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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イッポンマツ,(ゾクシン)
2002年 福島県
昔、安倍清明が東奥に下向したとき、この地に来て松を植え、当所を祭って人家の焼失がない事を祈った。これは希有なことである。この松を鎌田の一本松という。

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セイメイノマツ,(ゾクシン)
2002年 福島県
昔、安倍晴明が東奥に下向したとき、ここに松を植えて火難を除く祈願をしたという。これを晴明の松といい、明治時代に切り倒されたが、直径は9尺を超えていたという。
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セイメイ,マツ,(ゾクシン)
2002年 福島県
昔、阿部晴明が東奥に下向したとき、松を植えて小社山神社を祭り、火難を除き富を得ることを祈願した。この社に祈ると、必ず成就するといわれている。
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ドウマンヅカ,セイメイヅカ,セイメイヅカ
2002年 福島県
昔、ある所に大きな杉があり、田地の妨げになるのでこれを伐った。その後、朝廷に祟りをなすので、天子は安倍清明・蘆屋道満を召して平癒を祈らせた。これを祀るために壇を築き、道満塚・清明塚とした。
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オヤマノボリ,タイマツ
1956年 宮城県
山上の奥の院にお籠りをして、一晩中松明を燃やす。その火が麓から見えるときはその年の農作物は豊作だといわれる。
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オカドマツ,カドマツ
1956年 宮城県
昔、お正月さんを送るとき、針生(はりゅう)家の先祖である弥右衛門は、門松にした松を屋敷神の祠の後の地に挿したら根付いて大木となった。それ以来お門松と称して、門松は立てないという。
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ヒジリマツ
1976年 愛媛県
定光寺門外の台地に松がある。昔、本堂を再建することになり、松が邪魔になるので切ることになった。ところが前日に行ってみると松は門外の現位置に移動していた。それ以来人々は霊木視している。
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エンノマツ
1938年 鳥取県
この松に斧を入れると祟りがあり、枝を伐っただけでも腹痛を起こした。懸賞金をかけて近郊の人に伐らせたところ、松の根元には古い墓があり、一字惣一と刻まれていた。
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マツ,タタリ
1915年 岡山県
阿弥陀堂の跡と称するところに古い松があった。かつて森侯がこの松を移そうとしたら祟りがあった。その松は寛政6年に枯れたが、株は長いあいだ朽ちず、雨が降るように祈ると効験があったという。
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ニチレン,シミズノサクラ
1935年 山梨県
文永11年閏5月17日に日蓮上人がこの村を通過しようとした時に、大変のどが渇いたので、持っていた桜の枝を地に打ち込み、祈願を込めたところ忽ち清水が湧出したという。その桜は根付いて木になったという。
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(テンマン)
1983年 大阪府
村上天皇の天暦年間に、大坂のある地において、一夜にして松が生じ、その梢には霊光があった。この旨を奏上したところ、勅使が下った。その夜に神託があり、難波の梅を慕ってここに来たという。
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ジャタイノマツ
1967年 福島県
海岸に蛇体の松と呼ばれる二股の老木がある。昔、慶長の頃、与吉という百姓がおり、お松という娘があった。ある時、殿様が与吉の家で休んだ際に、お松を侍女にすると城へ連れ帰った。ところがお松は家に帰りたがって言うことを聞かないので、小船に乗せて竜神の淵に捨ててしまった。お松は海岸に泳ぎ着いたが、力尽きて女面蛇体の死体となって海岸に打ち上げられた。親たちはこれを見て悲しみ、娘の名にちなんで松を植えた。この松が大きくなったものが蛇体の松である。この松は霊験があるという。
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シンダイサクラ,ニチレン
1935年 山梨県
新富村の実相寺境内に日本武尊が自ら植えたとされる桜があるが、日蓮上人がこの地に来て、この桜が衰弱しているのを見て樹勢回復を祈願したところ、不思議にも木は繁茂したという。
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スミヨシ,マツ,スワジンジャ,ダテマサムネ,ユメ
1956年 宮城県
国分三十三邑一ノ宮諏訪神社の別当宮ノ坊が寛永11年(1634)大晦日と翌元旦、「世を永く保つ心は政宗の世界静かに住吉の松」という夢想の歌を得て、これを政宗公に告げる。公は宮ノ坊に金を与えて、夢想披きの式を、近くの栗生西館に隠居していた元国老の茂庭了庵延元宅で行わせた。また延元を奉行として現在の社殿を建てて諏訪夢想大明神と号した。その神木が住吉の松である。
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マツノキノセイ,アコヤノマツ
1967年 福島県
信夫の郡司藤原豊光に阿古耶姫という娘がいた。ある晩、緑の衣に黒の袴をはいた少年が娘の枕元で「われは十八公の長で千歳山に住んでいるが、近いうちに斧の災を受ける。ついてはそなたの引導に預かりたい」と訴え消えた。その後この国の名取り橋の修理をするため千歳山の老松の大木が切られたが動かない。夢の少年が松の木の精だと気づいた阿古耶姫が声をかけると、軽々動いた。松の苗を切り倒したあとに植えて弔ったが、それが阿古耶の松といわれるようになったという。
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ヤオビクニ,ヤオヒメ
1930年 埼玉県
武州大宮町の最北端付近の雑木の中に1本の松がある。八尾姫がここに来た際に松を植えたが、年を取って枯れてしまったので、それを記念するために嘉永7甲寅年5月に植えたものだそうである。
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ハッピャクビクニ
1961年 島根県
八百比丘尼が植えた一本松は、1つの枝が水に漬かったら戦争がある、と言われている。ヤナに千本松を植えようとしたらアマンジャクが鶏の鳴きまねをして止めさせた。その時に嘆いて持っていた松を投げたところ、それが根付いたものだという。
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オトウミョウマツ
1989年 長野県
話者の家の墓には、一際大きな赤松があり、「お灯明松」と呼ばれていた。毎晩、夜になると松のてっぺんが燃え、それが遠くからでも見えたからだという。
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イッポンマツ,(ゾクシン)
1968年 愛媛県
島のほぼ中央部に十二社権現があり、以前は小祠があったが、今は松の下に瓦宮があり、ここを「一本松」という。入定した人の霊を祝ったものであるという。この一本松を傷つけたり、枝を折ったりすると、祟りがあるといわれている。
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アベノセイメイ,タタリ,ケヤキ
1937年 京都府
安倍晴明が祈祷した欅の木を傷つけると祟りがある。
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クリ,サンドグリ,コウボウダイシ
1956年 宮城県
内井氏宅の南斜面にある大木の栗。秋になると間をおいて三回実が落ちる。弘法大師が行脚にきたとき、一人の老婆が貧しいながらも手厚くもてなしたので、お礼に大師が植えてくれたといわれている。
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