ヤマノカミサマ 1991年 島根県 山の神さまは山の木に祀ってある。10月9日が祭りで、この日に山に行くと怪我をするという。山の神さまを祀った木や杜を伐った者は、10年も床に伏したり、ぽっくり死んだり、家内や牛が死んだりする。
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(ゾクシン) 1973年 鳥取県 二月九日と十月九日に山の神を祭る。この日は山の神が降りてくる日で、山の木を数えるから山に入ると、木と間違って数えられてしまい、怪我をする。
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ヤマノカミ 1971年 山梨県 毎月17日が山の神の祭の日で、1月17日が春の山の神様、10月17日が秋の山の神様。山仕事をする人はこの両日か12月17日と1月17日、または21日の年2回を山の神の祭とした。山の神の祭りの日に木を切ると怪我をするという。
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ヤマノカミ 1940年 岐阜県 山の神に関する俗信。2月初寅、11月7日が山の講だが、講をしないと山落ちがあるという。山の神は女神で、女性が講の下りものを食べると気が荒くなるという。マドギ・ホウキギ・カモエダは山の神が好きな木なので、切ってはいけないという。山の神は醜女なので、女性が詣ることを忌むという、など。
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ヤマノカミ,テンゴサン 1971年 福井県 山の神様は1月9日と12月9日に祭る。山の神は天狗だといい、この日は10時までに山に行くと必ず怪我をするので、行ってはいけない。山の神が来年の種をまくからとか、山の木の種を拾っているからとか、山の木をどれだけ切ったか調べるからだとか、山に入った者を騙すからだとかいう。
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(ゾクシン) 1980年 岐阜県 山の神に関する俗信。旧1月20日に山へ行くと山の神の祟りがあって木に押しつぶされたりして死ぬので、行ってはいけないという。鉈を山に忘れたりしたとき、男根を振り回すと所在が判るという、など。
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ヤマノカミサン,タタリ 1975年 兵庫県 山の神さんの祭りは、講が中心となっておこもりなどをする。ある講ではこの日に山に入って木を切ると山の神さんの機嫌を損ねると言い、別の講では祟りがあるといわれている。
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ヤマノカミノアソビギ 1941年 福島県 山の神に関する俗信。大枝が2つ、あるいは3つに分かれた木は山の神の遊び木なので無闇に伐ってはいけないという。もし伐ると罰が当たるという。どうしても伐らなければいけない場合は、御神酒を供えて山の神の許可を得てから伐るという。
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ウシ,ヤマノカミ 1933年 熊本県 山の神は強欲だから木の葉を拾ってもその人は病気になると言う。火の木の摩擦により牛が出現したので山の神の祭りは丑の日に行う。この日牛肉を食べると山に入った時に怪我をする。
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ヤマノカミサン,ヤマノカミノタタリ 1974年 兵庫県 山の神さんの祭りの日には、山の神さんを祭っておこもりをする。この日には山の神が木を調べて歩いているので、人間が山に入ると祟るといわれている。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1973年 三重県 山の神に関する俗信。正月7日は宮の境内で、共有山の松の生木を集めて立て、生竹を立てかけて火をつける。少なくとも家族の数だけ切り餅を焼いて食べると、病気をしないとか福が授かるとかいう。山の神は子供ととても仲がよいといわれている。
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ヤマノカミ,テング 1937年 石川県 山の神はすなわち天狗のことである。山へ入ってはならないとされる日には、一切の作業を休むことになっており、これを無視すれば必ず怪我をするなどよくないことが起こる。
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(ヤマニカンスルキンキ) 1956年 宮城県 12日、山ノ神の日に山に行くと怪我をする。彼岸に山に行くと盲目になる。彼岸の中日に伐採・魚取りをすると体が不自由になる。山ノ神の日は生木を切らない。日没後に竹を切ると死人が出る、などの禁忌がある。
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(ゾクシン) 1970年 福島県 毎月17日は山の神の日で山に入らぬのがよい。山の神が木を数えるので入ると怒るのだという。
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(ゾクシン) 1983年 滋賀県 一月九日過ぎまで、山に入ると怪我や災いに合う。その間は、山の神が木の実の種をまくので、邪魔をしてはいけないからだ。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 6月9日には山の神祭をするという。山の神は部落と部落の間の大木の元に祭ってあり、この木を切ると悪いといわれている。毎月9日が山の神祭で行事はないが、お杣さん(きこり)は山へ入らないという。
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ヤマノカミ 1960年 鹿児島県 正月・5月・9月の16日は「山ん神講」で、山の神が木を数える日だから山には入らない。入ると怪我をする。山関係の仕事をしているものは1ヶ所に寄って、一般農家は自分の家で、それぞれ飲み食いして祝う。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 11月16日と1月16日は山の神の日である。1月16日と盆の16日は地獄の蓋が開くといい、山へは行かないという。山に行くと悪い目に遭う。切れ物を使ってはいけないという。この日に怪我をすると、良くならないという。
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ヤマノカミ 1960年 宮城県 2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
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ヤマノカミ,キンキ 1957年 栃木県 山仕事を休み家にいなくてはいけないときがある。山の木改めの祭は鉈で手を切る、カマイタチになるという。木の下敷きになって死ぬこともある。山の神は血を見ることを嫌う。
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