セイメイノマツ,(ゾクシン) 2002年 福島県 昔、安倍晴明が東奥に下向したとき、ここに松を植えて火難を除く祈願をしたという。これを晴明の松といい、明治時代に切り倒されたが、直径は9尺を超えていたという。
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イッポンマツ,(ゾクシン) 2002年 福島県 昔、安倍清明が東奥に下向したとき、この地に来て松を植え、当所を祭って人家の焼失がない事を祈った。これは希有なことである。この松を鎌田の一本松という。
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オヤマノボリ,タイマツ 1956年 宮城県 山上の奥の院にお籠りをして、一晩中松明を燃やす。その火が麓から見えるときはその年の農作物は豊作だといわれる。
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アグリコイナリジンジャ 1949年 秋田県 杉宮にいつからか阿久利という女性がいた。村中仕事手伝いに来るが、同じ家には二日は行かず巡回した。そうして3、4年がたったが半年ほど姿を消した。夢に阿久利が立ち、自分は今度位があがったが、官金が不足しているため、郷中協議して10両貸して貰いたい、そしてその金は杉宮大明神の社殿に置いてくれといった。同じ夢を4、5夜続けてみたので、その金を明神に納めた。その後、再び阿久利が夢に立ち、皆のおかげで直官したが、家がないため郷中を永く守るため小堂を建てて貰いたい、自分は田の中に杉を生じさせる奇蹟を現すからそこに建ててほしいといった。翌朝そこにいくと、大杉が立っていたので、一社を建てて正一位阿久利稲荷大明社と崇めた。
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オオモトジンジャ,エキビョウ 1944年 島根県 大元神社の社地を伐って畑にして楮を植えたら疫病が流行って多くの人が死んだ。この村のある間、毎晩燈明をともしますから疫病を払ってくださいと祈願したら病気が治った。今でも、毎晩村中順番に燈明をともしている。
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ヌスットガミ 1929年 岡山県 戸隠神社(石門別神社)では盗賊が隠れて命が助かったので、御礼に松二本を社前に植えたのが今も栄えている。それ故土地の者はこの社を盗人宮と言っている。(盗人を保護する神がある)
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アクセイ 1941年 大阪府 昔、耕作の収率が悪い土地があった。これは、悪星の所為であるということで、神社に祈願したところ、収穫の出来がよくなった。
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テンジンサン 1983年 香川県 ある時、宮田家の人が病気になった。治らないので行者に拝んでもらったところ、天神さんがお堂を建てる催促に来ているという。お堂を建てて祀ったらすぐに病気が治った。この天神さんはお堂が火事のとき、飛び出して三角寺の松にひっかかっていた。
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ツルギ 1976年 熊本県 肥後の国で山の木を切って中を見たら、一振りの剣が出てきた。これを祝って社を建てた。
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ミョウジン,ヘビカミサマ,ムラサメシンメイグウ,シラアメダイミョウジン 1971年 愛知県 ある日内海の船頭への託宣で「私は内海に住む明神也。昔そこに在った社に鎮座しておった。ふたたび社の再建をなせば村中を繁栄させ水をさずけん」と出たが当初何のことかわからなかった。それはおそらく蛇神様のことでありこの機に社を建立しようと、村人は再建を重ね、村雨神宮と尊称し万延元年の雨乞い祈願では雷雨強く、白雨大明神の霊験と拝した。
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シキジン,オニ 1975年 京都府 阿部晴明は識神を使役し、のちにその鬼を一条戻橋の上に封じたという。
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ヒイラギ 1983年 京都府 下賀茂神社の左側に柊の社という神社がある。ここに来て祈願する者は、何らかの木を植えておくのだが、その祈願が成就した時はそれらの木が柊に変わり、願いが叶わない時はそのままだという。
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シロヘビ,ツバキ 1976年 滋賀県 ある年、青木明神で雨請いをした時、林から水気が登り、他所から見れば失火の煙かと騒ぎになったが、そのあずかる村々のみ潤いを受けた。その時拝殿に1尺ほどの白蛇が現れた。またある時は、風で多くの木が倒れたので、売ろうとしたところ、夜に音が響いて次の日に見たら木がもとに戻っていた。また、この社の北の山岸の磐に3尺ほどの椿が生えており、その茂り方でその年の作柄を知ることができる。
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〔オオカグラヤマ〕 1987年 長野県 群馬県との境にある。昔,山の麓で木こりが数人木を伐っていたところ,人気のない山なのに山の頂でかねや太鼓の物凄い音がしたという。驚いた木こり達は相談の結果,神社を建ててお祭をすることになった。その後は不思議なことや物音は起こらなくなった。また,この山に雨乞いすれば必ず雨が降るとされる。
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ハタオリゴゼン,オリヒメ 1967年 福島県 機織り御前は、領主畠山高国がこの地で猟をした時、天から降った織り姫に出会い結婚し、松若丸の7歳の時に、母の織り姫は再び天に帰り、後にこの社を建てて祭ることになったという。
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ダイジャ 1955年 岡山県 雨乞いには山に登って火を焚き唱えごとをする。どうしても雨が降らないときは5升樽に酒を入れて大山赤松池に投げ込む。すると大蛇がこの酒を飲むので空樽になる。それに池の水を入れて村に担いで帰ると必ず大雨が降る。
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カミ,シラハノヤ,ユメ 1930年 香川県 文明年中に牟礼の土地の領主が、白羽の矢が東方より飛んできて、北の林の中に落ちる夢を見た。これを神のお告げと信じ、その場所を探すと、阿弥陀寺の後方の山中で箭を見つけた。そしてここに社を建て、白羽神社とした。
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マツ,タタリ 1915年 岡山県 阿弥陀堂の跡と称するところに古い松があった。かつて森侯がこの松を移そうとしたら祟りがあった。その松は寛政6年に枯れたが、株は長いあいだ朽ちず、雨が降るように祈ると効験があったという。
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(ゾクシン) 1977年 福島県 高郷村の俗信。マムシの初夢を見ると金が入るので良いという。牛の夢も良いという。火災や不幸に見舞われる家にはツバメは入ってこないので、ツバメが入ってきて巣を作ると小豆飯を炊いて祝うという。春先早くに女性が死ぬと、その年は不幸が多いという、など。
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レイム,シンレイ 1973年 秋田県 大平山に鎮座する三吉大明神を信仰している者が怪しい夢を見た。それは山上で神人が人に日頃信仰により利益を与えるというものだった。妻も同じ夢を見たので急いで祠を建てると様々な願いが叶ったが、成就した時餅を供えなければ祟った。
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