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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

フルギツネ
1990年 富山県
男が山小屋に入って寝ていると女が入ってきて、朝笑った男は血を吸い取られ殺される。ある時男が泊まっていると女が入ってきた。側にやってきたので切りかかると、女が叫んで倒れた。朝になって見ると古ぎつねが死んでいた。

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(ウマレテクルコドモノセイベツウラナイ)
1967年 福島県
山の神を迎えに行く途中で会う人が男なら男、女なら女が生まれる。
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キツネ,ムジナ
1990年 秋田県
狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
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キツネ
1972年 千葉県
狐は、男相手には女に、女相手の時には男に化けて出る。
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ヤカン
1975年 岐阜県
美濃国に住む男が美人の女を嫁にしたいと思っていたところ、野原に女が居た。男は女を妻とし、一人の男の子を産んだ。そのあと家で飼っていた犬が12月15日に子を生んだ。この子犬は少し大人びており、女をみては吠えるという。ある時、米をとぐ女達に飯を与えようと唐臼の小屋に入ったら、この犬が女を食おうとしたため、女は恐れて野干になり屋根に登ったという。この狐と男の子供が安倍晴明といわれている。
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キツネ
1977年 秋田県
女がキツネに憑かれて家を出て、朝帰ってくるなり「ゆうべはいい男と寝た」と言った。
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カッパ
1960年 広島県
猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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クワズニョウボウ
1962年 徳島県
嫁に来た女がご飯を食べないのを不思議に思った夫が夜中に隠れて見ていると、女は頭の中に飯を入れていた。女は見られているのに気付くともえばしを投げつけた。女は男が風呂に入ると風呂を頭に載せて山奥に向かった。途中男は木につかまって逃れたが女は気付かずに仲間の元に行った。獲物を見せようとしたら男がいないのに気付いた。
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キノセイ,ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、二組の夫婦がいた。一方の夫婦の男が、もう一方の女に惚れていた。その男は、惚れていた女の夫を海で殺し、女に自分の妻になるように頼んだ。女は男に一抱えできる木を抱えたら結婚すると約束した。男が木を見つけ抱えると、女は亡き夫の恨みを晴らすために男の掌に釘を打ち込んで殺した。その死霊が木の精(ケンムン)になったという。
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オニ
1962年 徳島県
一人暮らしの男の元に女がやって来た。女房にして1ヶ月後、女は、帰るので風呂を焚いてくれと言い出す。男が先に入ると女は風呂を抱えて山を上がり、鬼の元に急ぐが、男は途中で逃げた。しばらくしてから気付いた女は、蜘蛛になって男を捕まえる画策をするが、岩陰から聞いていた男は待ち伏せ、赤い蜘蛛が現れると火に入れた。裂けて鬼の姿になった。
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オンナノコエ
1990年 秋田県
女の人を生き埋めにしたところでは、朝女の声が聞こえる。
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ムジナ
1976年 宮城県
山奥の炭焼小屋で男たちが泊まっていると、夜中に身なりの整った若い女が入ってきて泊めてくれるよういう。皆が眠り込んだころ、女が若い男の口に手をつっこんで舌を抜き取ろうとしたので年かさの男が斧で倒した。女はムジナであった。
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(アタマニクチガアルジョセイ),ショウブ
1974年 宮城県
ある男が食べるものも食べないで働く人が欲しいと言った。それでは行きますという女がいた。男は毎日弁当を持って山に行くが、おかしいと思ったので隠れて見ていた。女はおにぎりを作り、それを頭の中に詰めていた。男は逃げだし、女はそれを追った。男はショウブが生い茂る沼に逃げ込んで助かった。
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エンコ
1965年 高知県
ある男が隣村の女に通い、女の親がそれを許さずに、家に閉じ込めた。娘はひそかに男に通って一緒になったが、男が漁に出ている間にエンコが男に化けて女と契り、女はエンコの子を産んだ。エンコの子はタライをかぶせて殺してしまった。
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カミ,リュウグウジョウ
2003年 沖縄県
与那覇村に1人の男がいた。男は与那久浜で異様に長い髪を拾った。誰の物だろうかと怪しんでいた男が翌日髪の主を探していると、浜でとても美しい女に会った。女は髪の持ち主で、髪を返すと喜んで男を連れて海に入った。すると波が開けて道になり、男は女に導かれて龍宮城に行った。龍宮城には神々がいて、男は3日の間歓待を受けたが、神に家に帰りたいと告げた。
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ヤマノカミ
1960年 三重県
山の神は女。火やくになった女を見て、山の中に入ったものとも言う。
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コブ,クモ
1972年 長崎県
コブ(蜘蛛)が女性に化けて、男性と夫婦になったが、女が大食いで晩になるといなくなることを男は訝しんでいた。女は付いてくるなといったが男は後を追い、正体を知った。女にそれを告げたところ元に戻って襲ってきたのでフツとカヤの中に逃げ込むと蜘蛛は入ってこなかったという。
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オダッコヌマ,ワカイオンナ
1939年 岩手県
ある男がオダッコ沼の水底で機織をしている女に会った。男は女に、女がここにいることを口外しないと約束するが、これを破って兄に話してしまい、死んだ。
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イニンビー,ツラマカトゥ
1992年 沖縄県
山城部落にツラマカトゥという美人の女がいた。その女に夢中になっていた男がいて、その兄がこれではいけないと思い、女を殺してしまった。遺念火は男がいつも通って火をつけて、それをもって行ったものである。
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キツネ
1998年 福島県
男が母狐を殺した。そうしたら、その狐の子に男は化かされ、学校の前で寝ていたという。
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ヤマオンナ
1939年 新潟県
女が薬箱を下げてきて夜が遅いので泊めて欲しいと言う。女が夜中に炭焚きの蒲団の中に入るので怪しいと思ってみると、男が死んでいた。女を叩くと、狢が正体をあらわし、死んでしまった。
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タマシイヨビ
2001年 青森県
タマシが玄関から入れば男が、台所から入って茶碗などをガチャガチャさせれば女が死んだといった。
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