国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オオモトジンジャ,エキビョウ
1944年 島根県
大元神社の社地を伐って畑にして楮を植えたら疫病が流行って多くの人が死んだ。この村のある間、毎晩燈明をともしますから疫病を払ってくださいと祈願したら病気が治った。今でも、毎晩村中順番に燈明をともしている。

類似事例(機械学習検索)

オセンドマイリ
1964年 福島県
部落の病人が危篤というとき、1軒から1人ずつ村の社に集まって、社の周囲を1000回まわって病気全快の共同祈願をする。
類似事例

ジゾウ
1998年 愛知県
天明の大飢饉のとき、流行病のため赤ん坊がたくさん死んだ。村人達は病を食い止めるために「かど坂のお地蔵さん」にお祈りをすることにした。念仏講の人たちが何日も続けた結果、流行病は次第におさまったという。
類似事例

ハヤリヤマイ,アクマ,オニ
1986年 長野県
ある時、村に流行病がはやって大勢死人がでた。そこで庄屋は、これからは自分の家を悪魔の宿として貸すから流行病を村から追い出してくれと願をかけた。そうすると流行病は一段落したという。それから庄屋の家では節分のときに豆まきをしないで、障子をあけて悪魔や鬼を迎え入れるのだという。
類似事例

カミノシラセ,タイボク,タタリ
1978年 愛媛県
昔下本町に大きな木があり、ある年に夜になるとコーンコーンと鳴り出した。それから一年位して、人が死んだり病気が流行りだした。木がなったのは神の知らせであり、それをさとった村人は木に祈りをしたり捧げ物をした。すると不幸もなくなった。
類似事例

タイボク
2001年 愛知県
海辺の村で伝染病が流行り、夜に海上が光る。無気味な形の大木が光っていたので、焼こうとするが焼けない。行基が観音像を彫って祀ると、伝染病もおさまる。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
疫病や魔性のものなどの災厄が村内に入りこまないように、村境に注連を張って祈禱札を下げたり、サイの神の祠をまつったりする。
類似事例

オコモリ
1943年 京都県
病気がなかなか治らない人が居ると、「ネンが入ったようですがどうですか」と見舞、近所の者が共同で観音へオコモリをしたり、川で水垢離をとったりする。病気が治れば家の者が千軒の家からお米を少しずつ貰い神仏に供える。
類似事例

ヒノカンノオンガエシ
1981年 沖縄県
農業と漁業を兼業していた男がある晩、大勢の人々が「よいとこさ、よいとこさ」と掛け声をかけながら通っていくのに出会った。何をしているのか聞くと、竜宮の神様の命令で木を島の上にのし上げるのだという。力を貸してくれと言われた男は手伝ってやった。そのお礼に、風邪を持ってくるゆうがらすを除けるために臼を3回叩くことを教えられ、男の家庭は助かった。隣の家の人々は悪い病気になり、全員死んだという。
類似事例

アクセイ
1941年 大阪府
昔、耕作の収率が悪い土地があった。これは、悪星の所為であるということで、神社に祈願したところ、収穫の出来がよくなった。
類似事例

(センシシャノタタリ)
1989年 長野県
村一帯に悪病が流行ったときに巫女に拝んでもらうと、戦死者の霊が祟ると言われた。千九人童子の墓という碑を建てると治ったという。
類似事例

タヌキ,イヌガミ
1930年 高知県
犬神憑きや狸憑きの病人がある時は、部落民多数が不意に病家に立ち入り、鐘鼓を鳴らし、発砲して、終夜百万遍題目を唱えて祈祷し、全癒を祈る。
類似事例

オオハマグリ
1999年 香川県
ある時、村に疫病が流行した。多和大神の託宣によれば、小左自古が所持する玉と海底の大蛤の中にある玉を持ってくれば、疫病はおさまるという。そこでみそりに頼んで蛤を上げてもらったが、みそりは死んでしまった。人々はみそりの死をいたみ塚を立てた。
類似事例

キュウリ,テンノウサマ,サクモツキンキ,(ゾクシン)
1916年 千葉県
眞名には胡瓜を栽培しない家がある。昔、疫病が流行した時、天玉様に願掛けして難から免れることができたためだという。
類似事例

ホウイントミカタノマツ
1956年 宮城県
元禄年間(1688~1704)この地に住んでいた法印が,「自分が死んだら生鰛(いわし)を口にくわえさせて棺桶に逆さに納め,引田沢を見下ろす山に葬れ。そうすれば今後この山里に絶対に災厄を流行らせない」と遺言して死んだが,部落民は普通どおりに葬った。しかし,その年部落には悪疫が大流行し多数の病死者を出したので,これは法印様の遺言に背いたからだという事になり,改めて言いつけどおりに葬った。すると悪疫は鎮まった。
類似事例

サクガミ
1939年 秋田県
元稲田神社は作神である。稲熱病におかされた田などに、ここの社の縁の下の土砂を散布すると治るといわれている。
類似事例

シンボク
1999年 宮崎県
黒北集落の墓地には榎の古木があった。その古木が夜の10時ころになるとウーウー唸りだし、真夜中になると止むということが起きた。鉄砲を撃って脅しても止まないので、神様の仕業と言うことになり、榎にお神酒を供えて線香を焚いたら収まった。その後、この古木は万病を治す神木と崇められるようになった。
類似事例

クスリダ
1967年 茨城県
手子生にある田で、耕作すると家人に病人が絶えない。今では部落で共同耕作をしている。
類似事例

ニワトリザカ,オウゴンノニワトリ
1938年 京都府
塚に埋められた黄金の鶏を掘ろうとすると、白羽の矢が飛んでくる。村人が掘ろうとすると、流行病で村が全滅したという。
類似事例

カシ
1929年 東京都
村にいる老翁が若い頃に、畑が陰になると言って、樫の木の枝を降ろしたところが、瘧を振るった。それからこの樹に手を加えるものがなくなり、霊あるものとして恐れられるようになった。
類似事例

サクガミ
1939年 秋田県
東鳥海神社は作神である。稲熱病におかされた田などに、ここの社の縁の下の土砂を散布すると治るといわれている。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内