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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カシヨリソセイシタモノ
1944年 岐阜県
ある男が仮死状態の時に体験した話である。暗いところに行ったが友人や家族が「オイオイ」と呼ぶ。それで目を覚ますと明るい場所に戻ってきた。枕元には家族がおり、生き返ったことを知ったという。

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カシカラソセイシタハナシ
1944年 秋田県
ある男が病気で死んで9時間後に生き返った。当人曰く、苦しくなくなったので友人宅を訪問した。戸の狭い隙間から中に入り、話もせず帰った。自宅に戻ると何だか呼び声が聞こえる。夢から覚めた心持で気が付くと、多数の人に取り囲まれて介抱されているのに気づいた。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、霧のような靄の中をどこまでも降りてゆき、やっと止まったと思ったところで誰かに呼ばれて気が付き蘇生した。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、谷間のようなところをどこまでも降りてゆき、ようやく着地したと思ったところから一本道を一町ほど歩くと洞穴があった。そこに入ろうとしたとき誰かに呼ばれたような気がして振り返って気が付き蘇生した。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、見覚えのあるきれいな広い野道を歩いて行って三叉路に行き当たり、立ち止まっているうちに呼び声がし、蘇生した。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、とても喉が渇いて現実にも存在する田んぼの近くの水を飲みに行ったが、家の者がしきりに呼ぶ声がしたので水を飲まずに戻って蘇生した。
類似事例

フネ,イキカエッタトイウハナシ
1985年 和歌山県
亡くなりかけていた病人が、オメイてもらったので生き返ったという話がある。その人の話によると、立派な船がやって来たので乗ろうとしていたら、どこかで自分の名前をオメイていたから、その船に乗らず、それで生き返ったという。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、まっすぐな道を歩いて行って大きな川に行き当たった。この川には船も渡し守も橋もなく、どうして渡ろうかと考えているうちに呼び声がし、蘇生した。
類似事例

イキカエッタシニン
1983年 香川県
ある家に死人が出て、棺桶に入れて役場まで行くと、棺の中から声がして死人が生き返った。どこか遠いところを先へ歩いて行くと、後ろから名前を呼ばれるので戻って来たのだという。しかしその人はその10日ほどあと再び息を引き取った。
類似事例

(リンシタイケン)
1956年 福島県
呼び返されて生き返った人の話。きれいな河原で子供が遊んでいる。橋を渡って花の咲く野原へ行こうとしたら、亡くなった親が来るなと言う。ウロウロしていたら気がついた。死ぬ人には誰かが迎えに来る、提灯をつけておばんおばんと声をかけられると言う。
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イキカエッタトイウヒト
1985年 和歌山県
便所で気を失って倒れてしまった人がいた。そのときちょうど近くに婆さんがいて、その人の名を呼んだ。このことは村中に広まり、お婆さんたちが集まってきて、大声で名を呼びつづけた。あきらめずに呼んでいたら生き返ったという。
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タマヨビ
1948年 和歌山県
怪我や急病で死にそうな人が出ると、枕元で名前を呼び、何人もが屋根に上って棟を剥いでつくった穴に向かって大声で呼ぶ。これで戻ってこなければ寿命である。40年ほど前に田で倒れた人がいて、これをやるとまもなく意識を取り戻したという。
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カシカラノソセイ
1944年 愛知県
伯父が仮死状態から生き返り、「とてもありがたい極楽に行ってきた」と話していたことがある。
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(イキカエルコト)
1976年 大分県
花がたくさん咲いている気持ちのいい場所で、名前を呼ばれて引き返したところ生き返ったという人がいた。
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カワ,ハシ,キレイナハナバタケ,ハヤクコッチヘコイトイウコエ
1977年 福島県
臨死体験。暑くもなく寒くもないとき、川があって霧のなかに橋が見える。川向いはきれいな花畑で、こっちへ来いというような声が聞こえる。橋を渡ろうか渡るまいか迷っていたら、枕もとにあつまってきた人が自分を呼ぶ声が聞こえ、気がついた。
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ヒノタマ
1965年 長崎県
鼻のほげた人が寝ている時、鼻の穴から火の玉が出て水を飲みにいき、火の玉が入ると目が覚めた、という話がある。
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(ゾクシン),ヨビカエス
1933年 京都府
重態の病人が意識不明に陥っていまはの際遠方の親類などがかけつけて一言いたい時には、身内の重い者が大屋根へ上がって棟に跨りその名を大声に呼ばわり「病人を呼びかえす」と急に意識を取り戻す。
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ユメジラセ
1987年 岡山県
ある人の兄が戦死して1年位してから、夢に兄が兵隊さんに行く格好をして軍足をはいて歩く音がする。はっとみると兄が帰ってきている。帰ったの、と声をかけると、わしゃ行かないけんけぇ、といって出て行った。それでちょうど今のご主人と兄が同じ隊にいたので聞くと、兄がけがした後、兵隊さんと一緒に凱旋してきた日と、夢を見た日が同じくらいであった。父も母も見たことがないといったが、ある人のところには帰ってきたことを知らせに出てきたのだろう。
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(リンシタイケン)
1995年 福島県
葬儀中に倒れて意識不明となった。夜明け時のように薄明るくなり、次第に明るさを増して、中央に女神らしい神々しい姿が現れて光りを放った。そのまばゆい光で目を覚まし我に返った。
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ヤクシサマ
1985年 新潟県
話者が嫁入り後に体を壊していたとき、実家の父が毎日薬師様を拝んでいたところ、夢枕に白い髭のお爺さんが出て「必ずよくなる」と言った。次の日、話者の父が婚家を訪ねると、その家の薬師様の掛け軸のお姿が、昨日夢で見たお爺さんと同じだった。話者はそれからよくなった。
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ユメ,ハチ
1973年 新潟県
魂が蜂となって寝ていた男の鼻から出てきて遊びまわった。その様子を男は夢としてみた。
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