テング,ゴヒン 1940年 岐阜県 曇天に太鼓の音が聞え、天気が変わる。木を倒す音のこともある。
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ヒノネ 1954年 新潟県 天気の変わり目になると梭の音がする。
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シキノデン 1960年 岩手県 天気が変わる時には「ノノリノノリ」という音が響いてくる。「シキノデンがアソバさる」のだという。
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カネ 1974年 埼玉県 秋風がわたるころには、三千沼にフンワリと鐘がうかびでてくる。
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カネ 1974年 奈良県 鐘の唸り声がするときは必ずこのあたりに凶変がおこる。
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カネ 1974年 愛知県 気味の悪い唸り声がして地底から大鐘がうかび、しばらくしてまた沈む。
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カネ 1929年 岩手県 ある時、淵に鐘が転落した。引いても動かないので新しい鐘をつくり、朝夕つくと、水中の鐘も同じ音で鳴り出すのだった。
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ヤマノカミサマ,テング 1965年 長崎県 真昼に笛太鼓でリンリン音がするのを「山の神様が通る」、「天狗ばやしが通る」とかという。
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(ワラウコエ) 2002年 山口県 盆月に海士に行くと、カーンという鐘の音がしてヘタヘタ笑う声がする。姿は見えぬが昼でも話し声がする。
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リュウ 1976年 奈良県 十輪寺に龍の彫刻入りの梵鐘がある。この鐘を村はずれの淵につけてお経を詠むと、龍が昇天して雨が降る。
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オト 1980年 静岡県 雨の日に山へ行ったときに、ガシャンガシャンと音がする。音のするほうに石を投げると音がしなくなるが、また少し離れたところで鳴り出す。それが繰り返される。
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カネ 1974年 埼玉県 寺で大般若経を読誦すると美しい鐘の声がひびく。
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ツリガネ、サメ 1980年 神奈川県 ある日、鐘を運んでいた船が鮫のいる沖で嵐にあい、仕方なく鐘を海に捨てた。次の日、同じ沖まで来ると、主の鮫が尾で鐘を売って、ボーンボーンと鳴らしていた。
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マショウノモノ 1995年 滋賀県 昔、行基が行をしていると、雷が鳴り大雨が降りだした。行基が鐘を深い淵に投げ入れて印を結ぶと晴れた。淵の魔性の仕業であった。
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テングノコロビイシ 1956年 茨城県 土嶽、立割山、三鈷室山などでは、雨や曇りの日になると「ゴロゴロ」と天狗が石を転がす音がする。
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テング 1987年 富山県 天狗は天気の変わり目に太鼓を叩く。その音を聞くと気味が悪くなり仕事に手がつかなくなる。
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カゼノカタマリ 1970年 三重県 天候が変わる時に、風のかたまりがみたいなものを見ることがある。
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コマユミダケ,カンジャダケ 1987年 長野県 この山は霊山で,天変地異のある時には鳴り動いて危険を知らせた。
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グヒンサン 1940年 岐阜県 グヒンサンは木を伐る音で人を化かす。見ても倒れていないことが多いが、倒れているときもある。雨降りのときはめったにやらず、曇りのときは太鼓を叩く。
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ヤマンタロウ 1976年 熊本県 雨降りの天気が続いたときに聞える妙な声はヤマンタロウの仕業である。
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