タンポポノハナ,カワ,ハシ,ハヤクコイトヨブコエ,シンダオバアチャンノコエ 1977年 福島県 臨死体験。体が軽くなったようで、目の前に一面タンポポの花が咲いていた。川があり、橋がかかっていてその向こうで死んだおばあちゃんが早く来いと呼んでいる。行こうとするが行けない。別の声で自分を呼ぶ声がして、ふと気がついた。
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ウツクシイオハナバタケ,カワ,ハシ,ハヤクコッチヘコイトイウコエ 1977年 福島県 臨死体験。腸チブスで意識不明のとき、一面の花畑に橋のかかった川があり、大勢の人が自分を呼んでいるのを見た。橋をどうしても渡れずぐずぐずしていたら、耳元で声が聞こえて気がついた。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、まっすぐな道を歩いて行って大きな川に行き当たった。この川には船も渡し守も橋もなく、どうして渡ろうかと考えているうちに呼び声がし、蘇生した。
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(リンシタイケン) 1989年 静岡県 死にかけたとき、向こう岸の花の咲いたきれいな所から手を振って招くので三途の川を渡ろうとすると、後ろから家族や親戚に呼ばれて渡れなかった。そうしたら気がついた。お題目が聞こえたともいう。
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ネコバシ 1938年 京都府 橋を渡ると誰かの呼ぶ声がし、その声が聞こえると必ず川にはまる。
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リンシタイケン 1980年 秋田県 人が死ぬときは、死んだ人が迎えに来て三途の川の橋で呼ぶのだという。時には「まだ早い、戻れ」といわれたりするという。釜に湯が沸いていて、入ろうとしたら「まだ入ってはいけない」といわれて、それで意識が戻ったという人もいる。
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オヤノコエ,ハシ,オガワ,ウツクシイオハナバタケ 1977年 福島県 臨死体験をした母は、一面の花畑で小川が流れていたのをみたと語っていた。
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(リンシタイケン) 1964年 福島県 話者の祖父が三十三歳の時に死にかけた時の話。おとぎの国のような赤や青の光のするきれいなところを歩いていた。途中何度も名前を呼ばれたので、あちこち隠れながら三途の川を渡った。川幅は広いが浅かった。その向うの死出の山も丘みたいなものだった。向うは一面の平野で花畑、その向こうにすばらしい鉄の門と御殿があって、赤鬼と青鬼が立っていた。通してくれと頼んだら、「お前はここに来るのは早すぎる、帰れ帰れ」と怒られ、金棒を振り下ろされた、と思ったら息を吹き返した。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、霧のような靄の中をどこまでも降りてゆき、やっと止まったと思ったところで誰かに呼ばれて気が付き蘇生した。
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ヒトダマ 1944年 山梨県 老人が臨死体験を「ある川岸まで行くと川向こうが賑やかで、行きたくてしょうがなかったが途中で知人2人にあったため帰ってきた」と語った。同時刻、その知人たちがヒトダマを見ており、聞いた人はみな驚いた。その数日後、その老人は本当に死んでしまった。
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(リンシタイケン) 1982年 群馬県 脳溢血で倒れて、ふと気付くと河原を走っていた。向こう岸はお花畑で女が手招きしている。渡ろうとしたらムラの人に大声で引きとめられた。気付くと正気に戻った。
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ユウレイ,シ 1935年 新潟県 インテリだと思っていたので、霊の存在は信じていなかったが、村の女に臨死体験を聞いた。それは、井戸に落ちるようであり、天井から自分を呼ぶ声がしたところで生還した。霊がいないとは言い切れないかもしれない。
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(リンシタイケン) 1953年 埼玉県 呼び戻されて生き返った人がいた。細い長い橋があって、あっちでは「行くな」、こっちでは「行け」、と言う。迷っていたら「ケエレ」と言う声が聞こえ、戻ると気がついた。
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(リンシタイケン) 1956年 福島県 呼び返されて生き返った人の話。きれいな河原で子供が遊んでいる。橋を渡って花の咲く野原へ行こうとしたら、亡くなった親が来るなと言う。ウロウロしていたら気がついた。死ぬ人には誰かが迎えに来る、提灯をつけておばんおばんと声をかけられると言う。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、見覚えのあるきれいな広い野道を歩いて行って三叉路に行き当たり、立ち止まっているうちに呼び声がし、蘇生した。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 姑とうまくいかずに川に飛び込んで自殺した仲のよい友人が、夢に現れて誘うので一緒に行くと、川岸に舟があって白い着物を着た人がたくさん乗っていて、中にはいぜんに亡くなった人や、まだ生きている顔見知りの人もいたので、気持ちが悪くなって船に乗るのを断って戻って来た。
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カシカラソセイシタモノ 1944年 鳥取県 蘇生した者の話である。ある者は「綺麗な花園に行っていた。舟から自分を呼んでいたが、どうしても行けなかった」と語り、別の者は「美しい蓮の生えている橋を渡りかけていた。すると美しい音楽が聞こえる。だがそれでも橋を渡らず帰ってきた」と語った。
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(リンシタイケン) 1992年 宮崎県 薄黄色の川原に行くような、朧な感じで船に乗っていた。誰かに呼び戻されて船から下りると、夢から醒めた。そのまま乗っていたらあの世にいってしまったろう。
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カシヨリソセイシタモノ 1944年 岐阜県 ある男が仮死状態の時に体験した話である。暗いところに行ったが友人や家族が「オイオイ」と呼ぶ。それで目を覚ますと明るい場所に戻ってきた。枕元には家族がおり、生き返ったことを知ったという。
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コエ 1985年 香川県 ある人が夜寝ていると呼ぶ声がする。はっと気が付くと、いつのまにか家を出て池の堤に立っている。あわてて家に帰ったが、また呼ぶ声がして気が付くと池の堤に出ている。恐ろしくなり、家に帰って光明真言を唱えて夜を明かしたという。夜遅くにうまいことを言って外から誘いに来るのは人間ではないから一緒に行ってはいけないと言われている。
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