エンコー 1974年 高知県 馬が急に歩けなくなると、その手綱の先端の輪を通して見る。すると正体が分かる。エンコーに馬を川に引き込まれないために鹿の角を下げていった。
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テング 1928年 愛知県 山へ草を刈りにいった帰り道、馬の背につんだ荷の縄が何度直してもすぐに解けてしまい、長い時間かかってやっと村に帰ることができた。天狗の悪戯ではないかということになった。
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ニオイ 1943年 山口県 牛馬の鞍に荷物を結わえる縄をニオイといい、もし夜道などであやかしにあったら、この縄を解いて長くして引きずって歩くと、魔性のものは決して近づかないという。
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シチニンドウギョウ 1939年 香川県 ある人が夜、牛を連れていると急に牛が動かなくなった。牛の股から向こうを見ると七人同行が行列して歩いて行くのが見えた。獣や耳の動く人にはよく見えるという。
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(ウマノアシ) 1939年 福岡県 夜になると、古塀から枝を差し出している木の枝に、馬の片足が下がってぶらぶらしている。気づかずにその下を通ると、それに蹴飛ばされるという。
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キツネビ 1975年 岐阜県 夜に光らない赤い気味の悪い火がよったり離れたりする。狐が馬の爪をくわえると狐火が見える。
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クビキレウマ,クビナシウマ,チンチンウマ 1956年 大晦日や節分の夜など、首のない馬、または馬の首だけが、地方によっては神様が乗って、四辻などを飛びまわるという。夜に口笛を吹くとこれがくるといい、またこれを見ると怪我をするという。
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クビキレウマ,クビナシウマ,チンチンウマ 1956年 大晦日や節分の夜など、首のない馬、または馬の首だけが、地方によっては神様が乗って、四辻などを飛びまわるという。夜に口笛を吹くとこれがくるといい、またこれを見ると怪我をするという。
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クビキレウマ,クビナシウマ,チンチンウマ 1956年 大晦日や節分の夜など、首のない馬、または馬の首だけが、地方によっては神様が乗って、四辻などを飛びまわるという。夜に口笛を吹くとこれがくるといい、またこれを見ると怪我をするという。
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クビキレウマ,クビナシウマ,チンチンウマ 1956年 大晦日や節分の夜など、首のない馬、または馬の首だけが、地方によっては神様が乗って、四辻などを飛びまわるという。夜に口笛を吹くとこれがくるといい、またこれを見ると怪我をするという。
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ムヂナ 1938年 岐阜県 止めているはずの水車の臼の音がするので見に行ったが、やはり動いてなかった。狢の仕業である。白昼でも音を立てることがあった。
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クビキレウマ,ヤギョウサン 1922年 徳島県 やぎょうにちの夜に首切れ馬にのったやぎょうさんが乗って徘徊する。鈴の音がジャンジャンと明瞭に聞える。
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クビキレウマ 1977年 徳島県 節分の晩には三つ角に首切れ馬が走る。干菜のようなものを引っ張って通り、これに飛びつくと金持ちになるという。着物の片袖をかぶって見ると、通るのがわかるという。
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ダイバ,ギバ 1956年 馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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ダイバ,ギバ 1956年 馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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ダイバ,ギバ 1956年 馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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キツネ 1964年 福島県 晩方、馬車にのっていてうとうとし、気づくと墓へ行く道だけが電気がついたように見え、本当の道が真っ暗に見える。狐だと思い、「馬頭観音様」と念じたら、道が見えてきた。
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メドチ,カッパ 2001年 青森県 淵の傍らに馬をつないでおいたところ、めどちがその馬を引きずり込もうとした。馬は驚いて走り去ったが、めどちが手綱を体に巻きつけて厩までついて来てしまった。飼い主は騒々しい厩でめどちを発見し、叱りつけてから放してやった。それ以来、めどちの悪戯はなくなった。
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キツネ 1975年 宮城県 馬で魚を買いに行った帰り、立派な身なりをした腹病みの女にあったので馬に縄でゆわえつけた。夜が明けると狐の姿になったので悪さをするなとさとして縄を解いた。夜中になって「ほいほい」と声がするので、次の朝見ると一晩のうちに田が三反耕してあった。
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ムジナ 1939年 新潟県 田の上を笠が廻りながら飛んでいるので、覗いて見ると狢が尾を振りながら飛び回っていた。怪しいものが見えると、下駄などを脱いでその歯の間から透かしてみると正体がわかる。
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