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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オオカミ
1940年 宮崎県
岩穴で狼を飼っていた狩人が、その狼を使って999匹の獣を狩った。1000匹目として主人を捕るといわれていたので、寝たふりをしていると、狼が飛びかかってきたのでうち殺したという。

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オオカミ
1992年 宮崎県
猟師が狼を飼いならして獲物を取らせる。その獲物が1000匹または999匹に達すると、狼は飼い主の猟師に襲い掛かってくるという。その狼を殺して祀ったのが、オカメコウザキである。
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ヤマイヌ
1992年 宮崎県
修験僧が雪の夜、峠で山犬に襲われてケヤキの大木に登った。山犬は飛び跳ねて襲い掛かり、僧は仕込み杖の刀で山犬を次々と斬った。朝になり、僧は木から降りてきて山犬を数えると、999匹の山犬を斬り殺していた。しかし1000匹目の山犬は斬られたが生きており、僧はその山犬にかみ殺されて死んだ。九佐衛門とは、その僧の名前だという。
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オオカミ
1982年 宮城県
ある男が夜の山道を歩いていたら、狼が唸りながら寄ってきた。口の中に骨が刺さっていたのを取ってやると、そのままいなくなった。数年後狼が現れて男を引き摺って押し倒した。間もなく狼の千匹連りが通った。恩返しだった。
類似事例

オオカミ
1973年 岩手県
狼は昔はたくさんいた。1000匹の群れをなして通った。犬のような姿だが、口は耳まで裂けている。今は絶えてしまった。
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オオカミ
1938年 京都府
狼の巣穴を荒らして近くの茸を取った。すると狼に憑かれて、一家四人が命を落とした。
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バケモノ
1990年 秋田県
木切り小屋で犬を殺して食べたら、夜化物がきて29人の人の舌を抜いた。犬を食べなかった1人は逃げて、熊に助けられた。そこは三十人小屋といわれ、熊を祀った。
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ダイジャ
1952年 兵庫県
才の谷には谷が100あるが99までしか見つけられず、最後の一つに主が住むという。ある時猟師が犬を連れ奥の谷に行ったら、美しい姫の姿が見えた。追いかけると岩の上に大蛇がいた。吠える犬に火を吹きかけ一飲みにした。猟師は逃げ帰り3日3晩うなされて死んだ。
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オオカミ
1965年 宮崎県
オトゴエ峠で山伏が狼を切ったら、何十匹何百匹というい狼が出て来て、襲ってきた。山伏はそのほとんどを切り殺したが、残りの半死半生の狼をいびったら、それに食い殺された。
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オオカミ
1959年 愛媛県 高知県
狼は小便を飲みにやってくる。また、狼は千匹連れといって、必ず1000匹が群れをなしている。障子の桟にでも1000匹が隠れることができ、聞き耳を立てていて、狼の悪口を言うと必ず祟る。
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イヌ,ダイジャ
1989年 長野県
猟師が犬を連れ、奥山へ狩りに行った。岩の下で休んでいるときに眠たくなったが、連れてきた犬があまり吠えるので、山刀で首をはねた。すると犬の首はそのまま飛び上がって、岩の上で鎌首をもたげていた大蛇に食いついた。猟師は犬斬山の神として犬を祀ったという。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1989年 長野県
猟師が犬を連れ、奥山へ狩りに行った。岩の下で休んでいるときに眠たくなったが、連れてきた犬があまり吠えるので、山刀で首をはねた。すると犬の首はそのまま飛び上がって、岩の上で鎌首をもたげていた大蛇に食いついた。猟師は犬斬山の神として犬を祀ったという。
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ゴロウダユウババ
1921年 島根県
山伏が山中で狼に襲われた。木の上に上って逃れようとしたが、狼が2、30匹肩にのり、一番上に五郎太夫婆さんと呼ばれる狼がのった。山伏が脇差でその狼を切りつけると狼群は逃げた。翌朝隣村でこの話をすると、五郎太夫婆さんは包帯をして寝ていた。
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ヤマイヌ
1989年 長野県
ある猟師が山の神に山犬の子が欲しいと願ったところ、子を二匹授けてくれた。ある時、猟に行くと何も取れなかったので、火を焚いていた。猟師は「俺は夕食食べて寝るが、何も取れなかったので我慢してくれ」と言うと、山犬が尻尾に水を付けて火を消すということを繰り返した。おかしいと思って木に登って見ていると、被せてあった蓑にかみついたので、殺すつもりだと悟って撃ち殺した。
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ババ,タヌキ
1941年 秋田県
ある狩人が山路に迷って、婆の家に泊めてもらうが、その家では夜中に人を喰っていた。狩人が鉄砲で婆を撃つと、大きな古狸の正体を現して死んでいた。
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テング
1951年 埼玉県
名栗村の楢ノ木山のコウモリ穴付近で寝鳥打ちをしていた狩人が、穴の中からホホホという笑い声がして逃げ帰ったが、腰にした獲物の鳥は皮と羽根ばかりになっていた。穴には天狗がいたのだ。
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ヤマイヌ
1989年 長野県
ある猟師が山の神に山犬の子が欲しいと願ったところ、二匹授けてくれた。ある時、猟に行くと何も取れなかったので、火を焚いていた。猟師は「俺は夕食食べて寝るが、何も取れなかったので我慢してくれ」と言うと、山犬が尻尾に水を付けて火を消すということを繰り返した。おかしいと思って木に登って見ていると、被せてあった蓑にかみついたので、殺すつもりだと悟って撃ち殺した。すると先祖に祟ったので供養した。憑き物があるときに、入れ物のほこりを払うと、憑き物が落ちるという。
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ヤマイヌ
1928年 愛知県
狩人が鹿を撃つために山小屋で一夜を明かしたが、退屈なのでつれていた犬をからかって、ウーウーと山犬の鳴き声を真似していた。すると、遠くの山からその声を聞きつけて本物の山犬が集まってきてしまった。どうしようもなく、榾火を大きく燃やして身構えたまま夜明けを待ったという。
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オオカミ,オオキナイヌ
1976年 大分県
昔、東林庵の墓に狼が出た。墓を掘ったり人を襲ったりするので、村人が弓矢で退治しようとしたができなかった。村の年寄りが東林庵にこもって百万遍を唱えていると、どこからともなく大きな犬が現れて、狼を3匹食い殺してくれたという。
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オクリオオカミ,センビキオオカミ
1970年 鳥取県
昔、七村の神主が送り狼に送られてきたが、急に袖を咥えて引張るので引かれるままにしていると、山の頂上に連れて行かた。送り狼は穴を掘って神主をその中に入れた。しばらくすると、街道を千匹狼が行列して通った。神主は送り狼に救われた。
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ヤマイヌ,オオカミ
1984年 長野県
ある時猟師が山犬を1匹撃って持ち帰り家族で食した。夜寝ていると1匹の荒れ狂った山犬が家に入ってきて家族に襲いかかった。夫婦は噛み殺され娘は何とか助かった。山犬の雄か雌の一方を殺したので残ったほうが怒ったのだろう。
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