バケネコ 1996年 京都府 猫を魔性の動物として嫌う人もいる。特に黒猫を嫌う。黒猫が年を経ると化け猫になるという。
類似事例 |
|
ネコ(ゾクシン) 1951年 三重県 猫を3年飼うと化ける。猫の八割れは化ける。
類似事例 |
|
ネコ,(ゾクシン) 1933年 千葉県 猫の年を取ったものは化ける、猫は魔物だから死人の傍に寄せるな、という。
類似事例 |
|
ネコ 1983年 山梨県 お爺さんとお婆さんと娘だけの家で猫を飼っていて、お婆さんと娘が義太夫を聞きに行っているときにお爺さんが猫に話しかけると、返事が返ってきたのでおっかなくなった。猫は化けるのであまり永く飼うもんじゃねぇという。
類似事例 |
|
フルネコ 1937年 大阪府 長年飼っていた猫が後足で立つのを見た飼い主は、これは化ける前兆だと思ったので遠くへ捨てに行った。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ネコ 1936年 栃木県 猫を殺すと化けて出るという。
類似事例 |
|
ネコ,バケネコ 1937年 石川県 猫をもらったら期限を決めておかないと、年をとると化け猫になる。
類似事例 |
|
ネコ 1940年 大阪府 長年飼った猫は化けると言われる。まず、手拭いを被った猫が調子を取りながら踊るという話がある。また、飼い猫が自分で料理を作って食べたのをその家の嫁が見、口止めされたにも関わらず夫に話してしまい、嫁が猫に食い殺されたという話もある。
類似事例 |
|
ネコ 1976年 徳島県 四国の山村地帯では、どこでも猫を飼っているが、猫のダイツギは忌まれている。ダイツギとは猫の跡取のことで、猫の仔は飼ってはいけないことになっている。また年を経た猫は化物になるといわれ、飼うのを忌む。猫が年を経ると小豆飯を炊いて猫に与える家もある。する猫はいつのまにかいなくなると言う。
類似事例 |
|
ネコ 1973年 三重県 ある猟師が家で飼っていた猫は、ずいぶんと年だった。あるとき、猟師が仕事に行ったところ猫がいた。猟師はそれを撃とうと思い、元から一発入っていたところに玉入れをした。猫はそれを見ていた。猫を撃つと、猫はそれを茶釜の蓋でことごとく除けた。猟師は元から多めに入っていた一発で玉切れだと油断していた猫をしとめた。倒れた猫を拾いに行くと、それは自分の家の猫だったという。猫を長く飼うと、化けて出ると言われている。
類似事例 |
|
ネコ 1973年 鳥取県 普通の猫は開いた戸口の柱に体をすり寄せるように入ってくるが、化けるようになった猫は開いている戸口の真ん中を通る。
類似事例 |
|
ネコダケ,ネコ 1913年 福岡県 人家に飼う猫は成長するうちに、どこかへ姿を消してしまう。大抵は30日から6、70日、猫岳(根子岳)に行に行くという。帰ってきたほとんどの猫は体がやつれ、耳は裂けているが、一貫目以上になると化けるという。
類似事例 |
|
ネコ 1938年 福島県 オキシという婆様の猫は3代も生き続けたが、ある時、納戸から頬かぶりをして出てきたのを見られたので、鰊3匹をつけて追い出した。オキシ猫の子孫は1貫400目もある大猫であったという。猫を目方に掛ければ化けないといわれる。
類似事例 |
|
バケネコ 1931年 沖縄県 猫は年を取ると化ける力を得るという。しかし、狐や狸の話は聞かない。
類似事例 |
|
ネコ 1952年 神奈川県 猫は尾を短く切っておかないと、夜中に幼児を睨み、尾を振って泣かす。年寄りを病気にする。手拭を被って姉さんや婆さんに化ける。烏猫の雄は特に化ける。
類似事例 |
|
ネコ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 猫を殺すと8代祟る。その間は子猫が育たない。打ち殺すときには、どんなに堅固な棒でも必ず折れるといわれている。
類似事例 |
|
ネコ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 猫を殺すと8代祟る。その間は子猫が育たない。打ち殺すときには、どんなに堅固な棒でも必ず折れるといわれている。
類似事例 |
|
(キンキ) 1973年 富山県 猫は化けて出るから撃たない。
類似事例 |
|
バケネコ 1937年 村の古寺に化け猫が出るというので、単身乗り込んだ筆者の先祖は、果たして姿を現した化け猫と格闘の末退治した。以来、筆者の家では、猫は容易ならぬ生き物と言い習わし、代々飼う事を避けてきた。
類似事例 |
|
ネコ 1986年 大分県 猫は魔性の生き物であるから猫を殺すと憑かれる。
類似事例 |
|