。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは家の守り神様で、男の子か女の子か分からないと言う。それが来た家は栄えると言うが、古い家にはいるものだとも言う。
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ザシキワラシ 1924年 岩手県 家を新築する際にザシキワラシという童形の人形を木でけずって座敷の床下に人知れず埋めると、その家にはザシキワラシが出るという。だから大工につらくあたると大工たちがそのような悪戯をするのでやめたほうがいいという。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 ザシキワラシは屋根に上ってシラミを捕り、姿を見せずにトントンと言って遊ぶという。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは旧家の奥の薄暗い部屋のほかに、学校や寺などに、また、夜ばかりでなく朝や昼にも出たと言われる。その形や大きさについてはまちまちであったが、童子の姿をしていたということは共通している。このザシキワラシが去った家は左前になってしまうと言う。
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ザシキワラシ 1958年 岩手県 ザシキワラシは床柱をすすっと下りてくる。2人で胸の上で相撲をとったりする。ザシキワラシにさわられると体を動かせなくなる。甚太郎という人が信じずに常居で寝たら、本当にでて動けなくなった。床の間の前の畳に布団が触らないようにして寝ればでないとも言う。
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ザシキワラシ 1984年 秋田県 ザシキワラシの出る家は裕福な家に限られた。ザシキワラシも1人だけではなく、数人の仲間がいたところもあったという。
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サル 1924年 岩手県 山から猿が降りて来て守り神になった。ザシキワラシは中国の山魈の話に似ている。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 話者の家では改築前にザシキワラシが出た。上段の間で祖父が寝ていたら、揺り起こされたり、オーイオーイと声を掛けられたり、胸を押さえられて金縛りになったりした。こうしたことは夜の1時~2時に起き、見た人もいる。霊感の無い人には足音くらいしか聞こえないという。三戸に引っ越したが、そちらにも出ると言われている。
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ザシッコワラシ,ネズミ 1958年 岩手県 ザシッコワラシは古い家の座敷に出る。布団の上に上がってきて、息が苦しくなる。起きよう、叫ぼうとしても動けない。古いネズミの仕業という。
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ザシキワラシ,カッパ 1974年 岩手県 ザシキワラシの出る家は小友には二件ある。長野の高屋敷松男、川端の銀左衛門の家でどちらも川に近くカッパだという。雨模様の薄暗い日、からだが小さく、赤ら顔の者に座敷で出会う。このザシキワラシに会うと、不幸なことが起こるという。
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ザシキワラシ,ネズミ 1958年 岩手県 ザシキワラシは古い家に出る。座敷と常居のフスマを開けて寝ると鼠が歩くような音が足元からして、布団の上を上がってくる。起きようとしても起きられない。ザシキワラシの正体は死人を食った古いネズミともいう。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある家にはザシキワラシが出る。座敷にザシキワラシが住むという角がいら、そこで寝ようとしても脅されて眠れないと言う。その家の主人は一生に1度はザシキワラシを見ると言う。髪を肩まで伸ばしたおかっぱの女の子で、ケタケタ笑いかけてどこかへ消えるという。
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