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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン),ヨビカエス
1933年 京都府
重態の病人が意識不明に陥っていまはの際遠方の親類などがかけつけて一言いたい時には、身内の重い者が大屋根へ上がって棟に跨りその名を大声に呼ばわり「病人を呼びかえす」と急に意識を取り戻す。

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(タマヨバイ)
1943年 京都府
身内の者が屋根の棟に跨って重態になった病人の名を呼ぶと意識を取り戻すことがある。このように生き返ってもせいぜい二、三年しか生きられない。
類似事例

(ゾクシン),カラス
1935年 島根県
病人のいる家の棟で烏が鳴いたら、その病人は死ぬという。
類似事例

タマヨビ
1948年 和歌山県
怪我や急病で死にそうな人が出ると、枕元で名前を呼び、何人もが屋根に上って棟を剥いでつくった穴に向かって大声で呼ぶ。これで戻ってこなければ寿命である。40年ほど前に田で倒れた人がいて、これをやるとまもなく意識を取り戻したという。
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ヌエ
1982年 群馬県
病人が死にそうなときはヌエが屋根の上に来て狙っているので、屋根に登って病人の名を呼びながら太鼓を叩けば助かる。
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ヒノタマ,(ゾクシン)
1989年 長野県
ヒノタマが病人の家から出ると、その病人は死ぬという。
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(ミコニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
憑いた狐はミコに拝んでもらう、願掛け・行人様・神様あそばせ・おかみ様(おがみさま、口寄せ)などは先祖の年忌当たりに行う、「おひまつ」を拝むと称して病人が重態に陥るとご精進を行い、病人のいる建物の見えない親類の家で祈願する、など。
類似事例

ムカエニクルフネ
1990年 高知県
病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
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(ゾクシン),ムカデムシ
1933年 栃木県
百足虫が病人の居間に来ると、病人は死ぬという。
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(ナンザンノトキノゾクシン)
1967年 福島県
難産のときは、屋根のぐしに上がって一升だるの底をたたいて産婦の名を大声で呼ぶとよい。
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ヒトダマ,トリ(ゾクシン)
1975年 大阪府
烏の鳴き声が悪いと人が死ぬという。この鳴き声は、死者の家の者には聞こえない。病人の家の棟で烏が鳴くと、その病人は死ぬという。火の玉は死ぬ3日前に出るという。ヒトダマを見たという人がいる。
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(ゾクシン)
1973年 香川県
生死の境のとき、男性がふんどし姿で唐傘を持って屋根に上がり、下に向かって病人の名を叫んでいるのを見たことがあるという。
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タマシイノヨビモドシ,キモン,タタリ
1949年 和歌山県
ある人が鬼門に便所を作り、それが祟り死亡した。屋根の棟に上がり、下に向かって大声で名を呼んでヨビモドシをして、大工が便所を掘り取ったところ、死人がうなりだし蘇生した。そして、その人は何事も無く余生を送った。
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(バカサレタオトコ)
1956年 東京都
夕暮れ、4,5人の男が歩いて来ると仲間の一人が意識不明となり、「えらい普請をしたもんだね、いい道だ」と言ってどんどん山の中に入ってしまったので、連れ戻した。
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スイジンセキゾウ,ガラッパ
1982年 鹿児島県
水の神様として祀られている石仏はガラッパを意識しながら彫ったのではないかという推論。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネはごく小さいものであるという。しかし、これが病人に憑くと、病人の食べ物を全部食べてしまうので、やせ衰えると言われている。
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イボノメ,シノヨチョウ
1946年 愛知県
いぼの目ができると身内の者が死ぬ。
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タマシイ,シラセ
1982年 新潟県
病人が息を引き取る前にタマシイは肉体を離れて他の場所にいる肉親や寺を訪れることを一般に「知らせに行く」といい、死が間近になると一とき急に意識がなくなるもので、このときタマシイが「知らせ」に行ってくるものと信じられている。そのときには臼が落ちたような大きな音を聞くことがあった。
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カミサマ,キ
1995年 鹿児島県
15才のとき、山へ栗を採りに行った。村にしかない木が山にあったので珍しくて引き抜いた。これが神様が居る木であったらしい。それから14日間熱を出して意識不明の状態に陥った。いろいろ手を尽くしたけれども全快はしなかった。だが、すばたけ祭りの時、ネーシババの所へ行ったら治った。引き抜いた木は、半年を過ぎても枯れなかったという。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
病人が息を引き取る前にタマシイは肉体を離れて他の場所にいる肉親や寺を訪れることを一般に「知らせに行く」という。死が間近になると一とき急に意識がなくなるのが、「知らせ」に行っているということで、火の玉が現れたり、夢にその人物が現れたり、さまざまな方法で「知らせ」がくる。
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ミガワリタイシサマ,オフダ,オマモリ
1973年 愛知県
仕事から車で帰途の際、急行列車と衝突して車ごと5・60メートル引きずられ車は大破した。私は意識不明に陥ったのだが体には何一つ傷もせず、夢のなかの出来事のようでした。これは体につけていた身代わり大師様が二つに割れ、危禍をお助け下さったおかげにちがいない。
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マクラコゾウ
1956年
夜中に枕かえしをする家の怪であるという。
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