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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1973年 岩手県
山に草刈りに行ったら急に暗くなり、向こうから馬の蹄の音がパカパカ近づいてきたので避けたが、音がするばかりで馬が来ない。狐の仕業だと思って砂を掴んで投げたら狐は逃げて、周囲も明るくなった。

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ヤコ
1947年 佐賀県
夕方、老婆が庭で豆をちぎっていると急に辺りが薄暗くなり、ないはずの山々がぼんやり向こうに見え出した。おかしいと思い、捧で周囲を2、3度強く払うと、また元の明るさに戻り、1匹の狐が垣根を越えて逃げていった。大きさは普通の犬くらいあったという。
類似事例

キツネ
1973年 岩手県
小麦を干しに山に行ったら、正午頃なのに急に暗くなってしまった。犬が吼えたらまた明るくなった。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1973年 岩手県
馬に油で焼いたものを付けて山に干草採りに行ったら、向こうから鈴をつけた馬がシャンカシャンカと来た。「避けるから待て」と声をかけたら鈴の音が消えた。狐が油物欲しさにやったのだ。
類似事例

キツネ
1933年 長野県
道の横に古狐がいた。殺すつもりで石を投げつけると、真っ暗闇になってしまった。どうしても家に帰れなくなり、枯草を焚いたらいくらかは明るくなったので、どうにか帰ることができた。
類似事例

キツネ
1978年 山梨県
夕方、皆で草取りをしていたらいい自動車が止まって、乗せてくれると言う。皆乗せてもらっていい気分でいたら、車内で持っていた鎌が触れ合って音を出した途端に車は消え、みな地面に座り込んでいるのに気がついた。狐の仕業。狐は金属の音が嫌いなので、夜道は鍋などを鳴らしながら歩けば化かされない。
類似事例

キツネ
1989年 茨城県
馬を引いて山に入り沼の傍を通っていると、突然頭上を白いものが飛び越え、馬は手綱を振り切って逃げた。馬は家に帰ってきたが、男が戻らないので家族が心配して探していると、蕎麦の畑で歩き回っていた。こうなった理由はわからないが、おそらく狐の仕業だろう。
類似事例

キツネ
1982年 宮城県
ある人が馬車に乗っていたら向かいから馬車が来たので避けようとして道の脇に避けたつもりが、引き返してしまっていた。狐の仕業。
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キツネ
1993年 岩手県 
牧場に放していた馬がいないので探して歩いたが、戻ってみると元の場所にいた。狐に騙された。
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キツネ
1988年 茨城県
若い人が、馬で朝草刈りに行った。そうしたらネーソーカブリをしたいい姉さんが草を刈っていた。そこに行こうと思ったが、行き着けなかった。狐に化かされたと思って、足元の草を刈って帰った。
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キツネ
1972年 千葉県
山で草刈をしていたら、すえザルが無くなった。翌日行ってみると元の場所にあった。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1980年 秋田県
山仕事に行った人が、昼間なのに急に暗くなって星が出たので帰ることにしたら、途中で田んぼの中を歩かされていた。狐の仕業。
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キツネ
1932年 兵庫県
男が山に芝刈りに行って、狐の穴の周りも刈ってしまった。季節は冬であり、その夜に狐が男の家にやって来て涼しくしてやると言い障子を開け放った。男は寒くて寝られなかった。
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キツネ
1993年 香川県
冬の寒のとき、日暮れに雪が降り始めたので、山に置いてある荷物をとりに行った。すると枯れ草になっているはずの芝が真青になっていた。芝の根元には大きな目が1つ光っていた。狐がやったのだという。
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キツネ
1971年 福島県
きつねに騙された話であるが、Aさんが草刈りにいって、草をしょってきた。行くときはカラッとした山だったが、晩方になってカラッとしたところが藪になってしまって歩いていかれない。これは馬鹿にする気だなと思って、草を下ろしたら、カラーッと晴れてしまった。狐はおれのこと馬鹿にしられねえ。おいが馬鹿にしてやっからと悟ってしまったから狐は馬鹿にできなかった。
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キツネ
1939年 青森県
狐が百姓をだまして、羊が小屋から出て行く音や、雨が降る音を聞かせた。見に行くと何もなかった。
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キツネ
1980年 秋田県
畑に行って友達と夜道を帰る途中、明かりが見えたので手っきり家だと思ったら、とんでもない山奥まで歩かされていた。狐の仕業。
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タヌキ
1991年 香川県
夜大きな石が山頂から転げ落ちる音がしたり、早朝に稲刈りの音がするが、出かけてみても何も起きておらず、狸の仕業だと言われる。砂ほり狸は自分の小便を隠すため、前かきに砂をばらばらとかけるという。
類似事例

キツネ
1939年 青森県
北海道から帰ってくる夫を待っていると、向こうからやってきたが、様子がおかしいので狐であると気付いた。逃げたが追いかけてきて、森の中から豆を降らせたりした。
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キツネ
1963年 岡山県
狐は娘に化ける。1950年前後の春の夜、黒い犬が追ってくるので石を投げようとしたら、隣の娘だった。一緒に行こうと待っていてもこないので振り返ると、いなかった。隣の娘はずっと家にいた。その妹娘も同じように見かけられたことがある。猟師が狐を仕留めてから、そんな怪異はなくなった。
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ヘビ
1937年 愛知県
草を刈っていた男が、草のそよぐ音に驚いて振り向くと、大きな兎を追ってきた蛇が鎌首をもたげていた。兎は一口に呑まれてしまった。あまりの恐ろしさに逃げ帰り、幾日も寝たという。
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