アヤシイモノ 2000年 沖縄県 夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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フネユウレイ 1959年 島根県 船幽霊を見たものはいないが、声をかけられたものは多い。それに対して、こちらから声をかけると必ず死ぬといわれている。
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ワカミズ 1965年 岩手県 一月一日、年男が若水を汲み、これを歳神にそなえ、後に家族でいただく。この若水を飲むと若返るという。
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(ゾクシン) 1939年 青森県 若水汲みの年男が切り餅を水に流すが、これをミヅノモチという。子供はこれを拾うのを喜び、また虫歯の薬だといって焼いて食べるという。
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(シノシラセ) 1967年 栃木県 人が死ぬ前には魂が親類をまわって、声をかけるという。
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トシガミサマ 1969年 埼玉県 年神様は卯の日の宇の刻にあがるといわれているので、年男は初卯の日まで早起きして身体を清め、若水を汲んで朝食の支度をした。
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フクノカミ 1984年 愛媛県 若水を汲むとき、一度井戸の中を松明で照らしてから汲む。昔、そうして中を覗いたら福の神を見つけた。
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キツネ 1982年 宮城県 風呂に入れと声をかけられて、峠で川に入って死んだ人がいる。狐の仕業。
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ヨブコエ,アヤカシ 1992年 広島県 海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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テング 1974年 山梨県 山にいると、天狗が「オイオイ」と声をかけてくることがあるが、それに返事をすると連れて行かれてしまうという。
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オショウガツサマ 1963年 福島県 お正月様は女で、嫁入りしなかったので、若い男が若水を汲むと喜ぶという。
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ヤマオトコ 2001年 青森県 釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
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ヤマオトコ 2001年 青森県 釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
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ヒトダマ 1966年 三重県 漁師が沖で釣りをしていると、「シャクヲカセ」という声がする。掛け声をかけるとその声は消えた。しばらくして、「ナンジヤロ」と声がするので、「(夜中の)2ジカ3ジヤロ」というと、そのまま沖のほうへ行った。黙っていると人魂に一緒に連れて行かれる。
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タヌキ 1970年 高知県 商売に行った帰りに山の下で「おかあちゃん」と呼ぶ声がした。いくら待っても会えないので帰宅すると、子供は先に帰っていて、迎えになど行ってないという。おそらく狸が声をかけてきたのだろう。
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キツネ,(ゾクシン) 1976年 山口県 きつねのたべかけをとってはいけない。
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テングサン 1956年 静岡県 山で大きな声を出すと、てんぐが来るので、してはいけないと言われる。
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サケノオオスケ 1987年 山形県 11月の15日には「鮭の大助今通る」という声がするが、この声を聴くと死ぬ。
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ウミボウズ 1979年 徳島県 沖の大きな山から、海坊主が「しゃくくれ」と声をかける。しかし、柄杓はやらないという。
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タマシイヨビ 2001年 青森県 死に瀕した者が目を閉じる際に、名前を呼ぶなどして必ず声をかけないと成仏できない。
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フルソマ 1936年 高知県 伐木中に死んだ仙人の魂が発する声が古杣であるが、声がするだけでその本体を見たものはいない。「そりゃ行くぞ、行くぞ、退いちょれよ」という声がして、バリバリと大木が倒れるような音がする。しかし、次の朝現場に行くと何も異常がない。
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