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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハクイノニュウドウ
1934年 奈良県
山中の小屋に住んでいる者がある夕方、白衣の入道にのぞかれた。知らないふりをしていると、どこかに失せていった。

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テングカクシ
1951年 埼玉県
若者がある日突然姿を消し、天狗隠しだと部落総出で捜したが判らず、半月後にぼろぼろの着物で気が抜けたようになって帰ってきた。夜は天狗と山中を歩き、昼は天狗と寝て、食事は天狗が持ってきたという。
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キツネ
1991年 奈良県
ちょっとおとなしい、おっとりした人が、狐に騙されて夜に山へ入った。帰ってこないので、みんなで大騒ぎして探した。一晩探して見つかった。
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ムジナ
1933年 長野県
山の中の木小屋で寝泊りして、毎日木を伐って働いていた。ある夜明け方、大きな声が聞こえてきたが戸を開けても誰もいなかった。狢の仕業だった。
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キツネ
1983年 山梨県
隠居の家の常口に入る道がどうしても見えない。それで山の肥やし溜めがあるところまで行ってしまい、気づいて戻ったら、今度はちゃんと隠居への入り口も分かってたどり着けた。
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イジュウ
2000年 新潟県
山の中の小屋で、夜中、火にあたっていたら、赤い髪をして体は灰色のものが火にあたりに来た。
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キツネ
1938年 長野県
暗い山道での帰り道、仲の良い人に出会って一緒に帰っていると、同じところをぐるぐる回っていて、途中で湯に入ったりしているうちに夜が明けた。気付くとその人はそこにはおらず、獣の毛がたくさん落ちていて、お湯だと思っていたのは小さい沼だった。
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オトコ
1964年 福島県
山で日が暮れた帰り道、ひとりの男と道連れになったが、どことなく変で気味悪いので、先へ歩かせておき、すきを見て木によじ登った。みおろすと男はぐるりぐるりと木の周囲をめぐっているので、そのまま明るくなるのを待った。男の姿は消えていた。
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ヤマオヂ
1915年 和歌山県
山爺の家と呼ばれる家がある。昔、その家の次男が山爺になって出て行ったまま帰らなかった。200年ほど過ぎてから、ある日現れた。裸足で着物一つ着ず、毛が体一面に生えていた。塩を1俵もらって、また山の中へ行ってしまったそうである。
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(カミカクシ)
1977年 山形県
嫁に来た人が山菜を取りに山へ入って帰ってこなかった。探しにいったら山の上の木の下で眠っていた。
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タヌキ
1935年 奈良県
杣職をしていた男が、山に行くといって出ていったきり、長らく戻らないので、家族が心配して小屋に行くとそこに姿はなかった。狸の仕業だと思って、瀧の付近を捜してみると、小枝の上にぼんやり座っていた。男は帰ろうと思ったが自然にこちらに来ていたという。
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テング
1970年 滋賀県
ある人が晩に竹の棒をつかんで「誰か来おった」と叫んで駆け出して行き、そのまま見つからなくなった。父親が跡を追っても姿が見えず、玄関には草履が揃えて脱いであった。村中の人が天狗に向かって返せと叫びながら提灯を持って探したが、見つからなかった。一週間たっても帰らないので、親類が天狗の好物のうどんを屋根の上にお供えしたら、うどんは食べられていて、男はいなくなった場所にその時刻に帰ってきた。天狗がごきげんを直したのだろうと言われた。
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キツネ,タヌキ
1935年 奈良県
山に行って帰ってこない男がいた。家族は村人と相談し、鐘や太鼓を打ち鳴らして探しまわった。男は山腹に裸体で発見された。村に帰った男は、長い間寝続けた。起きた後、なぜ山奥にいったのかと聞いたが、なぜだか自分でもわからない。たぶん狸か狐の仕業だろう。
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キツネ,シラガノロウジン
1938年 長野県
少年が山に入ると美しい小鳥がいた。それを捉えようとして山奥へ行くと、白髪の老人がいた。翌日、少年が目を覚ますと裸で眠っていた。
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ヤマチ
2000年 鳥取県
山奥の小屋に1人で住んでいた鷹匠が庭で火を焚いてあたっていたら、6尺余りもある老人のような者が来た。どこから来たのか訪ねても何も答えない。帰るとき、後をつけてみたけれども、見失った。その後、里人に聞いてみたら、それは山父だと言われた。
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キツネ
1978年 山梨県
夜の11時頃に松林を通ったら、手拭をかぶった若いおばさんがついて来た。一緒に行こうと声をかけても返事がない。近くの家に入ったら女は見えなくなり、駐在所のところで消えてしまった。狐の仕業。
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キツネ
1993年 岩手県 
夕方、抜けたお爺さんが山道を行くと、だんだん明るくなってきた。変だなと思いながら明るいところに出て、着物のまま川の中を歩いて、水浴びもした。人に声をかけられて戻った。狐に騙されていた。
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(カミカクシ)
1971年 福井県
夜、人がいなくなった。捜して山で見つけて連れ戻したが、その人は夜になると「今行くぞ、今いくぞ」と言っていたという。
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カミガクシ
1964年 福島県
夜、裏の洗い場に行った娘がふと姿を消した。生死のほどもわからない完全な失跡であった。何年もたって完全に忘れ去られたころ、村のある人がある所で成人したその女に会ったという。何か話ししたとかどうとか、けっして今の私に会ったことを語ってくれるなといったとかいわないとか。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
昔、まだ雪が残っているときに老婆が行方不明になり、探したところ山の岩陰にいたがキツネが乗り移っていて追いつけなかったが、やっと捕まえて帰った。この老婆は座敷に寝ていても、外から自分の家に向かってくる人の名前を言い、またそれが当たっていたという。
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ニュウドウボウズ
1933年 長野県
峠を登っていたら、今までよい天気だったのに俄かに真っ暗闇になった。すると入道坊主が現れ、怖くなって逃げ出した。これを聞いた村人は、狸か狢の仕業だろうと噂した。
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