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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ,キツネ
1918年 奈良県
こまのと言う女が結婚を断られた男を追っていくと、淵に映る男の姿を見て池にはまったと早合点して池に飛び込み大蛇となった。大蛇を鎮めるために人身御供をしていた。ある時、人身御供になる娘の母に乳をもらっていた狐が神官に化けて大蛇を退治した。

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ダイジャ,キツネ
1988年 奈良県
庄屋の乳母が子狐を哀れがり、庄屋の子と乳兄弟として育てた。その子が成人したとき、嫁取り橋の大蛇を退治するように藩主の命を受けた。狐は今こそ恩を返すときと、直視の大行列に化けて石上神宮の神剣を借り出し、庄屋はその威力で大蛇を退治できた。その大蛇の尾を埋めたのがこまの墓。
類似事例

ダイジャ,ウロコ
1992年 新潟県
池の主である大蛇は、思い通りの住処にしようとしたが法力によってそれを阻止されていた。ご開帳の時に女性となって百日間祈願を続けたがだめだった。大日如来が大蛇を人間界に上げ、男性と結婚させた。出産のときに正体を見られ、大蛇は去っていった。
類似事例

ダイジャ
1941年 大阪府
昔、池に大蛇が棲んでいて、毎年村の娘が人身御供の犠牲になっていた。これを見かねた村の男が、神仏の加護を味方に付けて、大蛇を退治した。それ以後、人身御供の犠牲者は出なくなった。
類似事例

ダイジャ
1962年 千葉県
和泉某の女が池に身を投げ、その怨霊が蛇体となって池に現われた。人を食うので、この大蛇を降伏するために山王権現を遷座したところ、その神力によって大蛇は滅びたという。
類似事例

ダイジャ
1941年 福井県
池に住む大蛇は昇天を試みたが失敗していた。大蛇は小魚に化け、水を取りに来た老婆に飲み込んでもらうと、老婆の姿は一変した。その姿を見て悲しくなった老婆は帰宅をあきらめ、今後池の水を枯渇させないと約束をして、池に飛び込んだ。大蛇はついに昇天できなかった。
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ダイジャ,カエル
1929年 長崎県
蛇にかまれようとしていた蛙を、庄屋は娘をやるといって助けた。蛇は娘を貰いに毎日やって来て、貰えないと村を大水で流すと言ってきた。庄屋は仕方なく娘を大蛇に嫁がせることにした。嫁入りのために池に行った娘が、大蛇に引き込まれそうになった時、周りから数多くの蛙が出てきて、大蛇に飛びついて食い殺し、娘は助かった。
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ダイジャ
1977年 和歌山県
小女郎という娘が夜どこかに行き、朝帰ってくるので、親がある晩、あとをつけてみると、娘は池の中で大蛇に抱かれていた。娘は蛇体であらわれ、親にこの池の主に嫁入りすることを告げると姿を消した。
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ダイジャ
1988年 奈良県
茶屋のこまのという娘が飛脚に恋をし、忍んで行った。飛脚は親の治病の願掛で女断していたので逃げ、淵の脇の松に登った。娘は水に映った姿を見て飛び込み、大蛇となった。以来、飛脚を他人に取られるのを恐れ、女と見れば殺していた。あるとき駕籠に乗った花嫁が通ったら急に雨になった。駕籠かきが雨具を借りに行っている間に、花嫁は消えていた。以来その橋を嫁取り橋といい、嫁入道中に通ってはいけないとしている。
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シノダノキツネ
1966年 山形県
昔あるところに一人暮らしの男がいた。嫁を欲しいと思ってはいたがあきらめていた。信太の狐と呼ばれていた大狐がその心中を察して、男の元を女に化けて訪れ嫁となった。子供も産まれたが、ある日狐の姿で子供を抱いて寝ているところを見られた。子供に情のある狐は事情を話し、昼間は子供に乳を飲ませに来ると約束して、信太の森に帰っていった。
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ダイジャ
1941年 朝鮮
大同門の大蛇がある夜、近くの夫婦の家に忍び込み、寝ていた妻を飲み込んだ。夫は恐れて逃げた。夫が帰宅すると、美しい女が待っていた。いろいろと話しているうちに夜になり、床に就こうとして着物を脱ぐと、女は大蛇に変わり夫を飲んだ。それ以来、大蛇はいなくなったという。
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カエル,ヘビ,ロウバ
1941年 秋田県
百姓が蛇に食われかけた蛙を「娘を嫁にやるから」といって助けた。蛇は人間の男に化けて待っていたが、娘が千本の針でこれを殺した。その後、娘は山道で迷い、山小屋に住む老婆に助けられた。最後に娘は、長者の息子に一目ぼれされて、嫁となった。老婆の正体は百姓が助けた蛙だった。
類似事例

ヘビ
1977年 福島県
ある男が飯を食わない嫁をもらったが、その正体は大蛇だった。大蛇は後に美しい男の姿でその家の娘のところに婿に来た。娘はそっと着物に糸のついた針を刺しておいた。それを辿っていくと、沢に大蛇の親子がいた。子は「子どもが産まれる」と言ったが、親は「人間は五月節句に菖蒲湯にはいるから、子は流れる」と言った。大蛇は死んでしまった。
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ダイジャ,カエル
1962年 石川県
老女は大蛇に自分の娘を嫁がせる約束をした。しかし、娘は針と塩を使ってその大蛇を退治した。
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ダイジャ,シンランショウニン
1933年 栃木県
建保年間にある男の妻が妾を食い殺そうとしたが、夫に遮られたために夫の咽喉に食いつき、妾をも噛み殺した。全身鱗が逆立って、口は裂け、大蛇の姿になった。この世の女すべてを呪うようになって入水したといわれる。水に沈んだ女の一念が大蛇になって人々を困らせるので、毎年9月8日の夜に犠牲を捧げた。親鸞が大蛇を退治したとのことである。
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ダイジャ
1979年 長野県
大きな大蛇が毎晩女の人に化けて和尚のもとに通った.和尚が不思議に思い着物の裾に糸をつけて探ると岩の上で子供をあやしていた。見られたので川へ飛びこみ、それ以来来なくなった。子供は小泉に拾われ、小泉小太郎となった。小太郎はおじいさんとおばあさんとともに山に行きボヤをひろってきた。怪力で大きな把を持って来た。又ヘビなので自分の体で結わえてきた。
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ダイジャ,ヒトミゴクウ
1937年 京都府
河河神社は大昔人身御供の習慣があった。1人の武士が身代わりとして神社へ行ったら1匹の大蛇が襲ってきたので退治した。
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ダイジャ
1975年 高知県
オマン姫が祭礼の最中大蛇に連れ去られた。取り返した男はしばらくの間ともに暮らすが、ある日オマンは大蛇へと変身し消え去った。のちにオマンの生家の下男が竜宮に迷い込みオマンに帰るようすすめたが、オマンは大蛇の妻となっていて応じなかった。
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ダイジャ,キツネ
1988年 奈良県
ある婦人が菅田の森の子狐を哀れがり、自分の子と乳兄弟として育てた。狐はそのお礼に刀鍛冶の弟子になって宝剣子狐丸を打ち、婦人に送った。婦人はその威力で大蛇を退治し、剣を布留明神に奉納した。今その刀は石上神宮にある。
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ダイジャ
1959年 神奈川県
数百年前、生麦に住む男が亡妻との約束を破って再婚した。亡妻は大蛇となって池から現れ、男を襲った。男は亡妻の霊に謝罪し、供養した。何年か後、一帯に悪疫が流行し、稲荷神社へ走る狐の声を聞く者や、大蛇が魔疫病をくわえて稲荷の森から海上に立ち去る姿を夢で見る者が出た。村人は稲荷大神のお告げに従い、かやで大蛇を作って家々を回ったという。
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ヘビ
1941年 秋田県
蛇との約束に従い、蛇を娘の婿にすることを承知すると、蛇は男になってやってきた。その後、旦那の病気を治すために男は鷲の卵をとりに行くが、戦いに敗れ、蛇の姿に戻って木から叩き落された。
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